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美姉妹といっしょ♡
「……真奈美、ホントに来たんだ」
意外な人物の登場に一同湧き立っていた所へ、これまた意外な人物からの驚きにも似た呟きに場が一瞬静まる。
「あの、優姉?」
一同を代表して宏が声の主に解説を求める。
優は頷くと、まずは真奈美を出迎え、その間に自分達の夕食を済ませましょうと、みんなに視線を送った。
☆ ☆ ☆
「きゃ~~☆ 久しぶり~~☆ 元気してた~~♪」
リビングには洗い物をしている千恵と若菜を除く全員が集まり、数年振りに逢った真奈美と賑やかに挨拶を交し合う。
千恵と若菜もシンクの前で手をブンブン振って笑顔を向け、リビングとキッチンはまるで同窓会の会場と化している。
実際、ここにいる女性達は全員同じキャンパスに通い、真奈美は晶や優、ほのかの一年後輩に、そして千恵と若菜の一年先輩に当たるのだ。
ひとしきり挨拶が終わった所で宏が真奈美にソファーを勧め、自分は一人掛けのソファーに腰を下ろす。
宏から見て右側三人掛けソファーに真奈美が座り、左側三人掛けソファーには手前から晶、優、ほのかと座る。
「真奈美さん、前逢った時よりも綺麗になってますね♪」
宏の心からの賛辞に照れつつ、真奈美は嬉しそうに目を細める。
真奈美は背中の半分まで届くストレートロングの黒髪を首の後ろで一つに纏め、白いブラウスに赤のチェックのスカート姿と飾り気が少ない分、服の上からでも判る豊かな胸の膨らみや引き締まったウェスト、丸く大きく張り出した腰と、本人という素材の好さを出している格好だ。
(服の色や髪型なんかは、まるで巫女さんだよな~♪)
以前と少しも変わらない肌理の細かい白い肌や綺麗に整った目鼻立ち、少し垂れ気味だけど優しい色を湛えた二重の大きな瞳をした癒し系美人……。
宏は思わず鼻の下を伸ばして真奈美を凝視してしまう。
そして必然的にもう一方の美人、母親が北欧出身のほのかにも視線を移す。
(やっぱ、日本人とは違う美しさだよな~♪)
光をキラキラ反射させ、金色に波打つ髪は腰まで届き、長い睫毛に二重で切れ長の瞳は澄み切ったブルーを湛え、何処までも透き通った白い肌に目鼻立ちの整った小顔の北欧美人……。
宏の頭の中には四年前、紅葉狩りでの出来事が昨日の様に思い出され、顔が火照って来る。
(その時、この二人から告白されたんだよな)
当時を思い出しながら宏がほのかと真奈美を交互に見ると、視線が合ったほのかは顔を赤らめて俯いてしまい、真奈美も宏の視線に恥かしさで顔をほんのり桜色に染めてしまう。
豪快な性格のほのかと行動が大胆な真奈美だが、宏を想う気持ちは今でもピュアで繊細なままなのだ。
「どうぞ♪ 緑茶で良かったかしら?」
千恵はみんなが頷くのを確認してからお茶と塩煎餅をテーブルに置き、洗い物を済ませた若菜と宏を挟んで床に座る。
「……んと、ボクが真奈美に教えた。今日、ほのかが家(うち)に泊まる、って」
お茶をひと口啜ってから優が本題の口火を切り、続けて正面に座る真奈美に続きを促す。
真奈美は頷くとほのかの顔を見て微笑む。
「優先輩からほのか先輩が帰国するって聞いて、なんだか無性に懐かしくなっちゃって。優先輩にも内緒でここまで来ちゃいました♪」
まるで隣町の親戚の家に遊びに来たかの様な気楽さで真奈美が笑う。
すると晶が呆れた様に後輩を見つめ、目を大きく見開く。
真奈美は晶、優、ほのかと同じサークルに所属していた仲の好い後輩なのだ。
「それだけ!? それだけでアンタ、わざわざ田舎から上京して来たの!?」
真奈美はチロッ、と舌を出し、「やっぱり判ります?」と微笑む。
「それも確かにあるんですけど……」
真奈美は言葉を区切るとチラッ、と宏を見つめ、再び晶に視線を戻す。
「本当は宏君に成長した私を見て貰いたかったんです。私、宏君と約束しました。女を磨いておくね、って」
宏の頭の中に、四年前の川原での告白シーンが甦る。
「私、宏君と出逢うまでは家事一切出来ませんでした。でも、宏君の立派な奥さんになる為に家事を猛特訓したんです。そして裁縫、炊事、洗濯、掃除と、家事のさしすせそを完璧にマスターしました。……もっとも、躾け、に関しては勉強はしましたが実習はこれからですし、一緒に出来たらいいな、とは思いますけど♥」
意味深な視線を向けられた宏は首を竦め、余りに先走った台詞にうろたえてしまう。
「躾け……って、つまりは子供を育てるって事じゃんかよ~」
いずれは、とは思うものの、今はまだ考えてもいなかった子育てというキーワードに宏は冷や汗を流す。
晶、優、ほのかの三人は真奈美の最後の台詞をスルーしたものの、真奈美の気持ちが充分理解出来てしまう。
――好きな男の為に自分を磨く――
それは自分達が歩んで来た道だったからだ。
晶と優は身体を磨き上げ、夫に悦んで貰う為に閨房術を学んだ様に。
ほのかは腕を磨き、夫や家族を養える収入を得る為にパイロットになった様に。
「だから宏君!」
視線の先を晶から宏に移し、真奈美の声が一段高くなる。
「厚かましいとは充分承知していますっ。六番目で結構ですから、是非、宏君の奥さんとしてここに置いて下さい! お願いします! 私、今でも宏君が好きです!!」
真奈美は胸の前で両手を合わせ、祈る様なポーズに真剣な眼差しで訴えて来る。
その一途な想いは四年前、財布と定期を忘れ、バスを降りられなくなった真奈美を助けた宏を探しに探し続け、再会を果たして尚も想いを寄せて来た時と少しも変わっていない。
