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美姉妹といっしょ♡
「宏ちゃん、私達が気持ち好くさせてあげる~♪」
若菜の瞳が再び妖しく光り、宏を浴槽の縁に座らせると両足の間に陣取ってそそり勃つペニスに唇を被せる。
いきなりディープスロートを仕掛ける若菜に晶は目を見張り、同時に自分の感情を素直に出せ、実行出来る若菜を羨ましく思う。
(あたしも、もう少し素直になろうかしら。そうすれば少しは可愛らしく見てくれるかも。……よしっ)
晶はひとつ決心すると、美味しそうにペニスをしゃぶっている若菜に近付く。
「若菜ちゃん、御一緒してもいいかしら~? あたしもヒロを気持ち好くさせてあげたいの~♥」
頭上から「いい年こいて何ブリッ娘(こ)してんのさっ!」という宏のツッコみが聞こえて来そうな雰囲気を無視し、今まで発した事の無い猫撫で声で言ってみる。
すると若菜は喉奥に呑み込んでいたペニスを慎重に引き抜き、満面の笑みを湛えながら晶に向かって差し出す。
「うんっ♪ 宏ちゃんに喜んで貰おうね~♥」
若菜の隣に晶が来ると宏の足の間に美女が二人、そそり勃つペニスと向き合う格好になる。
晶は若菜の唾液に濡れて光るペニスに手を伸ばし、そっと指を絡める。
「あぁ、硬いわ♪ とても人の身体の一部とは思えない硬さね。それに……熱いわ。火傷しそう♪」
「凄いよね~♪ こんな大きなモノが私達の膣内(なか)に挿ったんだと思うと、不思議を通り越して感動するわ~♪」
晶と若菜の二十本の細い指が亀頭の先から肛門までの間を這い回る強烈な刺激に、宏は腰砕けになる。
一人が亀頭を弄るともう一人が竿をなぞり、片方の手が睾丸を掌で転がすともう片方の手が肛門を擦(さす)り、突(つつ)いて来る。
二人の息の合った絶妙なコンビネーションに宏のペニスは上に下に、右に左にと動かされ、鈴口から大量のカウパー汁を二人の指に撒き散らす。
「ふふ♪ ヒロのオチンチン、ピクピクしてるわ♥」
晶は大きな瞳を嬉しそうに目を細め、指を口に含むと溢れたカウパー汁を唾液と共に亀頭に塗り込んでゆく。
すると今まで鈍いピンク色に輝いていた亀頭が更にテカテカに光り、見覚えのある逞しい姿へと変貌する。
若菜はより宏らしく(?)なった肉棒に頬ずりしてから両手で竿に触れて来る。
「ほらほら、ここから私達の膣(なか)に挿(はい)って来て~、この張り出した所で処女膜を破ったんだよ~♪」
若菜は鈴口からカリ首まで指を滑らせ、大きく開いたカリ首の所でぐるりと一周させる。
晶も感慨深げに指を鈴口に這わせる。
「この部分があたしの膣(なか)に最初に挿ったのね……♥ んふ♪ 同時にヒロの童貞も貰ったのよね~♪」
何処と無く嬉しそうに言う晶に、若菜が瞳を輝かして聞いて来る。
「ねぇねぇ、宏ちゃんの初めてを貰った瞬間って、どんな感じだった~?」
「んとね、あたしのオマンコにヒロの熱いオチンチンが初めて触れた瞬間、と~~~~~っても嬉しかった♥ 痛さへの恐怖よりも愛する男性(ひと)とひとつになれる嬉しさで胸が張り裂けそうだったわ♥」
晶は宏との初夜を思い出しながら指を亀頭全体に這わしてゆく。
「この部分があたしの膣(なか)を押し広げながら挿(はい)って来た瞬間は凄く痛かったけど、ヒロとの距離がゼロになった証拠だから逆に嬉しかったし、ヒロの初めての女になれたと言う満足感もあったわ♪」
晶は目元を赤く染め、ガマン汁に塗(まみ)れた指先で玉袋から亀頭までを撫で上げる。
と、ここで晶が若菜にすまなそうに頭を下げる。
「ごめんね、ヒロの童貞あたしが貰っちゃって。若菜ちゃんもヒロの初めての女性(ひと)になりたかったんでしょ?」
「確かに結ばれる前まではそう思ってたけど~、今は全然気にして無いよ~。優姉さんも言ってたじゃない、順番は関係無い、大切なのは愛する男性(ひと)と契る事だ、って。それを聞いて~、私は順番はどうでも良くなったの~。だって、大好きな宏ちゃんに処女を捧げる事が出来るだけで幸せだと思ったから♥ そ・れ・に~、宏ちゃんが自分の意思で最初に選んだ女性(ひと)は晶姉さんなんだもん♪」
若菜は宏の玉袋と肛門を弄(まさぐ)っている指を止める事無く、晶の大きな瞳に向かってウィンクする。
「ありがとう。そう言って貰えて嬉しいわ♪」
若菜の晴れやかな笑顔で見つめ返された晶は逆に照れてしまい、竿を扱く手に力が篭ってしまう。
「はうっ! あぁっ! き、気持ち好い……♥」
宏は二人の赤裸々なやり取りと絶妙な力加減で蠢かす指にペニスを大きく上下に震わせてしまう。
その度にガマン汁を噴き出させ、晶と若菜の指の動きをより滑らかにさせてゆく。
