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ライトHノベルの部屋
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~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~
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アリア(5)
アリア(5)
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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――パパパパンッ! パンッ! パパンッ!
「ハッピーバースデーッ!」
「お誕生日おめでとう――っ!」
「ほのかさん、誕生日おめでとうございますっ♪」
『ほのか、誕生日おめでとう♪』
『久し振りに生家での誕生日じゃ。うん、めでたい、めでたいのぅ』
宏に先導されたほのかがリビングに一歩足を踏み入れた瞬間、待ち構えていた晶達や、ほのかの母と親戚一同から一斉にクラッカーと日本語とスウェーデン語による祝辞の嵐が降り掛かった。
「えっ!? なっ、なんだっ!?」
『~♪ 八ビーバースデ~トゥーユー~、ハッピーバースディトゥーユー……♪』
驚いて立ち竦むほのかを取り囲み、その場にいる全員によるバースディソングの合唱が始まる。 これにはほのかも半ば唖然としていたが、歌い終わった面々から何度も肩を叩かれ、お祝いの言葉や親戚から花束などのプレゼントを受け取っている内に状況が判って来た。 テーブルには大きなデコレーションケーキ(クリームの合間にフルーツがふんだんに盛られ、円形に並んだ二十五本の蝋燭には火が灯って揺れていた)が鎮座し、その周りには様々な料理(日本とスウェーデンによる郷土料理の競作だ)が美味しそうに湯気を立てている。 部屋には折り紙チェーンが幾つも掛けられ、正面の壁には日本語とスウェーデン語による『ほのか、誕生日おめでとう!』の文字が色取り取りの花(花壇に咲いていたものを貰ったのだ)に囲まれていた。
「あ……今日は九月二十日……オレの誕生日だ……」
パイロットを職業としているとは思えない余りのボケ振りに、晶が苦笑いする。
「まったく真奈美といい、ほのかといい、いくらヒロとのハネム~ンに夢中になってたとは言え、自分の誕生日位覚えてなさいよ」
肩を竦める晶に替わり、宏がみんなを代表して一歩前へ進み出る。 その手には幅三十センチ、奥行き七~八センチで綺麗にラッピングされた厚みの薄い箱を持っていた。
「ほのかさん、誕生日おめでとう♪ これは俺達六人からの誕生日プレゼント。それぞれから贈っても好かったんだけど、そうすると数が増えちゃって大変だろうから、みんなでひとつのプレゼントにしたんだ。受け取って貰えるかな?」
「えっ!? オレにか!? ……ありがとうっ!」
予想外の展開に混乱していたほのかはようやく我に返り、続いて大きく破顔する。 ピンク色のリボンで丁寧に包まれた箱を受け取り、さっそく中身を取り出す。
「あっ! こ、これはっ……オレオスのペンダント!」
ほのかは切れ長の碧眼を大きく見開き、細い金のチェーンの先端に円型のクリスタルガラスの付いた首飾りを灯りにかざす。 すると、どこまでも透明なクリスタルの中で、七色の虹がかざす角度を変える度にキラキラと煌めいて目に映り込んで来た。
「こっちに来てすぐ、ほのかさんに内緒でこっそり作って貰ったんだ。まぁ、オーダーする時、晶姉に手伝って貰ったけどね」
そう言って、宏は晶にチラリと視線を向けて小さく笑う。 本当は自分一人で注文したかったのだが、スウェーデン語は元より英語もままならないので、秘書として日常英会話に長けている晶に通訳を請うたのだ。
「こんな高価なものを……オレの為に……わざわざ……」