ここまで想われた宏は心が熱くなる。
と、真奈美の熱弁を聞いていたほのかが苦笑交じりに溜息を吐く。
「あ~あ、また真奈美に先を越されちゃったよ」
頭をわしゃわしゃと掻き毟り、少し悔しそうな顔になる。
その呟きに宏が僅かに目を見開き、ほのかのブルーアイを見つめる。
ほのかは目元を赤く染めながらも心の内を宏に明かす。
「ホントはさっき言おうとしてたんだ。オレも宏の妻としてここに住まわせて欲しい、って。そしたら、真奈美が丁度来たって訳だ。……ったく、宏に目を付けたのも真奈美が先だったし、プロポーズも先を越されちまったぃ。……でも、宏を想う気持ちは負けてないぜ。オレは今でも宏を愛しているからな♥」
肩を竦めたかと思うと豪快に笑い出すほのかに宏の顔が段々赤くなり、動きも止まってしまう。
憎からず想っていた二人の美女からのプロポーズに逆上せてしまったのだ。
「……真奈美、本気なの? 本気でヒロクンのお嫁さんになりたいの? 残りの人生をヒロクン……とボク達五人の人生に重ねられるの?」
優の鋭い眼差しが真奈美を捉える。
結婚してここで生活を共にすると言う事は、大学のサークルの様な仲良し同士の集まりとは訳が違う。
他人の喜怒哀楽を常に受け入れ、どんな状況でも共に過ごし、あらゆる事から逃げる事は許され無いという事なのだ。
優は判り易く噛み砕いて説明し、果たしてそれが真奈美に理解出来ているのか何度も念押しする。
恋に恋している状態で結婚などさせられないからだ。
「勿論、本気です! その為に今まで頑張って来たんですから!」
真奈美は真剣な眼差しで優を見つめる。
傍から見ると、小姑が嫁候補を吟味しているかの様だ。
「……そう」
優は表情を和らげるとニコリと微笑み、小さく頷くと宏に視線を向ける。
後の判断は宏が決める事だからだ。
「ほのか、あんたも……本気みたいね」
頷くほのかの真面目な表情に、晶はほのかと真奈美に向けて妻達のリーダーとして最終確認を取る。
「これだけは覚えておいて。ヒロはあなた達を数いる妻の中の一人としてしか扱わないわ。特別扱いはしないし、ヒロの一番には永遠になれないの。ヒロにとって六分の一の存在でしかないの。それでもいいの? ただの性欲処理として扱われるかもしれないわよ? 私達四人の妻から扱(こ)き使われるかもしれないのよ? それでもヒロの傍にいたいの?」
上目遣いに仕事で鍛えた凄みを効かせて睨み付け、晶は二人の決意を揺るがそうと試みる。
しかし、ほのかはそんな晶を可笑しそうに眺め、悪女……と言うより大奥のお局様を演じる晶に向かってウィンクする。
「宏はそんなぞんざいな扱いはしないし、例え六分の一でも充分可愛がってくれるよ。オレはそれで充分さ♪ それに、晶達もそんな非道い扱いをしない事位、判ってるしな♪」
それは四年前の紅葉狩りでの出来事や今日これまでの宏とみんなの態度を見ていれば簡単に判る事だった。
「私はバスの中で助けてくれた宏君を信じています。紅葉狩りの時の宏君の優しさも♪」
真奈美がニコリと微笑み「みなさん好い人ですから♪」と宏を、そして晶をはじめ全員を見る。
どうやらこの二人に晶の脅しは効かなかった様だ。
お局様になり損なった晶は肩を竦め、表情を戻すと宏に向かって頷く。
後は宏が決める事だからだ。
「……あ、……えっ!?」
優と真奈美、そして晶とほのかに見つめられても反応出来ない。
余りの急展開に頭が付いていけないのだ。
まるで石像の如く固まる宏の右手に、千恵の左手がそっと重ねられる。
若菜も宏を見上げ、自分の右手を宏の左手に重ねる。
「千恵姉……若姉……」
美姉妹の掌の温もりで自分を取り戻した宏は二人の意見を聞いてみようと顔を向けるが、柔らかく微笑むだけで首を横に振る。
「あたいは宏が好いのならそれが好いわ。ほのかさんも真奈美さんも、全く知らない女性(ひと)では無いしね♪」
そう言いながら屈託の無い笑顔を二人の花嫁候補に向けると若菜もウンウンと頷く。
「そうそう♪ 宏ちゃんを想う気持ちはみんな一緒だよ~♪」
宏を好きな人は全て友達という感覚で、若菜はほのかと真奈美に微笑みかける。
学部や学年、サークルは違えど同じキャンパスに通い、毎日の様にランチやお茶を楽しんだ仲なのだ。
好きな男性(ひと)を共有する事位、若菜にとっては何でも無いのだ。
まさか同じ男の妻として一緒に住むとはその時は思いもしなかったが。
「……宏ぃ♥」
「宏君♥……」
二人の女性から甘い視線を向けられた宏は次第に鼓動が早くなった。
(逢ってから何年も経っているのに、こんなにも想ってくれて……。更に俺の為に自分を磨いてくれてたなんて……あの時感じた想いは間違いじゃ無かったんだ)
宏の心は既に四年前、初めて出逢ったあの日から決まっていたのかもしれない。
「あ……、え~~~、ゴホン。ほのかさん、真奈美さん。俺……私と結婚して下さい♥ そして、共に人生を歩んで行きましょう♪」
一瞬間が空いた後、大きな歓声が屋敷中に轟き渡った。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
ほのかと真奈美が客間で休み、各自がそれぞれの部屋で眠りについた頃。
千恵の部屋だけは熱く、濃密な空気が漂っていた。
宏が千恵に夜這いを掛けたのだ。
夜這いと言っても、先日みんなで決めたルール(宏が曜日ごとに各部屋を訪れる夜のローテーションだ♥)に則(のっと)り、今夜が当番である千恵の部屋を訪れたに過ぎない。
