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ライトHノベルの部屋
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~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~
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プレリュード(3)
プレリュード(3)
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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宏達一行はパペーテから国内線に乗換え、プロペラ機で一時間半の距離にあるタカロア島――タヒチ島より更に赤道に近い――へ移動し、昼過ぎには港に隣接するホテルでチェックインを済ませた。 ホテルと言っても客室は十数個ある小さな無人島にログハウスが一棟ずつ建っているタイプで、一般的な水上コテージとは比較にならない程スケールが大きく、宿泊客は南の島ひとつをまるまる占有する事が出来た。 ログハウスではホテルから通って来る専属の女性スタッフ数名(宏は本物の『メイドさん』だと悦び、命名するも晶と千恵から冷たい目で見られた)が朝食の用意から夕食後の片付けまでお世話してくれるし、ベッドメイクや掃除をはじめ、リビングに隣接するバーカウンターで各種ドリンクや軽食も作ってくれるので滞在中は上げ膳据え膳でゆっくりくつろげる様になっていた。 勿論、人払いも出来るし自炊や街へ出ての食事も可能なので自由気ままに南国の無人島ライフを楽しむ事が出来た。 但し、街への往復や日帰りの近海クルーズ、沖合いでのダイビング(全て無料だ♪)などは高速船――各島専用の大型クルーザーで、船名にはそれぞれの島の名前が付けられている――を使うので、その時はホテルへ連絡して操船して貰うのだ。 宏達は街の市場で仕入れた当面の食料や日用品などを山ほど抱え、メイドさんが操船する『サザンクロス』号で十分の距離にある南海の孤島(環礁に囲まれ、周囲三キロはある緑豊かな島だ♪)に向かった。 そして滞在初日の今日から三日間はメイドさん達には遠慮してもらい(何せ名実共に新婚初夜だし♥)、島に上陸したのは宏達七人だけだった。 こうして、宏達のラブラブハネムーンウィークが始まった。
☆ ☆ ☆
「桟橋からログハウスを挟んだ反対側に入り江と浜があるんだ。で、ログハウスの右にある小高い丘の展望台からは周りの景色や満天の星空が見られるよ♪ ……ホラ、見えて来た♪」
抜ける様な青空と柔らかくも強い陽射しの下、鳥の囀(さえず)る声をBGMに椰子に囲まれた小路(当然、舗装などされていない砂利道だ)をゆっくり歩く事三分。 宏の指し示す方向には一抱えもある大きな丸太が何本も組み合わせられ、平屋建てなのに二階建ての様に見える大きなログハウス(後に、ほのかから正確にはログキャビン、若しくはログホームだと教えられた)が一棟、宏達の到着を待ちわびるかの様に建っていた。 背の高い椰子の林を切り開き、蒼い海が一望出来る地点に建つそれは、まるで南海リゾートへの玄関口にも見える。
「ここが島での俺達の住まいだよ♪ 無人島とは言え、電気、ガス、水道が完備されているから何不自由無く過ごせる……うぉっ!」
「「「「「「おぉ~~~~っ♪」」」」」」
宏が玄関を開けるや否や、瞳を煌かせた六人の美女が宏を押し退け内部に乱入、そして驚嘆の声を上げる。 見た目はどこにでもある年季の入ったログハウスだが各部屋の天井は三メートル以上と高く、大人十人でも余裕でくつろげる吹き抜けの広いリビングや全面ガラス張りの(スイッチひとつで日除けのスモークガラスに切替る)ジャグジールームなど、外観からは想像出来無い瀟洒な造りになっていた。
「「「「「「きゃ~~~~、素敵~~~~♪」」」」」」
木目を生かして落着いた雰囲気の寝室や綺麗に磨かれて清潔なキッチン、果てはテラスの横に設えられたバーベキューコンロや簡易流し台、かまどが付いた東屋(あずまや)など、無人島の設備とは思えない、想像以上の豪華さにみんな満足気に頷いている。
「リビングを出た廊下の片側にはキングベッドの寝室が四つと、全員が一度に入れる大きさのジャグジーが海側に並んでいるんだ。いずれもの部屋も小さなテラス付のオーシャンビューだよ♪ で、もう片側にはダイニングキッチンやランドリールームにリネン室、少し広めの洗面所兼シャワー付きトイレ……早い話、ユニットバスがあるんだ。まぁ、御多分に漏れず二ヵ所あるユニットバスはビジネスホテルと同じ作りだけどね」
メイドに成り代り、みんなを引き連れて屋内を案内していた宏が肩を竦めると、ハネムーンに浮かれ、テンションの高いほのかが笑いながら肩に手を回して来た。