オレオスのクリスタルガラスは、スウェーデンが世界に誇る最高級クリスタルガラスのトップブランドなのだ。 その出来映えの好さと美しさはダイヤやルビーと言った宝石に勝るとも劣らないと謳われ、スウェーデン王室御用達にもなっている。 また、身に付けるとありとあらゆる魔を払うともいわれ、国民に深く根付いたブランド品でもあった。 国内では超高級装飾品として、また国外からの観光客にはスウェーデンを代表するお土産品として国際的にも名を馳せていた。 ほのかはその様な事を昔から知っていただけに、オレオスは自分には一生縁の無い物――高嶺の花だと思っていたのだ。 そのクリスタルが今、手の中で輝きを放っている――。
「オレの為に……みんな……」
部屋の灯りにかざしたまま、ほのかは繊細なカットが施されたペンダントを眺め続ける。 と、丸いクリスタルの中で、宏と出逢ってからのシーンが走馬燈のように浮かんで来た。
――初めて出逢ったその日のうちに、宏に魅了され恋に落ちたこと。 ――紅葉舞い散る中、宏を目の前に生まれて初めての告白に心臓が破れたかと思ったこと。 ――宏と逢う度、その人柄にどんどん惹かれてゆく自分に戸惑ったこと。 ――アメリカで就職したものの、宏のいない生活がとても切なく苦しかったこと。 ――晶に請われ、一も二もなく宏のいる日本へ移住を決めたこと。 ――宏に初めてを捧げ、その痛さよりもひとつになれた嬉しさに涙したこと。 ――宏がいるだけでこんなにも楽しく、こんなにも充実した生活を送れるものだと実感したこと。 ――そして何より、宏と出逢えて幸せだと、心の底からいつも思えること。
そして、クリスタルガラスの中に宏の顔が浮かび上がり、ほのかに微笑むと、すっと消えていった。
「………………」
クリスタルを見つめるほのかの瞳にみるみる雫が溜まり、やがて一筋の軌跡となって頬を流れ落ちてゆく。 その場にいる全員には、その雫はオレオスのクリスタルガラス以上に煌めき、光り輝いて見えた。
「ぅっくっ……うぅっ……」
感極まったほのかは首飾りをそっと握りしめ、俯いたかと思うと勢い良く宏に抱き付いた。 両手を首に回して顔を首筋に埋め、人目もはばからず肩を震わせて何度もしゃくり上げる。
「宏……宏ぃ……っ」
宏も両手を腰と背中に回し、子供のように泣きじゃくるほのかを優しく抱き締める。 長い金髪に顔を擦り寄せ、囁くように愛を伝える。
「ほのかさん、愛してる♥ これからも、ずっと俺達は一緒だからね♥」
愛する男性(ひと)からの、心の篭もったプレゼントと温もりに、ほのかは嬉しさと感謝の気持ちを爆発させ、暫くの間、宏に縋(すが)って泣き続けた。
「好かったわね、ほのかさん」
貰い泣きした千恵がみんなの心境を代弁するかのように呟き、四人の妻達も瞳を潤ませながら――若菜と真奈美は滂沱と涙しながら頷く。
『好い旦那に巡り逢えて好かった好かった。これであの娘(こ)も一生安泰じゃな♪』
『こんな男性(ひと)と一緒にいられるなんて、ほのかも幸せ者ですね♪』
『さすが、あの娘(こ)が選んだ人ね。見る目があるわ♪』
ほのかの祖父母と母親も、慈愛に満ちた瞳でいつまでも抱き合う二人を見つめていた。
☆ ☆ ☆
「今日のお礼にオレが気持ち好くさせてやるよ。宏はベッドに寝てるだけでいいからさ♥」
異様なまでに盛り上がった誕生日宴会もひとまず終わり、とっくに日付が変わった深夜。 滞在中の部屋として宛がわれた寝室のひとつ(ほのかが来日するまで使っていた部屋だ)に、二人はいた。
『今夜は二人っきりにしてあげるから、存分に御奉仕なさい♪ それだけ価値のある男性(ひと)なんだから、棄てられないよう気張りなさいっ!』
『どれどれ、わしらが彼女達の話相手をしようかのぅ♪』
と、母親と祖父がほのかに活を入れ、晶達五人を宴会の二次会に(まだ呑むのかよっ! と娘に突っ込まれたが無視した)誘って隔離(?)してくれたのだ(親戚一同もリビングを封鎖して協力した)。 ほのかは純白のショーツ一枚だけの姿になると天井の灯りを落す。 すると部屋はベッドサイドのランプに紅く照らされ、妖しげな雰囲気に染まってゆく。 ほのかはキングサイズのベッドに横たわる裸の宏に覆い被さり、チュッ、っとついばむようにキスをする。