亀頭はプックリと膨れ、カリは大きく開き、硬く熱い茎(みき)には太い血管が幾つも浮き出して今にも破裂しそうになっている。
晶は若菜に目配せをし、若菜も嬉しそうに小さく頷く。
「それじゃ、一緒に♥」
「いっただっきま~~す♥」
宏は晶が右側から、若菜が左側から舌を伸ばして来るのを快感の渦の中からボンヤリと見つめる事しか出来無かった。
二人は舌を平たくして竿の左右から同時に舐め上げ、カリ首の出っ張りを舌先で弾く。
晶は返す舌先で亀頭の裏側の皮が集まっている部分を強く舐め擦り、鈴口から溢れている汁を吸い出す。
若菜は尖らせた舌先を裏筋に沿って玉袋まで這わせ、口を大きく開いて睾丸を頬張る。
二人は愉しそうに亀頭を頬張り、吸い上げ、唇でカリ首を扱き、竿を横咥えにして甘噛みし、睾丸を口に含む。
その間、四本の手、二十本の指は竿は勿論、膝裏から内腿、尻、肛門、果ては乳首までをも刺激して来る。
宏のペニスは鉄板をも突き破れそうな程硬く反り返り、ガマン汁を大量に垂れ流して早く射精(だ)したいと二人に向かって訴える。
「ああっ、す、凄いっ! こ、こんなのっ、は、初めてっ!! きっ、気持ち好過ぎるっ!!」
目をギュッ、と閉じ、歯を食いしばって暴発を防いでいた宏はオナニーや普通のセックスでは決して味わえない快感に堪え切れず、風呂場のタイルの上へ仰向けに倒れ込んでしまう。
そして無意識に腰を突き上げ、二人に早く射精さ(イか)せてくれとおねだりしてしまう。
宏の悶え苦しむ顔を嬉しそうに眺めた若菜は浴槽から上がり、宏の顔を逆向きに跨ぐとゆっくりと和式トイレの要領で腰を下ろす。
「宏ちゃん、見て~♪ 宏ちゃんの逞しいおちんちん舐めていたら、こんなになっちゃった~♥」
若菜は無毛の股間を見せ付ける様に鼻先へ晒し、両人差し指と中指を使って白い蜜で溢れた秘裂を割り開いた。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
宏は若菜の股間から漂う芳醇な香りに誘われる様に首をもたげ、舌先を伸ばして熱く滑(ぬめ)ったワレメを舐め上げる。
薄ピンク色に輝く大粒のクリトリスを舌先で弾き、吸い、甘噛みする度に若菜は内腿を細かく震わせ、白い蜜を大量に宏の顔に降り撒いてゆく。
「ああんっ! 宏ちゃんの舌、気持ち好いっ~♪ もっと、もっと舐めてぇ~♪」
秘裂を這い回る宏の舌に若菜は嬉しそうに顔を綻ばせ、遂には宏の顔に座り込むと腰を前後に振って更なる快感を取り込もうとする。
鼻先を使って膣口を掻き回し、両手で自らバストを揉みしだいて硬く勃起している乳首を扱き出す。
宏に喜んで貰う為に天然無毛の股間を晒した筈なのだが、宏からの愛撫を受けていつの間にか己の性感を満たす為に股間を擦り付けている事に若菜自身気付いていない。
「あんっ、あはんっ! 宏ちゃん、宏ちゃんっ♥ 好きよっ♥ 大好き~っ!」
若菜は股間を這い回る宏の舌と熱い息遣い、そして太腿から伝わる温もりに全身を朱に染めて想いの丈を宏にぶつける。
宏は若菜の淫靡な腰使いにペニスをビクビクッ、と更に大きく膨らませ、ガマン汁をトロトロと滴らせる。
晶は若菜の顔面騎乗に歓喜の汁を流すペニスを見て女として欲情を掻き立てられる。
喉奥を開いて亀頭を深く迎え入れ、舌を竿に絡ませながら根元を指で扱き、同時に睾丸を弄びながら肛門に指を立てて宏を攻め立てる。
そして唇で大きく開いたカリ首を扱き、舌先を尿道口に突き立て、パンパンに張り詰めた亀頭を舐め上げる。
晶は愛情を込めて宏のペニスをたっぷりと舐め扱いてゆく。
「んんぐ~~っ! んぐっ! んん~~~っ!」
口を濡れた秘裂に塞がれた宏は悦びの声を上げられず、くぐもった声しか出せない。
替わりに腰を大きく何度も突き上げ、晶に快感の大きさを指し示す。
晶はそんな宏の反応を嬉しそうに眺め、湯船から上がると宏の下腹部に跨る。
「ヒロ、今イカせてあげるからね♥」
そう言いながら熱した鉄の様なペニスを掴み、愛液で溢れた女の入り口に亀頭を宛がうとゆっくりと腰を下ろす。
「あはんっ♥ ああっ! ヒロがっ、ヒロが挿って来るっ! ヒロッ、ヒロッ♥ はあんっ♥」
晶は宏に処女を捧げてから初めての交わりに嬉しさを爆発させる。
実家に帰っている間、宏との初夜を思い出しては一人で慰める日々が続いていたのだ。
しかし今日からは心置きなく宏とひとつになれるかと思うと心が弾み、身体が無性に宏を求めていたのだった。
初めての騎乗位にも何の抵抗も無く跨る事が出来、宏も腰を突き上げてくれたのですんなりと膣奥まで挿入する事が出来た。
「ああっ、判る……♪ ヒロが、ヒロがあたしの膣内(なか)で震えているのが判るわ♥」
晶は宏の腰の上に座り込むと大きく息を吐き、ペニスの挿入感覚を堪能する。