当番に当たった妻は宏が襖を開けて忍び込んで来るのを今か今かと股間を濡らして待ちわび、宏もまた足音を忍ばせ、女の閨(ねや)に忍び込んで襲うという、イメクラも真っ青の夜這いプレイを互いに愉しんでいるのだ。
千恵もまた口では恥ずかしがるものの、今夜も嬉々として身体を開くのだった。
「ち、千恵姉っ! 出すよっ! な、膣内(なか)にっ、膣内に出すよっ!」
「あああっ!! 頂戴っ! 膣内にっ、膣内に頂戴っっ!!」
宏は両手で千恵を強く抱き締め、胡坐を掻いたまま激しく腰を突き上げて硬く張り詰めた亀頭でGスポットを抉(えぐ)り、カリ首で膣壁を万遍無く擦り上げる。
千恵も両手両足を強く絡め、胸と恥丘を擦り付けながら宏の唇にむしゃ振り付く。
熱した鉄棒の如く太いペニスが膣を押し広げ、子宮口を激しくノックする感触に千恵は舌を絡ませながら歓喜の声を上げる。
「あひぃいいいっ! も、もうらめぇっ! い、イクッ、イっちゃうぅ!!」
宏がベッドのスプリングを利用して腰を激しく突き動かす度に二人の結合部からグチョグチョと粘っこい水音が部屋に響き渡り、同時に宏の胸板が千恵の尖った乳首を擦り上げる。
千恵もまた口、乳首、股間からの甘く、痺れる快感に我を忘れて髪を振り乱し、アクメの声を上げる。
白い肌は何度も迎えた絶頂で朱色に染まり、二人の股間は度重なる交わりでべっとりと濡れそぼっている。
「千恵姉っ! 千恵姉っ!! 好きだっ! 好きだよっ! 愛してるっ!! 千恵姉っっ!!」
愛する人の切羽詰った声が、膣内で更に大きく膨らむペニスの感触が千恵を何度目かの絶頂へと押し上げる。
「イクッ! イクイクッ! イック~~~~~ッ!!」
「!!! あああっ! いっ、イクッ!!」
千恵のアクメを迎える声と同時に勃起肉を咥えた膣壁がキューッと引き締り、宏は唸りながら熱い迸り液を勢い好く噴き上げる。
「ぃひぃっ!! あっあっあっあ~~~~~~~~~~っっっ!!」
千恵はおとがいを大きく反らし、宏の愛情を全身で受け止める。
宏から名前を呼ばれる度に膣壁がペニスを絞り上げ、貪欲に精を吸い上げる。
「うっ……あっ……し、締まるっ! ち、千恵姉っ、まっ、まだっ! まだ出るっ!!」
宏の長々と続く射精にオルガスムス真っ最中の千恵は更なるアクメに強制的に昇らされる。
子宮口に鈴口を宛がわれたまま熱い精液をたっぷりと子宮に浴びせられた千恵は連続する絶頂に全身を震わせ、呼吸もままならないまま意識が遠退く。
「ら、らめぇ……。し、死んじゃうぅ……」
呂律も回らない千恵に宏は容赦無く射精の度に腰を強く突き上げ、最後の一滴まで千恵の最奥に精を注ぎ込む。
千恵のDカップの双丘は宏の胸で平たく潰され、乳首だけが硬くそそり立って宏を押し返している。
「あああ……はぁあ~~~~」
意識朦朧のまま千恵は口の端から涎を垂らし、大きく息を吐くと宏を抱き寄せ様とする。
しかし度重なる絶頂に全身が弛緩し、手足に力が入らない。
そんな千恵を宏は息も荒いまま優しく抱き締める。
唇をそっと重ね、舌を絡めてアクメの余韻に浸る宏と千恵。
二人の体は全身汗で濡れ、枕元に置かれた行燈(あんどん)の光に妖しく浮かび上がっている。
「ああ……宏の熱いのでお腹いっぱいだわぁ♪ 宏ぃ……大好き♪ 愛してるぅ♥」
本日何度目かの射精をこなした宏だが、千恵の甘く、蕩ける囁きに連動するかの様に蠢く膣壁に力を失いつつあった肉棒が刺激され、海綿体に血液がドクドクと流れ込む。
千恵は繋がったままの部分が中から押し広げられる感覚に腰を揺すり、目尻を下げて悦ぶ。
「あん♥ また大きくなったぁ♪ んふん♥ ……宏のえっち♪」
千恵は宏に体重を掛けてゆっくりとベッドに押し倒し、胸を合わせたまま騎乗位の格好になる。
その間にも千恵の腰はペニスを中心に円を描く様に動いている。
宏を悦ばせる為なのか、自分が発情しているのか。
「千恵姉♥」
「宏ぃ♥」
股間を密着させ、見つめ合いながらディープキスに突入する二人。
宏は舌を絡ませつつカリ首で膣壁を擦り、皮の結び目までゆっくりと引き抜くと今度は亀頭で膣を押し広げる感触をじっくりと味わい、子宮口を突き上げるまで竿を挿入する。
「千恵姉の小さなオマンコが俺のを根元まで呑み込んでるよ♪」
宏は千恵の潤んだ瞳を見つめながら羞恥心を煽る言葉を投げ掛ける。
すると千恵は恥らいながらも瞳に情欲の炎を宿し、臼を挽く様に腰を回転させ、上下の動きも加えてペニスを攻め立てる。
「はぁん♪ 宏のおっきなオチンチンが、あたいの奥まで届いてるのぉ♥ ああっ! き、気持ち好いっ♥」
目元を赤く染め、下ろした髪が身体に纏わり付いて行燈の光に浮び上がる姿は妖艶な天女だ。
そんな二人を、僅かに開いた襖の隙間から覗いていた人物がいた。
(す、凄いっ! こ、これが……セックス。夫婦の……営み)
真奈美はごくりと唾を飲み込み、食い入る様に二人の痴態を眺める。
初めて見る男女の、あまりにも生々しい睦み合いに鼓動が激しく脈打ち、息も荒くなる。
(ああ……宏君♥)
真奈美の両手がパジャマの上から身体を這い回り始めた。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
事の起こりは今から数十分前に遡る。
深夜、真奈美は今夜の寝室として宛がわれた客間からトイレに行こうと廊下に出た。
すると、どこからか甲高いがくぐもった声と糸を引く様な粘っこい水音が聞こえて来る。
(? 悲鳴……じゃないわよね。……唸り声?)