「宏、大好き♥ 愛してる♥」
長い髪を煌めかせ、妖艶に微笑む金髪碧眼美女に、宏の鼓動が早くなる。
「ほのかさん……俺も愛してるよ♥ それに……とっても綺麗だ。まるで……北欧神話に出てくる女神みたいに」
己の身体を褒められ、気分が更に昂揚するほのか。 透き通る白い肌は興奮で紅潮し、呼吸も自然と荒く、早くなってゆく。
「宏ぃ♥」
甘く澄んだ声で囁くほのかに、宏の肉棒が瞬く間に反応する。 勃起させたまま、腹の上で上下にピョコピョコと動く。
「ふふ♪ ここも、こんなに熱くなって……火傷しそうだぜ♥」
首筋から胸板に舌を這わせながら、右手でやんわりと灼けた鉄棒を握る。 すると、握りしめた手を弾く勢いで勃起肉が更に太く、硬くなるのが判った。
「宏のペニス、今にも破裂しそうだぜ? オレの手、そんなに気持ち好いのか?」
「うん、柔らかくて温かくてスベスベしてて……ほのかさんの手、最高っ!」
胸を極軽く吸われつつ竿を扱かれ、宏は顎を突き出して悶える。
「ふふっ、宏のココ、プックリと勃起して、ペニスももの凄い事になってる♪」
舌先で乳輪をなぞる度に宏は上体をヒク付かせ、いきり立った男根を軽く上下に扱くだけで腰が徐々に浮き上がって来る。
「ンフッ♥ 乳首と亀頭は、まだ弄ってあげないよ~♪」
「そっ、そんなっ!」
胸と股間からのもどかしい刺激に、宏はいてもたってもいられなくなった。
「ほのかさんっ! 我慢出来無いよっ!」
「きゃっ! あっ、こっ、こらっ! 今日はオレが宏をっ……んむっ♥」
堪え性のない宏は上体を起こし、ほのかの唇を塞いで反撃の芽を摘む。 今夜はこの北欧美人だけを徹底的に抱けるのかと思うと、自然と鼻息が荒くなる。 内心では晶達に申し訳無いと思うものの、宏とて、たまには愛する女性(ひと)と二人っきりもなりたいのだ。
「今度は俺がほのかさんを気持ち好くしてあげるよ」
言うが早いか、身体の位置を入れ換えてほのかを攻め始める宏。 仰向けに横たわるほのかに寄り添い、唇で左の乳首を吸いながら左手で右のバストを揉みしだく。 柔らかくも弾力のあるお椀型の丘は興奮で張り詰め、頂の肉筒は既に硬くそそり勃っている。 丸味を帯びた温かい女体が悶える度に、宏のテンションは一足跳びに上がってゆく。
「ほのかさんの乳首、こんなにも勃起してる♪ 俺のチンポ弄って、感じてたの? ほら、舌で弾くとプルンプルン揺れて♥」
「はぁんっ! 乳首、そんなに弄るなぁっ! 感じ過ぎてジンジン痺れてるっ……っ!」
おとがいを反らし、荒い呼吸で喘ぐ北欧産美女の妖艶な姿に、宏の攻めは激しさを増す。 這わせた右手をショーツの上に忍ばせ、手のひら全体を使ってぐっしょりと濡れた秘裂を愛撫する。 しかし、浮き出るほどに濡れた縦筋に沿って指を上下させるものの、肉芽には這わせない。 お楽しみは最後まで取っておくのが宏なのだ。
「ほら、俺の指がパンツごとほのかさんのワレメに沈んでいくよ♪ ほら、ほらほらっ」
宛がった中指を前後に動かしながら、火照ってぬかるんだ亀裂の中へと沈み込ませる。 充血して厚みを増した陰唇が指を柔らかく挟み、温かい泉にショーツごとどっぷりと浸かり込む。
「はぁんっ! 宏の指がっ……中を擦ってっ! あぁっ! 中でくちゅくちゅ動かすなぁっ! エッチな音がっ……濡れてんのが判っちゃうだろっ」
「もっと濡らしてあげる♪ いっぱい弄って、ほのかさんのオマンコ、どろどろに溶かしてあげるね♪」
「あげるね♪ じゃ、な~いっ! そんな弄ったら、オレが御奉仕出来無いっ…………あぁあっ!!」
指を蠢かせる度に開いた秘裂から蜜が零れ落ち、瞬く間にショーツへ吸い込まれてゆく。 指の動きとシンクロしてほのかの口から官能的な声が上がり、やがて吸い切れない白蜜が浮き出てシーツに滴り落ちてゆく。
「もうショーツに吸い切れない程濡れちゃったね。それじゃ……♪」
宏は唇を肌から離さないまま下腹部へ這わせ、ショーツの上から溢れ出る蜜を吸い上げる。
じゅるじゅるっ! ずずずっ! じゅじゅじゅっ……!