初体験の時はさすがに気分的にいっぱいいっぱいだったので宏を感じる余裕が殆ど無かった。
残っているのは破瓜の痛みと、ひとつに結ばれた嬉しさだけだったのだ。
だが、今回はもうお互い処女と童貞では無い。
ひとりの女として、晶は宏をもっと感じようと股間に意識を集中させる。
すると愛する男の逸物が膣壁を目一杯押し広げている圧迫感や子宮口に触れている亀頭の熱さ、宏の鼓動に合わせてヒク付くペニスの動きが手に取る様に判った。
「凄いわ♪ あたしの膣内(なか)がヒロで満たされてる♥」
晶は嬉しそうに目を細め、無意識に宏の胸からお腹にかけて両手で何度も何度も撫で回して宏と繋がった幸福感に酔いしれる。
宏はペニスが温かく滑(ぬめ)っている膣壁に包まれてゆく感覚に身体を震わせた。
(ああっ、晶姉の膣内(なか)に挿っていく……♪ 晶姉っ、晶姉っ♥)
愛する女性(ひと)の奥深くまで入り込もうと腰を突き上げ、晶を迎え入れる。
ペニスから伝わる、口とは違う柔らかな感触に宏の肉棒は更に硬く、熱を帯びて来る。
晶の尻が宏の腰に密着すると温かい柔肉に竿の根元からピッチリと包み込まれ、襞(ひだ)が細かく蠢く感触に宏は思わず精を洩らしそうになってしまう。
幾ら優との交わりでセックスの快感に慣れて来たとはいえ、焦らされ続けたペニスには酷な刺激だった。
宏は射精感をやり過ごす為に目の前のワレメに意識を集中させ、口撃を激しくする。
プックリと膨れたクリトリスを親指で捏(こ)ね回しながら舌先を尖らせて膣口へ突っ込み、入り口を撹拌する。
溢れる蜜を啜りながら膣内(なか)まで舌を伸ばしてかき回し、硬くしこったクリトリスを指で挟んで扱きあげる。
「ひゃんっ! はあんっ、は、激しいっ! ひ、宏ちゃん、激しいっ!」
余りの刺激の強さに若菜は腰を浮かせ、逃げ腰になってしまう。
しかし宏は片手を開かれた太股に回して押さえ込み、動けなくさせてから更に若菜を追い込んでゆく。
グリーンピース大に膨れているクリトリスを舌先で弾きながら指で秘唇の縁をなぞり、膣前庭を擦り上げる。
処女膜の残滓(ざんし)に指を引っ掛けて外側へ弾く様に指を動かし、中指を熱い膣内(なか)へと押し込んでゆく。
「はあんっ! ゆ、指がっ! 膣内(なか)にっ、膣内(なか)に挿ってっ……!」
若菜は宏の顔面に跨ったまま口から涎を垂らし、首を左右に大きく振って悶え苦しむ。
宏からの激しい口撃に好い様にあしらわれ、逃げる事も出来ないのだ。
次から次へと襲い来るエクスタシーの波に若菜の意識は次第に遠くなってゆく。
晶は若菜の艶やかな悶えっぷりに目を奪われていたが、宏と若菜の妖しい雰囲気に触発されて自ら腰を上下に動かし始める。
「ああっ! ヒロが擦れてる……♥ 膣内(なか)で擦れて……♥ あんっ!」
しかし初めての騎乗位なので膣内(なか)でペニスがゴリゴリと擦れる感覚に翻弄され、上手く腰を動かせられない。
「ああん、もっとヒロを感じたいのに……。これじゃ……ヒロをイかせられないわ」
晶は一旦動きを止め、宏の腰の上に座り直す。
そして今度はそのまま腰を前後に揺すってみる。
「あん♥ これ、いいっ! クリちゃんも擦れて……はあん♪ ヒロを感じるわ~♥」
コツを得た晶は宏の腰の上で卑猥なダンスを踊り始める。
しとどに濡れた肉壺が宏の勃起肉を優しく包み込んだまま前後左右に揺らめき、絞り上げる。
次第に腰使いに慣れた晶は上下の動きも加えて宏のペニスを攻め立てる。
と、ここで晶にも変化が現れた。
恥丘を宏に押し付けてクリトリスを擦り上げた時、膣奥まで呑み込んだ亀頭が子宮口に触れると痺れる様な快感を得られる事に気付いたのだ。
「はあん♥ 気持ち好いっ! これ、いいわ~~♪ ヒロが膣内(なか)でいっぱいになって……最高~♥」
晶は興奮で張り詰めた乳房を両手で揉みしだき始めた。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
(あら? 晶姉さんったら、あんなに腰振っちゃって~♪ 宏ちゃんのおちんちん、余程気持ち好いのね~♥)
若菜は小さなアクメを何度も迎えつつ、目の前で宏に跨り、大胆な腰使いで逸物を貪っている晶の艶姿を見つめる。
やがて晶が自ら乳房を揉みしだき始めると若菜は手を伸ばし、晶の手をそっと退かすと乳首を指の股に挟んで八五センチの乳房全体を下から持ち上げる様にして捏(こ)ね始める。
シルクの様な肌触りに掌に吸い付くお椀型のバストは柔らかさの中にも中心から押し返す様な弾力に満ち、若菜の指を心地良く弾き返して来る。
「ああっ! わ、若菜ちゃんっ! だ、だめぇ~! ちっ、乳首弄っちゃ駄目ぇ~!!」
若菜の指が尖った乳首を捉えると晶は瞳を硬く閉じて身体をビクンと震わせ、上体を捩(よじ)って快感から逃れようとする。