立ち止まり、首を傾げながら灯の落とされた廊下を見渡すと、リビングに一番近い部屋から薄明かりと一緒にその声と音が洩れて来ている事に気付く。
(あそこは……確か千恵ちゃんのお部屋よね? 何……かしら)
半分寝惚けた頭のまま何の気無しに近付き、細く開けられている襖の隙間から中を覗いた瞬間。
(っっっっ!!!)
真奈美は一瞬で目が醒め、慌てて両手で口を押さえて出掛かった叫び声を飲み込む。
(宏君に……千恵ちゃん!)
部屋の左隅に置かれたベッドの上で、全裸になった宏と千恵が汗で光る肢体を蠢かせていたのだ。
枕元に置かれた行燈(あんどん)の光が二人の艶かしい姿を浮かび上がらせ、隙間から洩れて来る淫靡な空気も加わって真奈美は別次元に迷い込んでしまったかの様な錯覚に陥る。
(い、いけないっ! 見ちゃ駄目っ! マナー違反よっ!)
咄嗟に視線を逸らし、その場から立ち去ろうとする真奈美だが、心の奥底では二人の睦み合いをもっと見たいと頻(しき)りに訴える。
真奈美の中で理性と情欲がせめぎ合っているその間にも、ベッドの上では女性上位のシックスナインを解いた宏が千恵に覆い被さり、二言三言千恵に囁くとゆっくりと腰を動かし始める。
千恵も両足を宏の腰に巻き付け、両腕を宏の背中に回すと歓喜の声を上げ始める。
(ああっ……あれが……正常位)
千恵の喘ぎ声が真奈美の視線を再び吸い寄せた瞬間、ここから立ち去るという選択肢が真奈美の中から綺麗に消え去ってしまう。
二人の荒く、しかし甘い息遣いと股間からの粘着質な水音が真奈美の耳にまで届き、更には二人の汗と体液が発する濃密な匂いが真奈美の元まで漂い、これは紛れも無くこの世の出来事なのだと再認識させられる。
(あっ! あれが……宏君の……)
愛しい男性(ひと)の初めて見る全裸姿に、生まれて初めて見る男の勃起肉に真奈美は大きく目を見開き、宏の股間から目が離せなくなる。
顔が急速に火照り出し、身体の芯から徐々に熱を帯び始めて背中や掌がじっとりと汗ばんで来る。
(す、凄いっ! あんなに長くて大きな宏君の……が千恵ちゃんの小さい……に全部挿ってる!!)
ティーン雑誌やレディースコミックでセックスの知識はあるものの、処女の真奈美にとっては生まれて初めて生で見る男女の結合シーンだ。
熱い渦が全身を駆け抜け、甘い痺れが乳首と股間を盛んに疼かせて立っている足に力が入らない。
宏に助けられ、再び出逢ったあの日から、真奈美は宏に抱かれる事を想像しながら何度も何度も一人で慰めて来た。
その宏が今、目の前で全裸になってひとりの女を貫いている。
真奈美は自分が抱かれている感覚に陥り、廊下に座り込むと息を殺して二人の痴態を眺め続けたのだった。
☆ ☆ ☆
襖の向こうでは対面座位から騎乗位へと、千恵が宏の上に跨ったまま腰を前後左右に蠢かせ始める。
宏も千恵の動きに合わせて上下に腰を動かし、千恵の細いウェストを掴んでいた両手が双丘に宛がわれる。
二人の腰の動きが早く、大きくなると千恵の喘ぎ声も徐々に大きくなり、廊下にいる真奈美にもハッキリと聞こえて来る。
(ああっ! 宏君の……があんなに白く濡れて。きっと……シーツにまで滴っているわ)
真奈美は二人の右斜め後ろから眺めている位置にいるので、千恵の無毛のワレメが竿の太さにまで拡がっている様子や宏の長い勃起肉が根元まで埋まってゆく様子が薄暗い中でも手に取るように判るのだ。
(千恵ちゃん、あんなにいやらしく腰を振っちゃって。宏君も千恵ちゃんも……凄く気持ち好さそう)
真奈美の位置からは二人の表情までは判らない。
しかし二人が交わす言葉の中に快感の度合いを伝え合う言葉が引っ切り無しに出て来るのだ。
(す、凄いっ! こ、これが……セックス、夫婦の……営み。……ああっ!! もう我慢出来無いっ!)
真奈美は食い入る様に二人の痴態を眺め、パジャマの上から左手を右胸に被せて右手を股間に伸ばす。
愛しい男性(ひと)のセックスシーンに触発され、身体の疼きが限界に達したのだ。
(んんっ! んぁあぁっ!! ああ……宏君♥)
胸に軽く触れただけなのに、高圧電流を流された様な痺れが全身を襲う。
硬く勃起した乳首がブラジャーを押し上げ、擦れる快感に子宮から熱い塊が次々と処女壷を伝って溢れ出す。
くちゅり……にちゃぁ……。
真奈美の下半身は凄い事になっていた。
股間の部分は尻まで大きな染みが拡がり、パジャマの上から愛液で指が滑(ぬめ)ってしまう。
まるで失禁したかの様に濡れた股間はパジャマとショーツが間にあるにも係わらず、淡い翳りと太い亀裂が薄っすらと透けて見えている。
(あん♪ こ、こんなに濡れてるっ! 宏君のセックス見て、私のアソコ、ビショビショに濡れてるぅ!)