寝室に粘着質な蜜を吸い上げる音が響き、二人の性感を煽ってゆく。 それがより一層、蜜を溢れさせ、吸い上げる音も大きくなる。
「こっ、こらぁ、オレが御奉仕するのに、宏が攻めちゃダメ……はぁんっ! そ、そんなトコ、吸うなぁっ!」
濡れてすっかり浮き出た無毛の秘裂に指を宛がい、ショーツの上から割り開く宏。 ショーツ越しでもハッキリと判るサーモンピンクの媚肉に、宏の興奮も更に一段アップする。 大陰唇に宛がった指を上下に動かしつつ膣前庭を執拗に舐め上げ、尿道口を尖らせた舌先で何度も突(つつ)き回しては膣口をなぞってゆく。
「あんっ、そ、そんな焦れったい愛撫は……っ! はぁんっ! もっと……もっと強く……直に弄ってぇっ!」
気持ちは好いが最後まで昇り詰められないもどかしい刺激に、ほのかは我慢出来ずにおねだりしてしまう。 宏に施した愛撫がそっくりそのまま自分に返って来た形となった。
「ああっ! もっとっ、もっとちゃんと弄ってくれなきゃ、やだぁっ! 宏っ、もっとメチャクチャに弄ってぇっ!!」
甲高い声で泣き出すほのかに気を好くし、宏は一瞬でショーツを剥ぎ取ると、更に指の動きと舌先を大胆かつ繊細に蠢かせる。 舌先で処女膜の残滓を何度もなぞりあげ、蠢く膣壁を擦りながら膣内(なか)へ進入を開始する。 右手でズル剥けになったクリトリスをいきなり摘むと秘裂全体を吸い上げ、左手で右乳首をも摘み上げる。
「はひぃっ! そこっ、潰しちゃ……っっ! らめぇっ! 奥を擦っちゃっ……! 乳首、摘んじゃっ……! イグッ、イっちゃうぅ~~~っ!」
乳首、クリトリス、膣口の三カ所を同時に攻められ、あっけなく陥落するほのか。 背中を反り返らせ、身体全体でアクメを表す。 目も虚ろに白く透き通る肌は紅く上気し、浮かび上がった汗が肢体を艶めかしく光らせ、手足は伸びきって細かく痙攣し、口の端からは涎がしたたり落ちてゆく。
「もうっ、らめぇ――――――――っ!!」
乳首からの痺れる刺激と股間から這い上がる媚電流が子宮で一つに合わさり、ほのかは快感を一気に爆発させる。 無意識に宏の頭を両腿で強く挟み、身体全体をのたうち回らせてオルガスムスを迎える。 上下左右が判らなくなり、浮き上がっているようにも果てしない深淵へ落ちてゆくようにも感じられる。 そして目の前が真っ白になり、身体の中心で大きなエネルギーが弾けた。
「! ――――――――――――っっ!!」
声にならない叫びを上げ、宏の顔へ盛大に潮をぶちまけるほのか。 白目を剥き、荒くて浅い呼吸を繰り返しては何度も痙攣する。
「ほのかさん、まだまだ、だよ♪」
万力で締められたかのような太腿から何とか逃れた宏は、硬く反り返った逸物をほのかに見せ付ける。 しかし、意識が飛んでいるほのかからは何の反応も返って来ない。 宏は構わず腰を進める。
「ここもすっかり開いているし、やっぱり最後はひとつにならないとね♥」
宏はほのかの太腿を両脇に抱き抱え、大きく覗いた膣口にガマン汁で濡れ光っている亀頭を宛がう。 すると熱く火照った秘唇が亀頭を優しく左右から包み、蠢く秘孔がガマン汁を吸い上げる。 意識を無くしても尚、ほのかの蜜壷は宏の勃起肉を欲しているのだ。
「それじゃ、いくよ♥」
くちゅりっ……。
腰を僅かに押し出し、カリ首まで膣に挿入する。 すると、膣道の皺ひとつひとつが蠢動し、膣内(なか)へ膣内へと誘い始める。
「くっ……! ほのかさんの膣内、蠢いて……気持ち好いっ」
まるで掃除機に吸われていくかのような吸引力に、宏は思わず腰を引いて膣内(なか)から勃起肉を引き出す。
スポンッ!