しかし若菜は口の端を小さく上げると本格的に乳首を弄り始める。
晶の本能的な動きから若菜は宏でさえまだ判っていない晶の性感帯を見抜いたのだ。
親指と人差し指で大きく硬く尖った乳首を扱き、捏ね回し、弾いて乳房に押し込む。
「はあんっ♪ あんっ! ああん~~~♥」
執拗なまでの若菜のねっとりとした愛撫に晶は大きく喘ぎ、上体を支え様と若菜の腕に手を掛けようとした。
ところが手を伸ばした先には掌にすっぽりと収まる若菜の七八センチの双丘が待ち構えていた。
「晶姉さん~、私のおっぱい揉んでぇ~♪ いっしょに気持ち好くなりましょう~♥」
若菜の甘い声が晶の耳朶をくすぐり、快感に溺れている晶の頭に心地良く染み込んでゆく。
晶は股間から這い上がって来る快感と乳首に受ける快感に理性が弾け、同性同士である事も全く気にせずに若菜の小振りながらも弾力のあるバストを掌に収めて揉み始める。
上体を晶の方へ傾けた若菜は股間からの刺激と胸からの刺激で更に愛液をドバドバと噴出させ、宏の顔を蜜だらけにしてゆく。
「はあんっ! 感じる~っ! おっぱい好いのぉ♪ おまんこも好い~っ♥ みんな大好きぃ~♥」
汗と湯気で額に髪を貼り付かせ、長い髪を左右に激しく揺らし、涎を垂らしながら腰を前後に動かす若菜は最後の高みへ昇ってゆく。
晶も宏のペニスを膣壁で扱いて快感を与える代わりに熱い亀頭で子宮口を突(つつ)かれ、若菜からは尖った乳首を弄られて今まで感じた事の無い快感の渦へと呑み込まれてゆく。
「ああんっ! 怖いっ! どうにかなりそうっ! こんなの、初めてぇ~!」
晶はオナニーでは得られなかった未知の快感に恐れ慄き、年長者としての威厳もかなぐり捨てて助けを求める様に若菜のバストを強く握り締めてしまう。
若菜は晶の乳首を激しく攻めながら荒い息の中で快感までの道筋を解いてあげる。
「こ、怖がらなくても大丈夫っ! ひっ、宏ちゃんだけを、考えて、全てを、受け入れて~っ♪ わっ、私も、もうすぐ、イクッ、イッちゃうっから♥」
「い、イクッのねっ! ヒロといっしょにイクのねっ♪ ああっ! ヒロッ、ヒロッ♥ 好きよっ! 愛してるっ♥」
若菜も晶も宏の身体の上で淫靡なダンスを踊り、三人で互いに快感を分かち合おうとしている。
宏も晶の膣内(なか)で無数の皺がペニスに絡み付き、きつく締め付けて来る感覚に翻弄され、目の前で晒されている若菜のパイパンの秘裂にも視覚と味覚、触覚を刺激されて射精へのカウントダウンが始まる。
「む゛む゛っ! む゛っんん~~~!!」
若菜の秘唇に口を塞がれた宏は「イクッ! イッちゃう~~~!!」と叫ぶ事も出来ないまま腰を何度も突き上げ、晶の子宮口に激しく亀頭を突き入れると同時に若菜のプックリと充血したクリトリスを唇ですり潰し、膣内(なか)に入れた中指をかぎ状に曲げてお腹側の膣壁にある出っ張りを強く押し潰す。
「ひぎぃっ!! いっ、イック~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」
若菜はクリトリスとGスポットを同時に刺激され、大量の白い蜜と涎を噴き零(こぼ)しながら全身を激しく痙攣させて昇り詰める。
「!! あっ、ああぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」
晶は若菜が絶叫する中、子宮口にペニスが突き刺さった衝撃とイった弾みで若菜が握り潰した乳首からの刺激で宏に跨ったまま潮を噴きながらアクメの声を浴室内に響き渡らせる。
宏は顔面に降り懸かる甘酸っぱい蜜と膣壁が蠢きながら万力で締め付けられる様な快感に大量の白濁液を晶の膣内(なか)へ勢い良く噴出させる。
どびゅ~~~~っ!! どびゅびゅびゅっっ!! どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ!! どっくんどっくんっ……。
子宮口に熱い亀頭を宛がわれたまま焼けたザーメンを大量に浴びた晶は更なるアクメを迎える。
「ああっ! 熱いっ!! ヒロがっ、ヒロがいっぱい当ってるっ!! ああ~~~~っ!!!」
晶は手の中の乳房を握り締め、全身を細かく震わせて宏の新鮮な精を身体の奥で受け止める。
若菜はイった直後に晶からバストを強く揉み込まれ、連続するエクスタシーに止めを刺される。
「ひゃんっ!! あっあぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!」
若菜が最初にイき、晶、宏と伝染して再び若菜に宏、そして晶へとエクスタシーが三人の間を駆け巡ってゆく。