オナニーの時よりも遥かに多いおつゆが真奈美の情欲を誘い、パジャマの上から胸をゆっくりと下から持上げる様に揉みしだき、秘裂に沿って指を這わせる。
するとたちまち甘美な刺激が身体中を駆け巡り、官能に支配された頭から理性がどんどん失せてゆく。
(だめっ! こ、こんな所で、しちゃダメっ! 見つかっちゃう……)
僅かに残る理性とは裏腹に、真奈美の両手は身体の欲求に忠実に応えていつもの手順を踏んでゆく。
パジャマのボタンを外し、ブラを上にずらすと左手でバストに直接触れ、右手をショーツの中へと潜り込ませる。
真奈美の理性が崩壊した瞬間だった。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
ほのかは真奈美が部屋を抜け出す気配にゆっくりと目を開ける。
寝室として宛がわれた客間は月明りの青白い光が射し込み、ぼんやりと物が見える程度には明るい。
枕元に置かれた目覚まし時計に目を向けると、布団に入ってから一時間も経っていない。
(……トイレか)
そう思ったほのかは目を瞑り、再び眠りに集中する。
しかし長時間のフライトで身体は疲れている筈なのに、いっこうに眠くならない。
宏との結婚が決まり、これから一生を共に過ごす事に精神が昂(たかぶ)り、寝付けないでいるのだ。
何度深呼吸しても、身体の火照りと鼓動の高まりが全く収まらない。
ほのかは無理に眠る事を諦め、宏にプロポーズされた場面を思い出してひとり悦に浸る。
(ふふっ♪ 四年越しの恋が叶ったんだよな~♥)
宏の事を想えば想うほど心が温かくなり、両腕で自らの身体を抱き締める。
すると身体の芯で燻っている熱い塊がCカップの双丘を心地好く刺激し、先端にある実を疼かせる。
(あんっ♪ 凄く敏感になってる……。宏と同じ屋根の下にいる所為かな)
ほのかは掛け布団をはだけ、ノーブラの胸元に視線を落とすと僅かに目を見張る。
張りのある双丘は仰向けになっても横に崩れる事は無く、ぷるるんと揺れる丘の頂では大きく隆起した可憐な実がタンクトップの薄布をポッチリと押し上げているのが判った。
(オナニーしてないのに、こんなに勃つなんて初めてだ。あぁ……宏♥)
瞳を瞑ると、優しい笑顔の宏が耳元で愛を囁いてくれるシーンが目の前に浮かぶ。
ほのかは歓喜の吐息を洩らし、掛け布団を蹴飛ばすとスラリと長い足を開きながら膝を立てる。
切れ長の目元はほんのりと朱が差し、白い肌が徐々に紅(くれない)に染まってゆく。
(……宏ぃ♥ オレも愛してるぜ♥)
頭の中で愛を囁き合うと紫色のシルクのショーツから発情した雌の匂いが全身を包み、ほのかをより深い官能の世界へと誘(いざな)う。
そこでは宏を組み伏せたほのかが自ら足を開き、顔の上で自分の全てを見せ付けている。
疼きっぱなしの胸と股間へ両手が無意識に伸びかけたその時、廊下から微(かす)かに聞こえて来た物音にほのかは身体をビクンと震わせ、慌てて両足を閉じると煩悩を払う様に頭を強く振る。
(ヤバイ、ヤバイっ! いくらなんでも、泊めてもらったその晩にひとりエッチは拙いわな。真奈美もいるし)
真奈美の名前が頭を掠(かす)めると、それまで全身を支配していた妄想モードが現実モードへと切り替る。
職業パイロットをしているだけあって、思考の切り替えは妻達の中で一番早い。
上体を起こし、掛け布団を整えながら隣の空いた布団を眺める。
(それにしても真奈美の奴、いつまでトイレに篭ってるんだ? 幾らなんでも遅過ぎないか? それとも……リビングで寝酒でもやってるのか?)
時計を見ると真奈美が出て行ってから数十分は経っている。
いつものほのかなら、「そのうち戻って来んだろう」と取り合わず、自分はさっさと眠っただろう。
だが、今夜だけは違った。
(真奈美? 何処行ったんだ?)
これまで感じた事の無い、言い様の無い何かが胸の中でざわめき出し、ほのかを揺り動かす。
(……ちょっと、様子を見て来るか)
黒のタンクトップにショーツ姿のまま襖を開け、まずはリビングに行ってみようと廊下に出た途端、ほのかは目の前の光景に思わず絶句し、その場でフリーズする。
(な゛っ! ま、真奈美っ!? ……お、おまえ、なんてコトをっ!!)
そこには千恵の部屋を覗き込みながらオナニーに耽る真奈美の淫靡な姿があった。
暗闇の廊下に座り込んで襖の隙間に顔を寄せ、右手は股間に、左手は胸に宛がっている姿が部屋から洩れる薄明かりに浮かび上がっていたのだ。
その横顔はこれが何時ものほほんとしている真奈美なのか、と見間違える程妖しいオーラを身に纏い、大きな瞳をぎらつかせながら浅い呼吸を繰り返し、半開きの口からは濃いピンク色の舌先がチロチロと唇を舐め回している。
(ばっ、馬鹿野郎っ! 何やってんだっ!!)
嫁いだ最初の夜に、よりにもよって人の部屋を覗くという不埒な振る舞いに正義感の強いほのかは一瞬で頭に血が昇り、フリーズが解ける。
直ぐに止めさせ様と一歩足を踏み出した瞬間、男女の妖艶な声が千恵の部屋から洩れて来た。
「うはぁっ! あぅ~~~♪ イイッ! そ、そこっ、感じるっ!!」
「んふんっ♪ 宏のここ、ぷっくり膨らんでコリコリしてるぅ♪ あたいに食べて欲しいのかな~~~♥」
(っ!! こ、この声はっ!!)
真奈美が覗いている部屋から液体を啜る様な音に混じって宏と千恵の荒い息遣いが耳に飛び込み、ほのかの動きを一瞬で封じる。
ほんの一、二時間前まで話していた宏の声がこんなにも甘く、しかも胸が締め付けられる痛みを伴ってほのかに突き刺さり、今まさに発揮され様としていた正義感を呆気無く消し去ってしまう。
(千恵ちゃんの部屋に宏がいる!? ……って事は、宏が夜這いを掛けたって事か!)