「ああっ! ……宏が抜けてっ」
「おぅっ♪」
カリ首が処女膜の残滓を引っ掛け、その刺激でほのかが息を吹き返す。 同時に、宏も亀頭からの痺れる快感に思わず声を上げてしまった。
「ほのかさん、もう一回、挿れるよ♪」
返事を待たず、宏はことさらゆっくりと、熱くぬかるんだ膣へペニスを挿入する。 一ミリ、二ミリと勃起肉が進むにつれて亀頭が膣口を押し広げ、カリ首が処女膜片を弾き、やがて竿全体がやわやわと蜜壷に包み込まれてゆく。
「はぁんっ! 宏が挿って……挿って来るぅ~~~っ♥ ぁぁぁぁあ――――――――――――っっ!!」
熱く灼けた鉄棒が己の胎内に分け入って来る感覚だけでほのかはおとがいを反らし、下腹部を震わせて再びアクメを迎えてしまう。 しかし、膣肉はペニスの形に合わせて隙間無く包み、金輪際、決して離さないとばかりきつく締め上げる。 ほのかの白い肌はすっかり朱く染まり、汗と愛液で濡れ光った肢体が薄暗い部屋に幻想的に浮かび上がって見える。 切れ長の瞳は虚ろに光り、薄い唇からは涎と喘ぎ声しか漏れ出てこない。 白いシーツには金色の髪が扇状に広がり、紅く染まって大きく勃起した乳首が浮き出て目にも鮮やかだ。
「うぅっ、ほのかさん、そんなに締めないでっ……! 挿れただけなのに、イっちゃうよっ!」
まだ一度も抽挿していないのに、根本から鈴口まで万遍無く何十、何百の舌を這わされているかのような感覚に宏の射精感が一気に高まる。
「射精(だ)してぇ……宏の熱い精液、オレに注いでぇ~~~。宏のザーメンでオレを染めてぇ~~~~♥」
宏の悲痛な鳴き声(?)に、意識朦朧のほのかが最後の力を振り絞っておねだりする。 子宮口が鈴口を迎えるように腰を僅かに浮かせ、両足に力を込めて宏の身体を挟み込む。 もっとも、これは雌が雄の精を欲する無意識の行動だったのかもしれない。
「ほのかさんっ……ほのかさんっ!」
濡れた瞳で愛する男性(ひと)を見つめ、子種汁をせがむほのかに、宏の理性が弾けた。 上体を倒してほのかに覆い被さり、熱いキスを交わしながら腰を激しく打ち据える。 ほのかも腰を上げ、両足に力を入れて股間を密着させる。 宏の肉棒がほのかの蜜壷を真上から掘削する形になった。
「ひぎぃっ! 宏が……宏が子宮を突(つつ)いて……イぐぅっ……またイくぅ~~~~~っ!!」
「射精する(だす)よっ! 胎内(なか)に射精する(だす)よっ!!」
「来てっ! 宏のザーメン、子宮に注いでぇ~~~~~っ!!」
「イくよっ! 一緒にっ……一緒にイこうっ!!」
泡だった愛液が二人の股間を濡らし、重ね合わせた肌の隙間で二人の汗がひとつになってシーツに滴り落ちる。
「イグッ! イグッ――――――――――――――――っ!!」
意識もままならないまま絶叫するほのかに合わせ、宏も欲望を解放する。 睾丸から勢い良く精液が溢れ出し、鈴口に向かって勢い好く駆け昇ってゆく。
どびゅ――――――――――――っ!! どびゅびゅびゅびゅっ!! どびゅるびゅるびゅるっ! どっくんどくどくっ、どぴゅ――――っ!! どぴゅぴゅぴゅっ…………
ほのかの最奥で精を放つべく、身体全体で抱き付いてペニスを打ち付ける宏。 亀頭が子宮口を割開き、直接子宮に精を注ぎ込む。
「っっ――――――――!!」
煮えたぎった大量の精液に子宮を叩かれ、ほのかは連続したアクメに耐え切れずホワイトアウトする。 しかし、膣肉は宏のペニスを離すまいと吸着し、奥へ奥へと蠢動を繰り返す。
「まだっ……出る! 射精が……止まらないっ!」
濃厚な精液をたっぷりと注がれ、子宮が子種汁で満たされても互いの欲望は収まらない。 何度も吐精し、収まりきれない白濁液が愛液と混じり合って二人の結合部から吹き出して来る。
「ほのかさん……ほのかさん」
唇と肌を重ねる二人は、まるで溶け合ってひとつになってしまったかのように、いつまでもいつまでも繋がっていた。
「宏ぃ♥ ありがとな。オレ、すっごく幸せだぁ♥」