「宏ぃ、ジャグジーをバスタブに見立てれば日本の風呂と変わらんさ♪ 第一、ジャグジーなんて『ハイカラ』な機能なぞ、ここにいるメンバーは誰も使ったコト無いだろうし使わんだろ?」
晶以下五人の女を見回し、いかにも西洋人丸出し(実際は半分日本人なのに)で見下した態度に、生粋な大和撫子である若菜が頬を膨らませて抗議した。
「え~~~っ、私、ジャグジー入りたい~。映画みたいに泡風呂、使ってみたい~~~っ」
地団駄踏んで駄々を捏ねる若菜に、千恵がすかさず突っ込む。
「あんたは黙ってなさいっ。話が進まんだろうがっ! ……ったくぅ、使いたきゃ一人で使いなさいよっ」
ほのかの言い回しに引っ掛る所があるものの今はスルーし、両手を腰に当てると上を向き、いつものポーズで身長百七十五センチの妹を睨み付ける千恵。 しかし生まれてからこの方二十三年間、姉と寝食その他諸々を共にしただけに、この程度でめげる若菜では無い。 こちらも負けじと腰に両手を当てて身長百五十センチの姉を見下ろし、仁王立ちになる。 見た目も性格もまるで正反対な双子だが、視線を相手に向けるタイミングや首を傾げる角度など、息もピッタリだ。
「いいもんっ! 宏ちゃんと二人っきりで、しっぽりねっとり、ジャグジーを満喫するもんっ」
身長差二十五センチの凸凹美姉妹(でこぼこしまい)漫才が始まるかとみんなが微笑んだ矢先、思わぬ所から若菜に同調する狼煙が上がった。
「あ、それ好いかも♪ 私も使ってみたいわ~、ジャグジー。宏君と一緒に泡風呂に入って星空を見上げる……。あぁ、なんてロマンティックなんでしょう♥」
宏の左手を自分の頬に宛がい、瞳をハート型にした真奈美がうっとり微笑むと、いつの間に宏の背後に移動した優が両手を首に回し、顎を肩に載せて抱き締めた。
「……ボクも一緒に入る♥ ヒロクンと一緒に全身泡まみれ。……ついでにボクのアソコもヒロクンの子種まみれ♥」
結婚式からず~っと夢見心地の優が放った爆弾発言に、姉である晶も黙ってはいなかった。
「ちょっとっ! あたしを差し置いてナニみんな勝手なコト言ってんのよっ。あたしも一緒にジャグジーするに決まってるでしょっ♪」
宏の右腕を胸の谷間に抱え込んだ晶が、ほのかに向かって思いっ切りアカンベーをする。 どうやら、ほのかの自分を見下した発言にムカついていた様だ。 その証拠に額には小さな青筋が幾つか浮び、こめかみがピクピクと痙攣している。
(あらら~、晶さんったら、あんなにはしゃいじゃって。よっぽど宏とのハネムーンが嬉しいのね~)
普段の凛とした態度とは裏腹な子供じみた晶の態度に、千恵は珍しい物を見たかの様に目を見開く。 こんなにも感情豊かで表情が活き活きしている晶を見たのは小学校高学年か中学の一、二年の時以来かもしれない。
(でも、あたいだって宏と一緒に旅行出来てメッチャ嬉しくて超~楽しいんだから♪)
宏と一緒に泊り掛けで遠出するなんて、三年前の冬に家族を交えて山奥の温泉に行ったきりだ。 もっとも、その時は湯船の中に仕切りがある露天風呂に入ったものの隣にいる宏を意識し過ぎ、余りの恥ずかしさに逆上せてしまった。 更にはその後の宴会でも酔い潰れてしまい、結局、宏とまともに話せないまま帰ったと言う、千恵にとっては好い所の無い、散々な旅になってしまった。 そんなほろ苦い想い出に、心なしか千恵の目元がほんのり紅くなる。
――好きなのに言葉に出来無いもどかしさ――
当時の甘酸っぱくも切ない、宏への溢れる想いが蘇ったのだ。
(でも、今は――)
千恵は一回瞬きする間に妹に取った態度を百八十度転換させ、ほのかに指を突き付けて宣言した。
「ほのかさん、あたい達『日本人』は宏と一緒にジャグジー楽しむから、西洋人のほのかさんはひとりで使っててっ」
日本人の部分を強調しつつ、二歳年上の金髪碧眼美女をバッサリと切り捨てる千恵。 千恵も、ほのかの日本人を見下した態度に少々カチンと来ていたのだ。 腰まで届くポニーテールと髪を縛っている赤いリボンが小さく逆立ち、吊り目がちな瞳も若干、吊り上っている。 ほのかは今まで反抗らしき態度を取った事の無い千恵の豹変振りに慌てて両手を前に突き出し、誤解だと大きく横に振る。
「あ、いや、そーゆー意味で言ったんじゃなくってだな、つまり、その……」
予想外の反発に急遽修正を試みるも既に時遅し。 助けを求めようと左右を見れば、宏の背後に千恵以下五人の妻達(皆、満面の笑顔だが瞳だけは笑っていなかった)。 一方、それに相対して一人立ち尽くすのは自分だけ。 いつの間にか、孤立無援になっている。
「そんなっ! 『ハイカラ』って、ちょっとしたジョークだったのにぃ~~~~っ!」
形好い眉と切れ長の瞳を八の字に下げ、ほのかのめったに聞けない――ある意味貴重な――泣き声が無人島に響いた。
☆ ☆ ☆
宏達はリビングに面したテラスで裸足になると短い階段を下り、目の前に広がる浜辺へと来ていた。 ここは入り江の最奥に位置し、左右を見渡すと白い砂浜が数百メートルに亘って緩い弧を描いている。 島そのものは、両端の角を丸くした三日月形をしているのだ(両端を結ぶラインの海中にサメ除けの鋼鉄製フェンスが張ってあるのだと、後にメイドさんから聞かされた)。