夜のローテーションを知らないほのかは、宏が千恵に夜這いを仕掛けたものと決め付けてしまう。
最先端技術の固まりであるジェット機の機長を務めているほのかとは思えない思考の短絡さだ。
二人が夫婦である事をすっかり忘れている。
果ては「だったら何でオレの所に来ないんだよっ!」と同室の真奈美の存在を忘れて心の中で嘆く始末だ。
(待てよ!? それじゃ……今まで微かに聞こえて来た声の主って、この二人だったのか!)
ほのかは床に就いて暫くすると、何処からか人の声が聞こえて来た事を思い出す。
その時ははっきりとは聞き取れず、くぐもった声だったので誰かがテレビかラジオでも小さく点けているものとばかり思っていた。
それがまさか宏達の喘ぎ声だったとは、全くの予想外だった。
(あの襖一枚隔てた向こうに宏が……いる!)
二人の喘ぎ声に何をしに廊下に出たのかも忘れ、正義感に取って替わった好奇心が急速に膨らみだす。
宏がどんなセックスをしているのか猛烈に知りたくなったのだ。
と同時に、またしても真奈美に先を越された(?)事に心の奥底で嫉妬の感情が湧き上がる。
(どうしてお前はいつもオレより先に宏に関わるんだ!? なんでだ?)
四年前の出逢いといい、今夜のプロポーズといい、そして今の覗きと、全て真奈美が口火を切っている。
たまたまタイミングがそういう風に働いただけなのだが、ほのかには面白く無い。
目の前でトンビに油揚をさらわれた心境なのだ。
すっきりしない感情を抱えつつも、それでも今は宏の裸が頭の中に浮かび上がって仕方が無い。
気配を殺し、足音を忍ばせて横座りしている真奈美の後ろへそっと立つ。
「ん……っ、んんっ、んふん……っっ!!」
真奈美は声を押し殺しながらのオナニーと宏達のセックスに夢中で、ほのかの存在に全く気付いていない。
ほのかの耳には真奈美の股間からの水音が部屋からのそれと重なり、卑猥なステレオ音源となって頭に響く。
(真奈美のヤツ、ずっとこうしていたのか。道理でいつまで経っても戻って来ない筈だわな。……うわっ! あれが……宏? 宏なのか!? それに……千恵ちゃん!?)
十センチ程開いた隙間の向こう側は、ほのかが思い描いた世界とはまるで違う世界が展開していた。
全裸の宏がタオルで目隠しされ、ひとつに縛られた両手首は頭の上でベッドに固定されている。
両足は大きく拡げられ、その間に正座した千恵が宏の股間の上で盛んに頭を上下に動かしているのだ。
千恵はこちら側に白くて丸い尻を向けているので薄茶色の窄まりやぐっしょりと濡れた太く、深い朱色の秘裂があからさまになっている。
(千恵ちゃん……もしかして宏のを咥えてる? うわわっ! あ、あ、あれがっ! あれが宏の……ペニス!!)
生まれて初めて見る男女のベッドシーンと愛する宏の勃起肉に、ほのかの鼓動が一気に急上昇する。
最も、千恵が左手で陰嚢を転がす様に包み込み、右手は竿の根元を握って上下に動かし、亀頭は口の中にあるので肝心の全体像が殆んど見えない。
(もっと……もっと良く宏のを……見たい!)
いつの間に襖の隙間に顔を強く押し付け、息も荒くなっているほのか。
そんなほのかの念が通じたのか、千恵はフェラチオを止めるとゆっくり上体を起こす。
すると唾液に塗(まみ)れ、青筋を浮かべたペニスが臍まで届いている様子や、下っ腹と平行になった勃起肉がビクンビクンと脈打っている様子がほのかの目に飛び込んで来た。
(!! で、でかいっ! 男のペニスって、あんなに長く、太かったのか!?)
ほのかは千恵を真似て左手で竿の太さを親指と人差し指で輪を作り、右手をショーツの中に突っ込むと自分のスリットに指先を這わせ、じんわりと熱く湿っている膣口の大きさを測る。
(こっ、こんなにも違うっ!! あ、あんな大きなモノ、オレの……に挿る訳無いっ! 絶対無理だっ!!)
右手で測った長さよりも左手の輪の太さは倍近くもあり、ほのかはいずれ迎えるであろう初夜が怖くなる。
いくら相手が愛してやまない宏でも、途轍もない破瓜の痛みを想像して怖じ気付いてしまったのだ。
しかし半ば呆然とした表情でサイズの違いを眺めていても、ベッドの軋む音で反射的に視線を向けてしまう。
覗きを止める理性は、もはやほのかの中には存在しなかった。
ベッドの上では千恵が宏の戒めを解き、胡坐を掻いた宏の上に背中を向けて座り込む所だった。
(あ……千恵ちゃん、毛が生えてない!? えぇっ!? 千恵ちゃんのアソコ、あんなに小さいのか!? オレより……ひと回りも小さいじゃないかっ!)
ほのかは食い入る様にM字に拡げられたツルツルの股間を凝視する。
千恵の秘裂はピンクに色付き、肉付きの良い大陰唇は大きく割り広げられ、愛液でグッショリ濡れた二枚の秘唇も小さく開いた朱色の膣口も、ほのかの位置から丸見えだった。
(えぇっ!? 挿っていく!? あんな小さな所に、宏のあんな大きなペニスが……挿っていくっ!!)
大きく張り詰めた亀頭が小さな秘口を捕らえ、難無く膣内(なか)に消えてゆくシーンに、ほのかは人体の神秘を目の当たりにした気分になる。
自分よりもアソコのサイズが遥かに小さい千恵が、宏の巨大な大砲をいとも簡単に呑み込んでゆくのだ。
竿の根元まで取り込んだ千恵の嬌声が、ほのかの憂いを払拭する。
(オレでも出来る! 宏と……ひとつになれるっ!!)