宏は若菜の充血した秘唇が大量の蜜の中で自ら蠢く様を目の当たりにし、最初の射精の勢いのまま晶の子宮へ熱いザーメンをたっぷりと何度も何度も注ぎ込む。
「はあんっ♥ どんどん入って来るっ! いっぱい、いっぱいヒロが入って来る~~~♥」
晶は腰を震わせ、オルガスムスで意識朦朧としたまま若菜に抱き付き、若菜も全身を弛緩させて晶にすがり付く。
二人は宏に跨ったまま顔を寄せ、そっと唇を重ねると濃厚なキスを交わしながら宏から与えられた絶頂の余韻をじっくりと味わう。
「あふん♪ んん♪ んふん♥」
若菜と晶の白い肌はエクスタシーと風呂の熱気で濃い桃色に染まり、長い黒髪が汗と湯気で身体に纏わり付いて妖艶な女の色気を振り撒いている。
宏は最後の精子を晶の子宮へ送り込むと全身を弛緩させて若菜の股間から口を外し、大きく息を吐いて肺へ目一杯酸素を取り込む。
しかし未だに根元から亀頭の先まできつく締め付けて蠢く晶のヴァギナと顔面に掛る若菜のお尻の柔らかい圧迫感と温もり、そして秘唇のプヨプヨ感と秘核のコリッとした感触、愛液の味と香りにペニスは一向に萎える気配を見せない。
「あんっ♥ ヒロったら、ちっとも小さくならないじゃない♪ なら、次は若菜ちゃんの番ね♪」
晶は射精し終わっても鋼の様に硬いペニスをゆっくりと引き抜き、若菜に場所を譲る。
若菜はそのまま宏の腰の上まで前進すると身体の向きを変え、宏と向き合う騎乗位の形になると蜜と精液に塗れたペニスの根元を掴み、ゆっくりと腰を下ろした。
(つづく)
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「ちょっと、あんた達っ! いったい何時までお風呂に入ってんのよ! 折角の料理が冷めちゃうじゃないっ!!」
風呂から上がった宏達を待ち受けていたのは、額にピキマーク(怒りの印)を大量に浮べた千恵だった。
リビングにはテーブル(アパートで使っていたちゃぶ台の他、ダンボール箱を繋げてその上に板を置き、シーツを敷いて仮のテーブルとした)と人数分の座布団が置かれ、その上にはビールグラスや数々のご馳走が山盛りになって湯気を立て、主(あるじ)の着席を今か今かと待ちわびている。
宏は何時も夕食前に風呂へ入るのが常で、一日の汗と埃を流してからでないと夕食を摂る気分になれない。
そこで汗を流していた宏の所へ若菜と晶が乱入(?)し、なし崩し的に一戦交えてしまったのだ。
「ご、ごめんっ! ちょっと長湯になっちゃった」
千恵に頭を下げた宏が時計を見ると、既に十九時を回っている。
宏が風呂に入ってから優に一時間半が経過していた。
「ったく~~っ、なんで背中を流す『だけ』でこんなに時間が掛かるのよ!?」
最初は宏が風呂に入っている間に若菜と千恵の二人で夕食を作っていたのだが、途中で若菜が宏の背中をみんなで流そうと提案して晶は賛成したものの千恵は恥しさから断念し、残ってくれた優に調理の続きを手伝って貰っていたのだ。
千恵が若菜を睨むと、若菜は悪びれた様子も無く姉に向かって舌をチロッと出す。
「だって~、宏ちゃんといろいろとお話してたら『色々と』盛り上がっちゃったんだもん♪ ごめんね~」
「ふ~~ん、『色々』、ねぇ~」
千恵は晶に視線を移し、じ~~~っとジト目で見つめる。
その視線には「何で晶さんまで若菜と一緒になって騒ぐの? 本来なら貴女は若菜の暴走を止めるべき役割じゃないの!?」という意思が込められ、鋭く晶を貫く。
千恵は相手が年上であろうと誰であろうとも、間違った事はビシッ、と指摘するタイプなのだ。
晶も先に宏に抱かれた事で気が咎めたのかさっと目を逸らし、頬を指で掻きながら乾いた笑い声を上げる。
「あ……、あはは~、ごめんね。あたしもつい、調子に乗っちゃって」
晶の応えに優は苦笑しながら千恵の肩に手を乗せ、諦めた様に小さく首を振る。
「……今日は新しい家(うち)での新たな生活の第一歩。みんな嬉しくて浮かれまくってる」
千恵は優の言葉には同意するものの、晶と若菜の妙にスッキリとした表情とツヤツヤした肌を見て胸がチクッ、と痛み、そして大きな溜息を付きながら肩をガックリと落とす。
若菜が先頭になり、晶もいっしょになって宏と交わった事が容易に想像出来たのだ。
(あたいはまだキスしかしてないのに……)
この時、心の奥底で嫉妬心とは違うドス黒い感情が芽生えた事に、本人はもとより誰も気付く者はいなかった。
「別に宏と『交わるな』とは言わないけど、もうちょっと周りの状況とかを考えてくれると、ありがたいんですけど?」
宏は首を竦めて千恵の皮肉めいたお小言を聴き、若菜と晶は宏の背中を流すだけに止(とど)まらなかった事が千恵にバレてしまい、顔をほんのり赤く染めながら俯いてしまう。
と、ここで宏の精を膣内(なか)で存分に浴びて気分の浮かれた若菜が言わなくても良い事をつい言ってしまう。