「うわ~~~、すっごく綺麗な海~~~♪ 打ち寄せる波から沖までずっと透き通ってて、海の底の珊瑚までよ~く見えるわ~♪」
「ん~~~~、風が気持ち好い~~~~♪ のんびり過ごすにはもってこいの環境だな♪」
「エメラルドグリーンの海で泳げるなんて……実家の海よりずっと優雅で贅沢ね♪ ふふっ、熱帯魚もいっぱい泳いでて、素潜りするのが楽しみだわ♪」
長い髪をなびかせた真奈美がはしゃぎながら波打ち際を駆け回り、ほのかと千恵は環礁の奥に丸く見える水平線を見回しては感嘆の声を洩らす。
「きゃぁ~~~♪ カクレクマノミがいるぅ~~~♪ ニーモに……マリンだぁ♪」
「おっとっとっ♪ 風がある分、大きな波もたまに来るわね」
「……若菜ちゃん、ヤバイ台詞に気を付けようね」
若菜と晶は波の満ち干きに合わせて前進後進を繰返し、優は内心冷汗を垂らしつつ大人の事情をそれとなく伝える。 透明感溢れる海と空を前に、みんなの心からほのかの失言騒動はすっかり消え去ってしまう。 元々、いつまでも引き摺る喧嘩など誰も出来やしないのだ。
(素潜り……か。懐かしいなぁ♪)
千恵の言葉に宏が微笑む。 六年前、高校二年の千恵と二人っきりで海水浴を楽しんだ時の事を思い出したのだ。 当時十五歳の宏は、千恵の女としての色っぽさと存在感を強烈に意識させられた日でもあった。
「おぉ、冬といっても常夏の国だけあって流石に暖かいや。これなら泳ぐのも問題無いね♪」
足首まで海水に浸し、打ち寄せる波と足裏を流れる砂の感触を楽しんでいた宏のひと言に若菜が首を傾げた。
「冬? 宏ちゃん~、今は七月だよ~。冬じゃないよぉ~」
形好い眉を少し下げ、宏の言葉に苦笑する若菜。 と、そんな若菜にほのかが納得したかの様に頷き、大きく口を開けて豪快に笑い出す。
「あ、いや、若菜ちゃん。ここは南半球だから北半球に位置する日本とは季節が逆になるんだ。日本を発った時は夏でも、赤道を越えると冬になるんだ♪ 因みに、太陽の位置も赤道の方向、つまりここでは北を向くんだな♪」
ほのかの職業パイロットならではの簡潔で判り易い解説に優も「その通り」と頷く中、血相を変えた千恵が飛び上がって妹の頭を小突いた。
「あんた、ホントに大卒かっ!? 今時分の小学生だって判るぞ、んなもんっ。……ったく、あたいの妹なのに、なんでこんなにもおバカなのかしら?」
眉根を寄せ、上目遣いで睨み付ける千恵のツッ込みも何のその。 若菜は破顔一笑、無意識に地雷を踏む。
「だって~、私は姉さんの妹だも~ん♪」
「そりゃそうだ……って、どーゆー意味よっ!! こらぁっ、待て~~~~~っっ!!」
完全に目くじらを立てた千恵が眉とポニーテールを逆立て、不遜な態度を崩さない妹を追い回す。 一方、若菜は若菜で怒れる大魔神(千恵の事だ)に動ずる事無く、キャッキャと実に楽しそうに笑いながら波打ち際を駆けて行く。 傍から見ると、まるでじゃれあう二匹の子犬そのものだ。
「やれやれ、あの二人だけはたとえ世界が滅ぶ瞬間……滅んでも、ああしてるんでしょうねぇ」
時、場所、状況を選ばない、いつもの美姉妹(しまい)漫才に苦笑した晶が顎で二人を示すと、みんな同感とばかり軽やかな声で笑い出す。 宏は六人の心からの笑顔に、昨日からの疲れや長距離移動のストレスが表れて無い事に心底安堵する。 何せ、昨日の結婚式からノンストップでここまで来たのだ。 いくらファーストクラスのシートで数時間眠ったとは言え、ベッドで眠るのとは疲れの取れ方がまるで違うし、時差ボケが加わって辛そうな仕草や表情が現れても不思議では無い。 そんな状況なだけに、普段となんら変わらない素直な笑顔に安心したのだ。
「ホント、みんな元気だよなぁ」
思わず呟いた言葉に晶は小さくクスリと笑い、そっと寄り添うと腕を絡めた。
「それはね、ヒロと一緒にいるからよ♥」
晶は愛する男の耳元で囁き、頬に唇を寄せた。
☆ ☆ ☆
「宏ちゃん~♥ さっそく泳ごうよ~! 海も暖かいし、せっかく水着も買ったんだし~♪」
息も切らさず、若菜が海水を手に掬っては頭上に放り投げるパフォーマンスを繰り広げている横で、千恵が膝に両手を当てて俯き、ゼ~ゼ~と荒い息を吐(つ)いていた。 どうやら若さ(千恵と双子なのに)と足の長さ(差を測ると千恵が怒る)にモノを言わせて逃げおおせたらしい。
「こんなに広いビーチが独り占めなんて、どこぞのセレブにでもなった気分だわ。誰もいない、ってのが好いわね♪」
晶は風でなびく長い髪を片手で押さえつつ、瞳を細めて嬉しそうに笑う。 その表情は仕事で見せる愛想笑い――営業スマイル――とはまるで違う、心からリラックスした魅力ある笑顔だ。
「……ヒロクンと誰もいないプライベートビーチで海水浴♥ いつでもどんな姿にでもなれる浜辺♥」
と、姉の言葉に反応した優がおもむろに着ている蒼のTシャツを脱ぎ出した。 その余りにも風景に溶け込んだ自然な動きに、宏は優がジーンズを脱ぎ終えるまで全然気付けなかった。