余りのサイズ違いに慄いていたほのかは、千恵と宏の交わり見た事で俄然、宏との初体験が楽しみになった。
無意識に右手をショーツの中に滑り込ませ、ぐっしょりと濡れそぼった秘唇の間に中指を差し込む。
すると、くちゅりと大きな音が廊下に響き、溢れ出した粘液が指からトロリとショーツへ滴ってゆく。
(あはぁんっ♪ 宏ぃ♥ 宏ぃ♥)
ベッド上では宏が千恵を子供におしっこをさせる様に両膝を抱え上げ、千恵も片手を後ろに回して宏の頭を抱えると激しいベーゼを交わし、狂喜の声を上げ続ける。
宏の逞しい勃起肉が千恵の小さなワレメを何度も掘削するのを見ながら、ほのかは秘裂を激しくさすり出す。
人差し指と薬指で充血した秘唇を撫で擦り、親指で硬く勃起したクリトリスに蜜を塗(まぶ)しては捏ね回す。
(んんっ! こ、声がっ! 声が出ちまうっ!!)
身体の火照りが完全にほのかを燃え上がらせ、引くに引けない状態にまで気分が昇り詰めてしまう。
左手はタンクトップの上からバストを揉みしだき、硬く尖った乳首を指の腹でノックし、弾き、摘み上げる。
(ああっ! 目の前に宏がいるのにオナニーするなんてっ! ……でも、気持ち好いっ!!)
ほのかの頭の中がピンク一色に染まり、真奈美の指遣いも宏達にシンクロしてどんどん激しくなる。
灯の落とされた深夜の廊下に、ほのかと真奈美のオナニーで発する水音と荒い息遣いが部屋から洩れて来る音と重なり、流れてゆく。
宏の抽送に合わせ、ほのかと真奈美の指の動きが最高潮に達し様としたその時。
「……二人共、こんなところで何してるの? 見てないで中に入ったら?」
枕を抱えた優が可笑しさを堪えながら、ほのかと真奈美の背後から声を掛ける。
突然現れた人物に二人は一瞬凍り付き、直後に文字通り大きく飛び上がって驚いた。
「っっっっ!! きゃあああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
「っっっっ!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
真奈美とほのかの絶叫が屋敷全ての窓をビリビリと大きく震わせ、不意を突かれて体勢を崩した二人はもつれる様に襖を突き破るとそのまま宏と千恵のいるベッドの下へと転がり込んでしまった。
(つづく)
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美姉妹といっしょ♡
ほのかと真奈美が千恵の部屋に乱入する少し前。
その二人に覗かれ、オナニーネタになっているとは露ほども思わない宏と千恵はクライマックスへ向けてラストスパートを掛ける。
あと数分もすれば優が枕を抱えてやって来るからだ。
「きっ、気持ち好いっ♪ 千恵姉の、オマンコが、俺のに、噛み付いてるっ! 強く、手で握られてる、みたいだっ!」
全身に汗を浮かべて呼吸も荒く、宏は背面座位の千恵の足をM字に抱えて下から何度も腰を叩き付ける。
膣内(なか)は充分過ぎる程濡れているのに、スムーズな抽挿運動が出来無い。
(くっ! きっ、きついっ!)
宏は腰に力を入れて千恵の膣内(なか)に分身を押し込む。
挿れる時は柔肉を無理矢理掻き分け、引き抜く時は強制的に押し出される感じなのだ。
元々作りが小さく、膣内が狭い千恵の秘所に極太の逸物が挿入され、尚且つ膣壁が無意識に締まるので亀頭との摩擦が強く、抽挿と言うよりも力任せの掘削と言った方が近い。
(はあんっ! 宏が膣内で動いてるぅ♥ ゴリゴリあたいを擦ってるぅ~♥)
当然、千恵も膣内から押し広げられる感覚と摩擦による甘く激しい刺激を受け、全身を震わせて涎を垂らしながら何度も大きく喘ぐ。
「お、おっきいのっ! ひ、宏のっ、宏のオチンチンっ、大きくてっ……裂けちゃうっ!! あっ、あっ、はひぃっ! う゛ぁっ! あ゛ぅっ! ひぎぃぃぃぃっ!!」
パンパンに張り詰めた亀頭の裏側が膣のお腹側にあるGスポットを引っ切り無しに擦り、突き上げるので千恵は半狂乱になるまで追い込まれる。
そんな愛する女性(ひと)の乱れっぷりが嬉しく、もっと見たくなった宏は更にハードに攻め立てる。
後ろから抱き抱えたまま千恵の首筋や肩のラインにネッキングをかまし、右手を二人の蜜で熱く滑(ぬめ)る結合部へ伸ばすとプックリと膨れた秘核をいきなり摘み上げる。
「!! ひゃぁぁぁぁっ!! イクッ! そ、それらめぇっ! すぐイクッぅぅぅぅ~~~っ!!」
身体の中で一番敏感なボタンを押された千恵は全身を痙攣させ、勃起肉をきつく締め付けると潮を吹きながら白目を剥いて気をやってしまう。
千恵をイカせた宏は容赦無く、腰に回転運動も加えて尚も攻め続ける。
亀頭で子宮口を何度も抉(えぐ)り、膣の最奥で激しくキスを繰り返す。
宏も強烈な快感に晒されるが、既に何度も千恵の膣内で射精(だ)しているのでもう少し耐えられる。
「千恵姉っ! 千恵姉っ♥ 好きだよっ! 愛してるっ、愛してるよっ♥」
ベッドのスプリングを利用して何度も激しく腰を突き上げ、乱れた呼吸のまま耳元で愛を囁き、手に力を篭める。
するとオルガスムスで身体が痙攣している中、愛を受け取った千恵は更なる高みへと昇り詰める。
「いっ、一緒にっ! 一緒にイってぇっ! おっ、お願いっ! 一緒にイってぇぇぇぇっっっ!!」
意識が殆ど無い中、千恵は最後の力を振り絞って愛する男性(ひと)へおねだりする。
全身は汗に塗れ、白い肌は朱を通り越して濃厚なピンクに色付き、長い黒髪が裸体に纏わり付いたその姿は普段の明るく朗らかな千恵とは思えない程、妖艶な女に変化している。