「判ってるわよ~♪ ちゃんと姉さんの分は残して来たから♥ 後でたっぷりと宏ちゃんに注いで貰ってね~♪」
一瞬の静寂の後、屋敷中に千恵の怒号が響き渡り、三十分以上に亘って宏と優が必死になって怒り狂う千恵をなだめ、頭を抱えてうずくまる若菜を晶が苦笑しながら慰めるハメになってしまったのだった。
☆ ☆ ☆
ちょっとした波乱(?)があったものの普段以上に愉しく、賑やかな夕食が済み、ひと段落した所で千恵と優が風呂へ入り、宏はリビングで旅雑誌「るぶぶ」を見ながらくつろいでいた。
そこへ宏の左隣でテレビニュースをチェックしていた晶がふと気付いた様に声を掛けて来る。
「ねえ、ヒロは今夜寝る場所はどうするの? ベッドもないままフローリングに布団を敷いて寝る? それだと明け方とか結構冷えるから空いている和室で寝た方がまだ温かいと思うけど?」
「あ、そうか。うん、そうだね。どうしようかな……」
宏も今気付いたとばかり晶の顔を見、そして天井を見上げて思案する。
昼間の部屋割りで、「この家で一番広い部屋は家長である宏に」、という意見が優から出され、若菜や千恵、晶も強く賛同したので北東側の洋間は宏の部屋としてすんなりと決まったのだ。
ところがその後、宏の部屋の向い側、つまり東廊下側の和室二部屋を巡って若菜、晶、千恵の三者で壮絶な(?)部屋取り合戦が繰り広げられる事となった。
その心は「宏の近くに居たい」という一点のみ。
「あたしは朝日を浴びて目を覚ましたいから、東廊下側の部屋を使わせて貰うわ♪」
「綺麗好きな私はお風呂が近くにないとダメなの。だから私は東廊下側の部屋を使うわね♪」
「あたいは洗濯とかしないといけないでしょ? だから洗濯機のある脱衣所に近い部屋じゃないとね♪」
晶、若菜、千恵の最もらしいがこじ付けっぽいプレゼンテーションに宏と優は早々にさじを投げた。
これでは一生掛かっても部屋は決まらない。
そこで鶴(宏)の一声で、恨みっこ無しのジャンケンで決める事にした。
何度もあいこが出る中、最初に部屋を選ぶ権利を得たのが若菜だった。
若菜は出窓があるという理由で玄関と風呂に一番近い和室を選んだ。
次に勝ち上がったのが晶で、自動的に東廊下奥の南東側の和室になった。
千恵は若菜に負けた事で悔しそうにしていたが、宏の部屋に少しでも近いという事で西廊下のリビングの隣の和室を選んだ。
ところが実際よくよく考えてみたら、社会人組(宏と晶)は朝が早く、夜も遅い時があるので玄関と風呂が近い東側の部屋が使い易いという事に皆が気付く。
若菜は食事の世話をするのでやはり朝が早く、社会人組みと生活のリズムが近いので東廊下側で台所に近い部屋で正解だったのだ。
千恵は若菜と一緒に台所に立つ頻度が高いという理由で台所に一番近い西廊下手前の和室にして正解だし、優に至っては最初からどの部屋でも良い、と言うので西廊下奥にある、屋敷で一番静かだろうと思われる南西側の和室に決まった。
残る西廊下の北西側の和室は客間として使い、納戸はパソコンルーム兼書斎として使う事にして部屋割りは無事に終了したのだった。
「ん~~~、今日は……客間で寝ようかな」
宏が客間で寝ようと決めかけた時、晶から普段よりトーンを落とした声が掛る。
「なんだったら、あたしの部屋で寝る? 歓迎するわよ♥」
晶の艶っぽい流し目に心が揺らいでいると、ひとりで五人分の食器を洗っていた(夕食を遅らせた上に姉を激昂させた罰として千恵からきつく言い渡された)若菜がエプロンで手を拭きながら血相を変えて駆け寄って来た。
恐ろしい地獄耳である。
「ちょ~~~~~~~~~っと待ったぁ~~~~~~~~~~~~!! その話、聞き捨てならぬぞ!」
((今は江戸時代か!))
宏と晶の無言のツッ込み視線に怯む事無く、若菜が宏の右隣に勢い良く座り込む。
そして宏の右腕を取ると胸の谷間に挟みながら甘えた声で宏を篭絡する。
「今夜は~、私と一緒に寝るのよね~♥ ムフ♪ 朝まで一緒~♥」
宏が右腕に感じる柔らかくも弾力のある双丘に関心が寄ると、今度は晶が宏の左手を取り、スカートを捲り上げて横座りしている自分の両太股の間に挟み込む。
「あら、今日はあたしがヒロを朝まで暖めてあ・げ・る♥」
耳元で囁かれ、温かく、スベスベしてむっちりとした太股の感触に宏の理性が蕩けかけると若菜は更に腕を強く抱き締め、身体全体で擦り寄って来た。
若菜と晶が宏を挟んで軽い電撃を飛ばし合っていると、風呂から上がった千恵と優がリビングに現れた。
ポニーテールを解いて髪を下ろした千恵はいつもと違ってアダルトな雰囲気になっているが……。
「……あんた達、何やってんの? 若菜、洗い物は済んだの?」