「って、優姉っ!? 急に脱いでどうしたのっ?」
宏が慌てて向き直ると、そこには薄ピンク色のソフトブラとショーツだけの姿になったスレンダーな美女がひとり、足を軽く交差させたモデル立ちのポーズを決めて立っていた。
「……ヒロクン♥」
南国の温かい風がシャギーにしたショートヘアを小さく揺らし、目鼻立ちの整った小顔と紅潮した白い肌を撫でては宏の元へと流れゆく。
(あ……いつもの……優姉の匂いだ♥)
見つめ合っていると、潮の香りに交じって仄(ほの)かに香る柑橘系の香水と汗の僅かな匂いが宏の鼻腔を心地好くくすぐる。 視線を下げると、美乳(七十七センチのCカップだ♪)の谷間に薄っすらと掻いた汗が一滴流れ落ち、南国の陽射しをキラリと煌かせる。
「ヒロクン、ここにはボク達しかいない。だったら、思うままの姿で泳いだ方がずっと自然で気持ち好い♪」
細く括れた腰から丸く張り出すヒップラインを強調するかの様に、ゆっくり腰を捻ってポーズを決める優。 頭の先からつま先まで続く身体のラインには一切の無駄が無く、女性らしい柔らかな丸味を帯びて見る者全てを魅了する。 そんな誤魔化し様の無い八頭身スレンダー美人の下着姿に宏の鼓動はヒートアップし、容赦無く熱視線を浴びせてしまう。
「優姉、すっごく綺麗だ♥ いつもに増してすっごく輝いてて……堪らなくセクシーだ♥」
宏の視線はブラの頂(いただき)にポッチリと浮かぶ半球状の突起と、ショーツの下に薄っすらと透けて見える深い亀裂の存在をしっかりと捉えていた。
(ああっ……真っ裸じゃないのにっ。ただの下着姿なのにっ……なんて色っぽいんだっ♥)
贅肉の無い引き締まったボディーに紅潮した白い肌、柔らかそうな双丘の膨らみと陶磁器の様な滑らかさを持った下腹部の曲線。 そして愛する女性(ひと)から潤んだ瞳で見つめられる恥ずかしさと愛おしさ――。 見る程に股間に流れ込む血液量が徐々に増え、パンツの中で疼く肉棒の体積が鼓動ごとに増してゆく。 宏はまるで女神像そのものの美しさに見蕩れ、息をするのも忘れてしまう。 一方。
(……ヒロクンに見られてるっ! ボクの下着姿、食入る様に見られてっ……。ああっ、ヒロクンの熱い眼差しだけで……イっちゃいそう♥)
肌の表面に突き刺さり、チリチリと焦がす宏の熱視線が尖り出した乳首を襲い、疼き始めた秘核を大きく膨らませる優。 沸騰した蜜が蕩け始めた女壷からトロリと流れ落ち、背骨に媚弱電流が駆け昇ると同時にショーツに浮かんだ笹の葉状の染みを大きく広げてゆく。 何度肌を重ねていても、愛する男性(ひと)の視線を受けただけで鼓動が早まり、秘裂が熱を孕んでは自動的に開き、中の媚肉を晒してしまう。
(うわっ! 優のヤツ、すっかり出来上がってんじゃんっ。……ったく、これが普段、クールに決めている女とは思えんわ。……まぁ、これがハネムーンマジック、かもな♥ だったら……)
(あらら~。優先輩ったら、お股が凄い事になってるし。……まぁ、新婚旅行初日だから当然かしら♥ だったら……)
呼吸も荒く発情状態の優に、真っ先に同調(シンクロ)したのがほのかと真奈美だった。 二人共、宏と優のやり取りを聞き終えるや否や、見る間に下着姿になってゆく。 どうやら、宏に見られる快感♥ (と見せ付ける悦び♪)を自分達も味わいたいらしい。
「ちょっとあんた達っ! いくら誰もいないからって、外でインナー姿になるのは止(よ)しなさいっ。下ろし立ての水着があるでしょ!」
ほのかはともかく(オイッ、それはどーゆー意味だっ! と後にツッ込まれた)、妹や真奈美の無節操さに眉をしかめた晶だったが、視界の端で千恵がいそいそとジーンズを脱いでいる姿が映り込んだ。
「って、千恵ちゃん!? あなたまでっ!?」
大きな瞳を更に見開いた先には、普段は理性と良識を備えた千恵が、はにかみながら宏の目の前で可憐だが扇情的な下着姿を披露していた。 フリルの付いた目にも鮮やかな真っ赤なレースのブラの下には濃い桜色に染まった可憐な二つの蕾が透けて見え、紐ビキニショーツのクロッチ部分には肉付きの好い、女だけが持つ深い縦筋がクッキリと刻まれている。
「えへっ♪ だって、優さんの言う通りなんだもん♪ こんなチャンス、この先もう無いかもしんないし、せっかくだから宏と一緒に楽しまなきゃ損だと思って♪」
にこやかに笑い、ブイサインを掲げる千恵に、晶も思わず苦笑する。
「あらあら、まぁまぁ。南海の小島に来た途端、みんな弾けちゃって。……それじゃ、あたしも♥」
凝り固まった常識を自ら打ち砕き、何の躊躇いも無く極楽鳥の描かれたワンピースを脱ぎ捨てる晶。 その心は、妹やみんなと同じ様に宏に見て貰いたい、愛する宏に見て欲しいと言う、恋する女のエゴもあった。 と、みんなの脱ぎっぷりに今頃気付いた若菜が涙目で叫んだ。
「あ~ん、出遅れたぁ~~~っ! 私の出番が無い~~~っ!」
べそを掻きつつ、それでも嬉々として下着姿になる若菜だった。
(つづく)
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プレリュード(4)