「ああっ! 一緒にっ、一緒にイこうっ! だっ、射精する(だす)よっ!!」
「あああっっっ♥ ちょ、頂戴っ! ひ、宏をっ、宏を頂戴っ!! 宏であたいを満たしてぇぇぇっっっ!!」
息もピッタリに二人の動きがシンクロし、宏は射精に向けて掘削のストロークをより大きく、激しくする。
亀頭の先までギリギリまで引き抜くと、思いっきりGスポットを抉(えぐ)りながら突き上げる。
千恵も宏に合わせて腰を前後左右に振り、最後のアクメへと自分を解放する。
「い、イクッ!! イクイクッ! イックッ~~~~~~~っっ!!」
「イクよっ! 千恵姉っ、イクッ!!」
千恵の絶叫に合わせ、宏は熱い子種を子宮に注ごうと腰を引いてから思いっきり突き上げ様とした瞬間。
「きゃあああああああああああああああああああああああっっっ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
真奈美とほのかの屋敷を揺るがす悲鳴に驚いた宏のペニスが千恵から外れ、千恵も秘裂でペニスを上から押さえる形で動きが止まってしまう。
「「なっ、何っ!?」」
二人は何が起きたのか判らないまま襖を蹴破り、こちらに転がって来るほのかと真奈美を呆然と眺める。
「っっ!! あああっっ!!」
次の瞬間、宏の悲痛な声と共に堰き止められた大量の白濁液が宙を舞い、ベッドサイドで宏を見上げたほのかと真奈美目掛けて放物線を描きながら落下した。
「「!!!」」
ほのかと真奈美は目の前で宏の大きな勃起肉が脈打ち、先端から勢い良く精液が噴出する瞬間に息を呑む。
男の、宏の射精シーンを生まれて初めて見た二人は大きく目を見開き、落下してくる白濁液を避ける間も無く頭からまともに浴びてしまう。
ボタボタと髪の先から胸元まで、千恵の子宮に注がれるべき大量のザーメンが二人を白黄色に染めてゆく。
寒天状にプルプル震え、濃厚で熱い精液が至る所にこびり付き、栗の花の匂いが全身を包むと二人は微動だに出来なくなった。
「あ……、やっちゃった」
宏は微かに優の呟きを聞いた気がした。
それは悔いていると言うよりも、ちょっとミスっちゃった、と言う軽い感じだった。
「あ……!?」
「……え!?」
ほのかは精液の熱さで我に返り、場の雰囲気が重い事にようやく気付く。
真奈美は強烈な宏の匂いで我に返り、大きな瞳を何度も瞬きさせながら周囲を見回して己の状況を理解した。
「「あ……あの……ごめん(なさい)」」
二人はずり下がったショーツもそのままにそそくさと横座りし、頭を下げる。
流石に拙いコトをしでかした自覚が湧いて来る。
すると廊下を駆けて来る二つの足音が次第に大きくなり、晶と若菜が血相を変えて部屋に飛び込んで来た。
二人は部屋の入り口で立ち竦み、大きく目を剥いて口を金魚みたくパクパクさせている。
「ちょっと何なの!? 何が起こったの?」
破れた襖や呆然としている宏と千恵、目を泳がせて視線を合わせないほのか達を横目で見ながら晶がきつい口調で誰とも無く問い詰める。
ほのかと真奈美は両手で股間を覆っているものの金色の草原や淡い翳りが顔を覗かせ、尻も殆ど見えている。
半分脱げ掛かったショーツのクロッチの部分はじっとりと濡れそぼり、甘酸っぱい香りを部屋中に振りまいている。
(やれやれ。この二人か、騒ぎを起こした張本人は)
ほのかと真奈美の態度から何となく事情が呑み込めるものの、今、この場で表立って責める事はしない。
後で話し合いながら注意すれば済む事だし、それがお局としての威厳(?)を保つコツだと判っているからだ。
続いて晶は事の起こりを知っているであろう優に顔を向ける。
姉の視線を受けた優は心配しなくて大丈夫♪ と微笑みながら小さく頷く。
その微笑に晶は悪い事態でなくて好かったと表情を和らげ、ホッと息を吐く。
(ったく、あたしが知らない所で変なコトしてないでしょうね!?)
晶は一度鋭い視線をほのかと真奈美に浴びせた後、茫然自失の宏と千恵に視線を向け、二人に同情すると同時に宏の顔を見て思わず吹き出しそうになる。
宏は全身真っ白になり、千恵を抱えたまま大きく目を見開き、フリーズしている。
勃起したままのペニスは行き場を無くしてピクピク震え、先っちょからは名残の液がタラリとシーツに垂れている。
こんな宏は滅多に見られない。
(ありゃりゃ。姉さん、固まってるし)
一方、若菜は千恵の姿に思わず苦笑する。
宏に両足をM字に抱えられたまま股間を晒し、潮に塗れたピンク色の秘唇が小刻みにヒク付いている。
肉付きの好い秘裂はパックリと開き、白蜜で溢れた朱色の肉襞さえ大きく晒しているのだ。
若菜はイキ損ねたであろう千恵に女として同情を禁じ得なかった。
(まぁ、大丈夫でしょう♪ 宏ちゃんがいるし♥ ……ふ~ん、なるほどね~♪)
部屋を見渡し、大体の事情を察した若菜は宏達とほのか達を見比べてニンマリする。
そしていきなり人差し指をほのかと真奈美にビシッ、と突き付けると声高に叫んだ。
「ほのかさんと真奈美さん、宏ちゃんのセックス覗いてたんでしょ~♪ ……で、どうだった?」
嬉々と尋ねる若菜、穏便に済まそうとしていた所を突き崩されて苦笑する晶、終始微笑んだままの優、バツが悪そうに身体を縮めるほのかと真奈美。
この場に居る誰一人として、一番の被害者である宏と千恵に慰めの言葉を掛ける者はいなかった。
(つづく)
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