「丁度終わったよ~。今は関が原の決戦中なの~」
千恵が言葉鋭く問いただすと、若菜は腕を抱いたまま良く判らない答えを返す。
どうやら宏の寝場所をめぐっての晶との対決(?)を指しているらしい。
「今夜、俺の寝床を何処にするかで……。ほら、ベッドが無いからフローリングに布団敷じゃ寒いだろう、って……」
宏がジト目で見つめてくる千恵に向かって半分困って、半分デレッとして応える。
と、そんな宏のにやけた態度に千恵の心の奥底に潜んでいたドス黒い感情が溢れ出し、棘のある氷点下の声で宏に言い募る。
「あら~、我が夫君はモテモテでよろしいですわねぇ~、鼻の下デレッと伸ばしちゃってまぁ、素敵です事!」
千恵の怒気を孕んだ台詞に晶と若菜は流石にこのままではマズイと一瞬で感じ取り、二人同時に宏から離れて立ち上がると必死になって千恵をなだめに掛る。
そんな禍々しいオーラを全身から放つ千恵の横顔を見ながら、優は冷静に千恵の心境を分析する。
「……千恵さん、今日一日ヒロクンとちゃんとしたスキンシップまだ取れてないのに真っ先にお姉ちゃんと若菜さんがヒロクンに抱かれ、追い討ちを掛けるみたいに目の前でイチャイチャされて疎外感を強く感じてしまったみたいだね。……ヒロクンも、もうチョット千恵さんを気に掛けてあげてもいいのに」
自分に向けられた優の思案気な表情から、宏は千恵の心情を読み取ると同時に己の迂闊さに凍り付き、浮かれていた自分を心の中で激しく罵倒し、何度も殴り付けて大いに反省する。
そしてゆっくりと立ち上がると晶と若菜を片手で制し、千恵の手を取って大きな瞳を真っ直ぐに見つめる。
「千恵姉、今夜一緒に寝てもいいかな? 俺の部屋、ベッドがまだ無くて床に布団敷いても寒いんだ。だから千恵姉の部屋で寝させて欲しいんだ」
宏は千恵の手をギュッ、と両手で包み、唇を寄せて手の甲にキスをする。
千恵は一瞬嬉しそうな表情になったものの、まだ完全に腹の虫は収まらない。
「宏には素敵な奥さんが二人もいるでしょっ! そっちに行ったら?」
手は宏に預けたまま視線を晶と若菜に向け、わざとつっけんどんな態度を取ってしまう。
千恵とて、みんなに対して怒っている訳では無い。
ただ、若菜や晶の様に積極的にみんなの前で宏にアプローチ出来無い自分を歯痒く思っていた所へ、拠り所である宏が成り行きとは言え千恵を気遣う仕草も見られず、今まで放って置かれた事が辛く、悲しかったのだ。
自分自身の不甲斐無さと、宏と触れ合えない淋しさ――
これが千恵のドス黒い感情の正体だったのだ。
「俺は千恵姉と一緒に居たいんだ。千恵姉だって妻のひとりなのに今まで放って置いてゴメン。ホントにゴメンね」
宏の真剣な眼差しに、やっと自分に振り向いてくれた、気持ちを判ってくれた、という思いに千恵の頑(かたく)なな心がゆっくりと溶けてゆく。
千恵は大きな息を吐くと宏の手を逆に握り返し、小さく微笑みながら呟いた。
「いいわ。一緒に寝ましょう♥ 宏に風邪でも引かれたら大変ですものね♪」
ここまで来てまだ素直に嬉しいと言えない千恵に、優は苦笑しながら語り掛ける。
「……良かったね、千恵さん。でも、もうチョット素直になると、もっと可愛くなる」
若菜と晶もこれで一安心とばかりに笑顔が戻り、口々に千恵に詫びを入れる。
「ごめんね~、姉さん。宏ちゃんを独占しちゃって~」
「千恵ちゃん、ごめんなさい。千恵ちゃんの気持ちを忘れてちょっと浮かれ過ぎてたわ」
「ううん、いいの。あたいが素直になれなかっただけ。誰も悪くはないわ」
千恵は本来の明るい表情に戻るとそれぞれが手を取り合って互いに詫び合い、やがて笑い声が起き始める。
妻達のちょっとした擦れ違いがすっかり解消されると千恵はゆっくりと宏に向き直り、上目遣いに見つめて来た。
「ゴメンね、宏。あたいの我が侭でみんなを嫌な気分にさせちゃったわね……」
「そんな事無いっ! 千恵姉は悪くないっ! 俺が考え足らずだった。これから気を付けるよ。みんな平等に愛する、って。決して誰一人として淋しい思いはさせない、って」
千恵の言葉を遮り、宏は力強く誓う。
そんな宏に千恵は大きく頷き、いつもの明るい笑顔を見せてくれる。
そして大胆な提案をみんなに投げ掛けて来た。
「どうせならあたいの部屋へみんなの布団を持ち込んで、そこでみんな一緒に寝ましょう♪ 五組の布団を敷けば広いベッドとそう変りはしないわ。ね、そうしましょ♪」
そう言うと宏に向かってウィンクする。
「但し、今夜はあたしから抱いてね♥ その次に優さんをね♪ そのあと晶さんと若菜ね♪ ガンバレ、旦那様♥ 今夜は寝かさないわよ♥」
千恵の吹っ切れた(ぶっ飛んだ)台詞に宏と晶、若菜はお地蔵さんの様に固まってしまう。
(((いつもの純情純真な千恵はいったい何処へ?)))