プレリュード(4)
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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宏の目の前には優に倣って下着姿の美女が五人、それぞれセクシーポーズを決めてウィンクする。
「「「「「どう? 太陽の下で見るランジェリー姿は♥」」」」」
晶はアダルトムード満点な紫のチューブトップブラとビキニショーツで。 ほのかは元々ノーブラだったので黒のスキャンティーだけのセクシーなトップレス姿。 真奈美はキュートさを打ち出したブルーのソフトブラと紐ショーツ姿を。 千恵と若菜は色違い(千恵は赤、若菜が白だ)でレースの四分の三カップブラとビキニショーツ(千恵は紐タイプだ)で。 どれもお椀形をした綺麗なオッパイがズラリと勢揃いし、プルプル、プルンプルンと、弾力と柔らかさを兼ね備えた双丘が目にも美味しそうに揺れている。 下半身に目を移せば大きく張り出した腰からムッチリと張りのある太腿がスラリと伸び、ショーツに包まれたデルタゾーンの存在をいやが上にも強調する。 ある者は二の腕で胸の谷間をより深く作ってみたり、またある者は長い足を軽く交差させてレッグラインを強調したり。 果てはショーツのクロッチを肉溝に押し込んで淫靡さを演出してみたりと、それぞれが思い思いにアピールする。
「みんなっ………………♥」
スーパーモデル以上のスタイルと美貌を誇る六人の美女によるシーサイド・ランジェリーショーに顔を紅潮させ、言葉を失くしてただただ見つめるだけの宏。 あんぐりと口が開き、涎が流れ落ちんばかりに顔が弛み切っている。 開放感溢れる大自然の元での壮観な眺めに、パンツの中では息子が鼓動に合わせて更に膨らんでゆく。 そんないつまでも何も言わない(ある意味、朴念仁な)宏に、妻達が焦れた。
「ホレッ、宏っ♥ 何か言う事があるだろっ♪」
「そうよ、ヒロ♪ 女と海水浴に来たら、男が開口一番言う台詞があるでしょ?」
「宏君♥ どうかな?」
褒めて欲しいオーラ全開のほのか、晶、真奈美から同時に詰め寄られ、その迫力に思わず一歩後退する宏。 しかし背後からは妖しげに瞳を光らせた千恵、優、若菜が一歩迫る。
「宏? もしかして似合ってない? 下着よか水着の方が好かった? あたしゃ、てっきりこっちの方が悦ぶもんかと思ってたけど?」
「……ヒロクンだけ服を着ているのはマナー違反。あ……、脱がせて欲しい……とか♪」
「宏ちゃん~♥ みんな宏ちゃん好みの下着を着けてるんだよ~♪ どう? 色っぽい?」
迫り来る危機(?)に、宏の頭にある言葉が浮かんだ。
(前門の虎、後門の狼……とはこのことか? 前立腺の恐怖、肛門の危機、の間違いじゃないのか?)
何とも場違いなフレーズに反目するかのように、トランクスの中では臨戦態勢が整いつつあった。 剥けた亀頭がパンツで擦れ、むず痒い刺激となって勃起を更に促し、カウパー汁が溢れ出してはパンツに丸いシミを拡げてゆく。 と、ジーパンの上からでも判る棒状の膨らみをチラリと一瞥し、満足気にニヤリと妖しげに笑う(宏にはそう見えた)ほのかと真奈美。 そしてクルリと背を向けると宏にヒップを突き出し、左右に振って見せると海に向かって猛ダッシュする。 どうやら、追い掛けて来い、捕まえてごらん、と言う事らしい。
「ひゃっほぅ~~~っ♪ 海だ海だぁ~~~~っ♪」
「いやぁ~ん♪ 今年の初泳ぎよ~~~♪」
ひとりは光り輝く金髪、片や漆黒の長い髪をそれぞれ横になびかせ、波を蹴立てながら全速力で走る。 そして波に足を取られると頭から海へ向かってダイブする。 そんな元気一杯な二人に続けとばかり、千恵と若菜、晶と優が宏の両手を掴み、背中を押して海へ向かって駆け出す。
「……って、ちょっと待ってっ! まだ脱いでないっ……」
「「「「そ~~~れっ♪」」」」
美女四人に浅瀬まで引っ張られ、思いっ切り前方に押し出された宏は服を着たままオーシャンブルーの海へと投げ込まれる。
「どわぁ~~~~~っ!!」
「「「「「「あはははは~~~~っ♪♪」」」」」」
悲鳴ごと波間に沈む宏の滑稽さに六人の美女の歓声が沸き上り、南の島を明るく包み込む。 妻達はうつ伏せのまま海面にプカリと浮かび上がった宏目掛けて突進し、抱き起こすと我先にとキスの嵐を顔中に降らせる。 そして結婚式で見せた笑顔よりも何倍も輝く笑顔を愛する男性(ひと)へと捧げる。
「濡れた服は脱がさないと♪」
誰かの号令一発、宏は十二本の腕によってあっと言う間に生まれたままの姿に剥かれてしまう。 当然、股間には天を向いてそそり勃つ肉槍が一本、南国の太陽と十二の瞳に晒される。
「おおっ♪ お日様の下で見るペニスって初めてだ♪ こんなビッキビキにいからせて、宏も気が早いなぁ♥」
「いやん♥ もうこんなにおっきくしちゃって♪ 宏君、夜はまだまだ先なのにぃ♥」
ほのかが股間の真正面にしゃがむと興味津々にジ~~~っ、と見つめ、目元を朱らめた真奈美が甘く蕩ける声で宏の太腿を掌でなぞり上げる。
「ふ~ん。外で見るヒロの勃起したオチンチンって、ベッドで見るよかずっと『ピ――』さく見えるわね。なんだか意外だわ。……あ、そうか。海水……塩水なだけに塩漬けにされたから萎んだのかしら♪」
「うわっ! 晶姉さんったら~、そんなコト言ったら宏ちゃんが可哀想だよぉ~。そーゆーコトは思ってても黙っているのがマナーなんだよ~」
宏は晶の何気無く発した、しかし男の尊厳を根幹から微塵に打ち砕く言葉に固まり、耳が自動的に『自主規制』を掛けるや否や記憶からも即刻、永久に消し去る(思い出すと本気で凹むからだ)。 同時に、何の慰めにもなっていない(むしろ追い討ちを掛けた)若菜の言葉に涙する。 ただ、千恵だけがよしよし、と頭を撫ぜて慰めてくれた事だけが唯一の救いだった(しかし瞳は笑いを懸命に堪(こら)えていた)。 それでも、魅力的なランジェリー姿を見せ付けられた(実際は嬉々として眺めていた)宏の逸物は、それはもう、すっかり涎を垂らして準備が整っていた。
「しっ、仕方ないだろっ! こんなにセクシーな姿をいっぱい見せられたら、大人しくなんて、していられないよっ!!」
半ば自棄(やけ)っぱちになって叫んだ宏は一歩後退すると、両手で海水を掬うとみんなに向かって浴びせ掛ける(その度に股間でプランプラン揺れる肉棒がご愛嬌だが)。 が、当然の如く、その六倍以上(高速で掬い返す女――浮かれた金髪娘だ――がいた)の海水がすぐに撥ね返って来る。 その水の量たるや半端ではない。 まるでバケツに溜めた水を一気に浴びせられた感じだ。 しかし、そんな状況下でも宏は怯まず、海水を掬っては妻達に掬い返す。
「とりゃっ、とりゃっ! うわっ、一対六なんて反則っ……うぷっ!」
「先に攻撃したのはそっちだろっ♪ ホレホレっ、これでどうだっ!」
「……ヒロ。あたしに対して好い度胸してんじゃないっ。覚悟出来ての狼藉でしょうねっ! うぉりゃぁ~~~~っ!!」
「……宏。『自業自得』って言葉、知ってる? 知ってるわよね!? 知っててあたいに掛けたのよねっ!!」
顔を上げた瞬間、海水をまともに食らった宏に、ほのか、晶、千恵が迫る。 ほのかはじゃれ合っている感覚だが、宏からの攻撃を浴びた晶と千恵は髪の先からポタポタと海水を垂らしながら睨んで来る。 その瞳は本気と書いてマジと読むそれだ。 そんな鬼気迫る三人に、若菜と真奈美、優が微笑みながら防戦一方の宏に追い討ちを掛ける。
「わ~~~いっ♪ 宏ちゃん~、海って楽しいわね~♪ えいえいっ、とりゃっ♥」
「あ~ぁ、宏君ったら、キレる事無いのに。夫なんだから妻の下着姿を見て勃起して貰わないと、こっちが悲しくなるわぁ。えいっえいっ♥」
「……ヒロクン、作戦を間違えた。ここは大人しく降参していれば今後のダメージが軽く済んだ。……えいっ♥」
それぞれしおらしい事を言いつつ、海水を掬っては宏に向かって容赦無く浴びせ続ける。 六人の美女達は下着姿のまま、穏やかで優しい南海の風景に溶け込んでゆく。
(あぁ、なんて綺麗なんだ……。逆光の中でみんなの姿がまるで……♥)
太陽を背にした六人がシルエットとなり、銀色に光り輝く波飛沫の中で楽しそうに歓声を上げ、跳ね回っている。 頭や身体を捻る度に濡れた長い髪が振り子の様に回転して水飛沫を飛ばし、水の滴る白い肌に纏わり付いては剥がれてゆく。 宏はまるで万華鏡の中で人魚と戯れているかの様な錯覚に陥った。
「あはははは~~~~~っ♪」
「いやぁ~~~~ん♥ ブラがずれちゃった♥」
「このっ! このこのっ!! 観念しなさいっ!」
「あ、スキャンティーがずれて半ケツになってら。……ま、いっか♪」
「ちょっ、みんな、落着いてっ……んあ゛ぁっ!!」
南国リゾートアイランドでの攻防戦は宏が力尽き、波間に漂うまで延々と続いた。
「あ~~~、疲れたぁ~~~~」
浜辺に敷かれたビーチマットに全身ずぶ濡れになった宏が全裸のまま、勢い良く倒れ込む。 海の中で散々駆け回ったので息も絶え絶えだ。 大の字に広げた手足も鉛を詰め込んだかの様に重い。
「なによ、だらしないわねぇ。そんなんじゃ、これからが大変よ?」
「そうだぜ? これからが本番なんだし♥」
「宏ちゃん~、今からバテてたら駄目だよぅ~。ヴァカンスは始まったばかりなんだから~」
顔の横で晶が膝立ちになって見下ろし、ほのかと若菜も同じ姿で顔を覗き込む。 どの顔も満面の笑みを浮かべ、少しも疲れた様子が窺えない。 大自然の元で宏との触れ合いが疲れを感じなくさせているのだ。 と、宏は今気付いたかの様に跳ね上がる。
「あ、このマット、千恵姉が敷いてくれたんだよね。ありがとう♪」
千恵に向かい、頭を下げて礼を言う。 すると、片手をパタパタ振りつつ照れたようにはにかみ、千恵は首を横に振る。
「ううん、テラスの横にある物置小屋にビーチパラソルとかデッキチェアとか海水浴の道具が全て揃ってたから、取り敢えず休憩用にマットを持って来ただけ。砂の上に直接横になるよか好いかと思って」