ただひとり、優だけは優しい眼差しでようやく素直になった千恵を見つめていた。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
「宏、あたい、どうかしてた。宏にはあたいの他に三人の妻がいるのだから、さっきみたいな事はしょっちゅう起こる事だと判っていたのに。でもいざ目の当たりにすると一緒に甘えられない自分に苛立ち、イラついて自分の心の弱い部分が出ちゃったのね。ふふっ♪ まだまだ恋する女として未熟だわ♪」
宏が千恵の部屋へ晶と若菜の敷布団を運び終え、みんなの布団を敷き始めると隣で一緒に布団を敷いている千恵が口を開いた。
しかしその口調は重々しい物では無く、自分で自分を冷静に分析しているかの様だ。
千恵は宏に視線を向ける事無く、自分に言い含めるかの様に言葉を続ける。
「昔から宏はあたい達をどんな時でも大切にしてくれるし、決して蔑(ないがし)ろに扱わない事を判っているのに、あたいは宏よりも自分の弱い心に従ってしまった……。相手を信じない女に恋する資格は無い、って以前若菜に言った事があるの。今回はあたしが言われる立場だわね」
肩を竦め、薄く笑いながら心の内を吐露する千恵に宏は胸が締め付けられる。
宏は唇を噛み締め、枕を並べながら言葉を紡いでゆく千恵をただ黙って見ている事しか出来ない。
自分の至らなさで千恵に辛い思いをさせた事が悔しいのだ。
「宏だって毎回毎回四人同時に相手する訳にもいかないだろうし、晶さんや優さんだって宏に甘えたい時だってあるでしょ? でもそれを目にする度に心を乱していたら、とてもじゃ無いけど宏の妻は務まらないわ。だから今回の件で判ったの」
そう言うと、千恵は初めて宏に視線を向けた。
その表情は何の憂いも無い、晴れ晴れとした表情に戻っている。
「もっと若菜みたいに素直になって宏に甘えれば良い、ってね♪ 甘えたい時は遠慮なく甘え、そうでない時はみんなを温かく見守る。最初からそうすれば良かったのね。恋は盲目、って言うけど実感したわ♪」
軽やかに声を上げて笑う千恵からは、さっきまでの刺々しい雰囲気は微塵も感じられない。
自分なりに完全に吹っ切れたのだ。
宏は古い自分を捨て、新たな自分を手に入れた千恵の明るい笑顔に普段以上に心がときめき、その美しさに魅了されてしまう。
千恵に向き直った宏は細い小さな手を両手で挟み、改めて詫びを入れる。
そうしないと宏の気が済まなかったのだ。
「千恵姉、俺の方こそ新しい家(うち)でみんなと一緒に生活出来る事で浮かれてた。それで千恵姉と接する機会が減っている事に気付かなかったんだ。ごめん」
千恵の頭の高さまで頭を下げ、目を瞑ってそのままの姿勢で千恵の返事を待つ。
と、宏の頬に温かく、柔らかい掌が宛がわれる。
宏は掌に誘われるまま首を上げると、目の前には薄く微笑んだ千恵の薄ピンクに輝く唇があった。
チュッ♥
唇同士が軽く触れるだけのバードキス。
宏は目を見開き、千恵の顔をまじまじと見つめてしまう。
千恵の意図が判らなかったのだ。
「今のキスは手打ちの印♪ お互い悪い所があった。そしてお互いそれを反省した。それで良いじゃない♪」
ウィンクする千恵を宏は手を取ったまま強く抱き締め、今度は宏から濃厚なキスを贈る。
舌を絡め、唾液を交換し、唇を舐(ねぶ)る。
千恵も積極的に舌を絡めて貪るように吸い付いて来る。
「宏……♥」
「千恵姉♥」
ゆっくりと顔が離れると二人の唇の間に銀の糸が架かり、お互いの瞳の中に愛する人を映しながら再び顔が近付こうとした瞬間。
「うぉっほん! ごほん、んんっ」
開け放たれた襖の所でパジャマに着替えた若菜がわざとらしく咳払いをし、その後ろには晶と優が微笑みながら佇んでいた。
「あのぅ~ そろそろお部屋に入ってもよろしいでしょうか~? なんでしたら私達は別の部屋で寝ますが~?」
若菜の切れ長の目がからかいを含んだ光に溢れ、宏と千恵を捉えている。
千恵は一瞬固まったが直ぐに宏の腕を胸に抱き締め、若菜に向かって言い放つ。
「そうね。あんたは他の部屋で寝てもいいわ。あたいは優さんや晶さんと一緒に宏の腕の中で朝を迎えるわ♥ おやすみ、若菜♪」
千恵の予想外で容赦無い切り返しに若菜は逆に焦って泣き付いて来る。
「ああん、うそ嘘っ! ごめんなさい、一緒に寝かせて~~♥」
「ええいっ、うっとうしい! あんたは部屋の隅で大人しく寝てなさい♪」
身長一七五センチの若菜が身長一五〇センチの千恵の腰に縋(すが)り付いてさめざめと泣く姿に晶と優は声を上げて笑い、宏も手を叩いて爆笑する。
千恵と若菜の瞳もさっきから笑いっぱなしになっている。
「さてと。これで寝る準備は整ったわね?」
恒例の美姉妹(しまい)コントが終わった所で晶が部屋を見渡し、五組の布団が隙間無く並べられている事を確認すると優が宏に声を掛ける。
「……ヒロクンは寝巻きに着替えて来て。ボク達も着替えるから」
「宏ちゃん、ここで着替えてもいいよ~♪ 手伝ってあげる♥」
若菜の誘惑(?)を振り切った宏が自室でTシャツと短パンに着替えて千恵の部屋へ戻ると、それぞれが思い思いの寝巻き姿で布団の上で横一列になって正座して待っていた。
晶は薄手のキャミソールにゆったりとしたショートパンツというお色気たっぷりな姿で、優はタンクトップにショーツだけという艶姿で、千恵と若菜は色違い(千恵はピンク色で若菜はクリーム色だ)で同じ柄(熊さんがプリントされている)のパジャマ姿で。
「……ヒロクンはこっち♥」
優が上座を指し示し、宏が胡坐を掻くと四人の妻達が宏に向かい、背筋を伸ばして三つ指付いて頭を下げる。
「不束者ですが宜しくお願い致します♪ 一生可愛がって下さいませ♥」
「「「不束者ですが宜しくお願い致します♪ 一生可愛がって下さいませ♥」」」
晶に続いて優、千恵、若菜の唱和する声が屋敷に木霊した。
(つづく)
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