水遊びが長くなると踏んだ千恵が、みんなが遊び回っている間に用意してくれたのだ。 細かい気配りが出来る千恵ならではの心遣いに、他の妻達も一斉に礼を言う。
「ごめん、そこまで気付かなかったわ。悪いわね」
「ごめんな。この埋め合わせはきっとするからさ♪」
みんなから労いの言葉を掛けられ、頭を下げられて大いに照れる千恵だった。
「……にしても、ヒロクン。言葉と裏腹にこっちは元気溌剌(はつらつ)♥」
優が瞳を潤ませ、仰向けで横たわる宏の足の間に正座する。 宏の逸物は塩水で萎む事無く、未だ臍に届かんばかりにそそり勃っているのだ。
「だって仕方無いじゃんっ! その……みんなの姿が……」
上体を起こしたまま、宏の視線が改めて妻達の肢体を上から下まで万遍無く舐めてゆく。 濡れた下着が肌に貼り付き、それが本来隠すべき部分をクローズアップさせているので、全裸より一層扇情的に見えるのだ。 透けたブラの下にはピンク色の丸い乳輪が浮かび、その中心にそびえる濃い桜色の肉筒。 半球状、円柱状、小指大、半円状など、見本市の如く綺麗な乳首が自己主張しつつ並び、ショーツに目を移せば男心を惹き付けてやまない綺麗な縦筋が並んでいるのだ。 肉付きが好く、深い渓谷を刻む女の亀裂、ピンク色の秘唇が僅かに顔を覗かせ、シンメトリーな肉片を浮かび上がらせている女性の割れ目、既に充血して大きく秘唇と秘核をはみ出させている雌の生殖器などなど、宏を魅了する無毛の秘裂が六つも浮かび上がっているのだ。 これで勃たない宏ではない。
「それじゃ、ボクが夕食までの間、慰めてあ・げ・る♥」
宏の逞しい肉棒に、すっかり魅了された優が一歩、にじり寄る。 そして潤んだ瞳を宏に向けつつ、嬉しそうに大きく口を開いた――。
☆ ☆ ☆
(――あぁ、そうだったっけ)
己の肉棒が優の熱く蕩けた膣壁に柔らかく包み込まれる感触を味わいつつ、宏は青姦下着エッチに至るまでを思い出した。 なんてことは無い、全て自然な流れだったのだ。
「ヒロ? もしかして疲れた?」
顔面騎乗のまま、晶は宏のボンヤリとした表情に眉根を寄せる。 これまでの疲れが出たのかと思ったのだ。 考えてみると、昨日の結婚式から今日ここまで、自分達を休み無く引っ張って来てくれたのだ。 そんな一家の大黒柱に対して労わる所か無理をさせてしまい、自分達はかなり浮れ過ぎていたのではないか。 晶が(珍しく)反省の色を見せる直前、それを察した宏が破顔して押しとどめる。
「ううん、みんなエッチで綺麗だな~、って思ってたんだ♪」
誤魔化し半分、本気半分で唇を寄せ、目の前のプックリ膨れた秘核をついばむ。 好きな女性(ひと)に要らん心配を掛けたくなかったのだ。
「あんっ♥ なら、いいんだけどっ……はぅっ♥ 余りっ……無理しないでっ……いひっぃ♥ ……ね」
舌で弾かれる快感に息も絶え絶えになりつつ気遣う晶に、宏は愛情を篭めて無毛の開かれた割れ目に吸い付いた。 同時に腰を突き上げ、カリ首が優の膣肉を擦る感触や亀頭がGスポットを抉(えぐ)る心地好さも堪能する。
「はぁんっ! そっ、そんなに強く吸わないでぇ! クリが伸びちゃうっ! 剥けたまんまになっちゃうぅ!! ああっ! 剥けたクリを噛まないでぇっ! 噛んじゃらめぇっ!!」
「ああっ、イイっ♥ ヒロクンのおちんちん、ボクのおまんこにフィットしてっ……もうだめぇっ!!」
宏の上で悶えに悶える二人の美女姉妹(しまい)は、やがて優が膣内射精(なかだし)された衝撃で力尽き、姉の背中に倒れ込むとそのまま腰から崩れ落ちる。 晶も秘核を散々甘噛みされ、膣道を舌で掻き回されると潮を吹きつつ二度目のアクメを迎え、宏の顔を太腿で挟んだまま意識が遠退く。
「晶姉、まだまだだよ♥」
宏の目配せにすぐに反応したほのかと若菜が頷き、脱力した晶の両腕を掴むと持ち上げ、優のいた位置へ移動させる。 同時に、真奈美と千恵が宏と晶の下半身に腕を伸ばす。
「はい、ここね♪」
「それじゃ、挿れるわね♪」
真奈美が宏の勃起肉を掴んで上に向かせると、千恵が晶の蕩けた秘唇をVの字に開く。 ほのかと若菜の二人が腕の力を抜くと、白蜜を垂れ流す膣口がクチュリと音を立てて反り返った竿をすんなりと呑み込んでゆく。 アクメの余韻に浸る晶は、灼けた肉棒が胎内を突き進む感覚に我を取り戻す。
「はぁ~~~~っ!! だ、だめぇっ! イッたばかりなのにっ……続けてイっちゃうっ! イクのが止まらないのぉっ!」
拒否する言葉とは裏腹に、膣肉は肉棒の形に合わせて万遍無く包み込み、奥へ奥へと蠕動する。 亀頭が子宮口をノックする度に晶から快感を知らしめる嬌声が浜辺に響いてゆく。
「イイっ! ヒロのオチンチン、最高っ~~~~っ!! ヒロっ、大好きぃ~~~~~っ!!」
「くっ……晶姉のオマンコ、チンポに絡み付いてっ……凄くイイっ!」
カリ首が膣壁の皺ひとつひとつを弾くと蛇腹状の膣壁が張り詰めた亀頭を何度も擦りあげる。 旅の疲れもなんのその、宏は腰を突き上げながら粘膜同士の触れ合いに夢中になる。
(もっと晶姉の膣内(なか)を楽しみたいけどっ……締め付ける気持ち好さが……辛抱堪らんっ!)
愛する女の子宮へ精液を注ぐべく、宏は抽送の速度を一気に上げる。 ストロークを大きくし、腰を回して亀頭で子宮口を何度も抉(えぐ)ってゆく。 同時に目の前でプルンプルン揺れているDカップの双丘を鷲掴みにすると捏ね回し、固く尖った乳首を摘んでは捻る。
「はひぃっ!! 乳首、捻っちゃらめぇっ! 乳首、千切れちゃうっ! ああっ、奥をずんずん突かないでぇっ! 壊れちゃうっ! ヒロに子宮壊されちゃうぅっっ!! もうっ……らめぇっ!!」
呂律も妖しく長い髪を振り乱してよがり狂う晶に、ほのかと若菜、千恵と真奈美も妖しく瞳を光らせる。 股間から白蜜をダダ洩れさせたままそれぞれが晶に手を伸ばし、肢体のあちこちを同時に攻め立てた。 勃起した乳首を甘噛みし、ズル剥けになった紅真珠を押し潰し、アヌスを擦り、首筋をネッキングする。
「ひぎぃっ……かはぁっ! ああっ……うぁあ゛~~~~~~~っ!!」
「くっ……締まるっ! もう、我慢出来無いっ……だっ、出すよっ!」
牝と化した晶の絶叫が島に轟き、勃起肉がまるで雑巾絞りされたかの様に締め付けられると、宏も溜め込んだ快楽を解放する。
「らっ、らめぇっ! 今、出されたらっ……死んじゃうっ! ああっ! イッ、イクッ、イっちゃう~~~~っっ!!」
膣内(なか)で亀頭がひと回り大きく膨れる感覚と全身から強制的に与えられる刺激に耐え切れなくなった晶は、クールなお姉様キャラを崩壊させて叫んだ。
「ひぐぅっっ!! イッ、イックゥ~~~~~~~~~~っ!!!」
宏も晶のアクメに合わせて細く括れたウェストを掴んで腰を突き上げ、股間同士を密着させたまま放精のスイッチを押す。 すると待ってましたとばかり灼けたザーメンが激流となって睾丸から前立腺、裏筋から鈴口へと勢い好く駆け昇ってゆく。
「ああっ! 晶姉っ! 晶姉っ、晶姉っ!!」
「ひぃっ!! あっ、熱いぃっっ!!」
愛する女性(ひと)の名前を叫びながら射精する宏。 一方、愛する男から子宮に煮えたぎった精液を大量に注がれ、その衝撃に再び潮を盛大にぶちまける晶。 声にならない声を上げ、身体を小刻みに痙攣させたまま宏に突っ伏し、晶はそのまま意識を失ってしまう。
「あぅっ……締め付けが凄くてっ……まだ出るっ!」
意識を失ってもなお貪欲に精を吸い続ける子宮に、宏も射精の勢いが衰えない。 何度も腰を打ちつけ、子宮口に亀頭が潜り込む勢いで吐精を続ける。
「あぁ……晶姉♥ 好きだよ♥」
三十秒以上続いた射精もようやく収まると、宏は白目を剥いた晶を優しく抱き締め、両手で頬を挟むと深いキスを繰返す。 晶が目覚めた時、目の前に自分の顔を置いておきたかったのだ。
「はぅぅ……ヒロったら、激しすぎっ……♥」
唇を割られ、贈られた唾液で目覚めた晶は甘えた声で愛する者に頬擦りする。 普段、どんな場面でもクールな表情を崩さない晶だが、今日は素直な女になって男の胸に縋り付く。 まさしく昇天させられ、溢れる程にたっぷりと注がれた迸りに満足したかのように薄っすらと微笑み、熱い吐息を洩らしながら何度も何度も頬を擦り付ける。 同時に、未だ膣内(なか)で存在を示す肉棒を逃すまいと無意識に締め付ける。
「……お姉ちゃんの甘え方、まるで保護したあの仔猫みたい。……ヒロクンも、まだまだ出来そう♪」
復活し、妖艶に微笑む優の視線の先には、姉の膣口を大きく割り広げ、深々と挿入されている宏の勃起肉が映っていた。 宏の絶倫肉棒は三回程度の射精では物足りないとばかりにいきり勃ち、ほのかや千恵の視線を釘付けにする。
「あ、相変わらず凄いな。三回射精(だ)したペニスとは思えない硬さだぜ♥」
「宏ったら、まだしたりないのかしら? しょうがないわね~♥ ここはあたいが……ん?」
だったら次は自分の番とばかりに瞳を煌かせた千恵だったが、妹の様子が普段とは違う事に気付く。 いつもなら誰よりも真っ先に宏に襲い掛かる(?)若菜が、今は借りて来た猫の様に大人しいのだ。 宏と繋がらず、指だけで我慢した妹を不思議に思った千恵が問い質すと、若菜は嬉々としてこう答えた。
「おちんちんを生殺し状態にしておくと、後が凄いんだって~♥」
聞く所によると、一度射精させた後のペニスに軽い刺激を与え続けると、その後のパワーとスタミナ、そして射精量が格段にアップするのだとか。 耳年増な若菜からの妖しげ(怪しげ?)な情報に一同は納得し賛同すると、この場でのセックスはお開きとし、夜まで下着姿で過ごそうと目の色が妖しく光る。
――ここには自分達しかいないのだ。人目を気にせず、どんな姿にだってなれる――
千恵と若菜、真奈美は念願だった裸エプロンで給仕しようと決心し、互いに見合うと頷き合う。 宏は疼く肉棒を晶に収めたまま、若菜の言葉に苦笑する。
(やれやれ。仕方無い、夜はハッスルしますか♪ 俺もこのまんまじゃ中途半端だし。あ、そういえば……)
射精後の倦怠感の中、宏は唐突に思い出した。
(機内で投函したポストカード、そろそろ日本に向けて飛立った頃だなぁ。夏穂先生に飛鳥ちゃんと美優樹ちゃん、今頃、どうしてるかなぁ。旅行が終わったら久し振りに逢ってみたいな……)
宏の頭の中には懐かしい面々の笑顔が次々と浮かび、暫くの間、消える事は無かった。
(つづく)
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