仰向けになった宏に寄り添い、胸に頬を擦り寄せて吐息混じりに呟くほのか。 あれから何度も身体を重ね、貪り合った二人は今や息も絶え絶えだ。 ことに、ほのかは普段六人に振り分けられる精液を一人で胎内に納めたものだから、子宮が膨らんで外から判るほどだ。
「宏、激し過ぎ……。もう、おなかパンパンだよぉ~」
半ば恨めしげに宏を見つめるものの、その瞳は至って穏やかだ。 わざわざ祖国へ寄ってくれた優しさと誕生日イベントや高価なプレゼントまで用意してくれた心遣いに何度感謝してもしきれない。 そんな潤んだ瞳のほのかに、宏も優しい笑顔を向ける。
「ほのかさん、愛してるよ♥ 一生、大事にするからね」
「~~~~♥」
琴線に触れる言葉を言ってくれる宏が愛おしく、ほのかは宏を抱く腕に力を込めた。
☆ ☆ ☆
翌朝の食堂では、昨夜の誕生日会の話題で盛り上がっていた。 晶や千恵など、ほのかを除く五人の妻達は貫徹に近い二次会を乗り切っているにも係わらず顔色は爽やかだ。 二日酔いの様子も見られず、美味しそうに朝食に舌鼓を打ち、義母(はは)を通訳にほのかの祖父母と談笑している。
「まったく……真奈美と全く同じ誕生日ドッキリを仕掛けるとはなぁ。結婚式と言いハネムーンと言い、宏にはやられっ放しだな」
ほのかは隣に座る宏に満面の笑みを向ける。 宏は先月、真奈美に対しても同じ要領でドッキリバースデーパーティーを開いていた。 一緒に入ろうと真奈美をジャグジーに誘い、その間、メイドさん達には夕食の準備を、若菜と千恵にはケーキ作りを、晶と優、ほのかには部屋の飾り付けを担当して貰ったのだ。 そして真奈美がリビングへ一歩足を踏み入れた瞬間、クラッカーと祝辞の雨あられをお見舞いしたのだ。 宏は今回も同じ手を使ったのだ。 スウェーデン料理は義母(はは)や祖母に任せ、日本食とケーキ作りは若菜と千恵と真奈美に、部屋の飾り付けは晶と優、そしてほのかの親戚一同に頼んだのだ。
「私の時もビックリして……何が起きたのか最初判らなかったわ。でも、みんながお祝いしてくれて、素敵なプレゼントも貰って……今迄で一番、そして一生忘れられない誕生日になったわ。だから今回のドッキリを聞かされた時、今度は私がほのか先輩をお祝いしたかったの。私の時のお礼も篭めて」
真奈美が宏に熱い視線を向け、耳に下がる桃色珊瑚のイヤリングにそっと触れる。 このイヤリングは宏達からの誕生日プレゼントなのだ。 続けてほのかにイタズラっぽい目を向け、ニッコリと微笑む。 その温かい視線はほのかへの感謝で満ち溢れ、同時にドッキリが成功した嬉しさに煌めいていた。
「ホントだよな。よもや、オレに対しても全く同じ手で来るとは思わなかったぜ。まぁ、宏とのハネム~ンに浮かれて自分の誕生日を綺麗サッパリ、すっかり忘れてたオレも、どうかしてたけどな」
ほのかは一本取られたと豪快に笑い出す。 そして次の瞬間にはみんなの面前で濃厚なキスを愛する男に見舞う。 どんな時でも愛情を注いでくれる宏がますます好きに、そして一生を掛けても添い遂げようと改めて決心したのだ。
「ぁん……宏……宏ぃ……♥ んちゅっ……ちゅぷっ……んはぁっ……♥」
昨夜の続きとばかり唇を貪り合う二人に、ほのかの爺様と婆様は柔らかい微笑みを向けたまま視線で会話した。
(来年には可愛いひ孫の顔が見られそうじゃな♪)
(それじゃ、今から名前を考えてあげましょうかねぇ♪)
一方、ほのかの母親も娘の熱烈なキスに頬を染め、しみじみと呟いた。
「あの娘(こ)をここまで夢中にさせた宏さんに、すっごく興味沸くわぁ~♪」
「ちょっ、ちょっとっ! 人妻が何言ってんですかっ」
不穏な空気をいち早く察知した晶が眉を吊り上げ、食事を中断して椅子から腰を浮かせる。
「あらぁ~、ホンの冗談よ、じょ・う・だ・ん♪ 第一、宏さんは既に妻帯者。このままじゃ、ダブル不倫に……あ、でも、娘の旦那と不倫関係……これはこれで萌えるかも♪」
流石、ほのかの母親。 目付き鋭い晶の突っ込みを簡単にいなし、とんでも無い妄想をぶちまける。
「とても冗談とは思えないんですけどっ! ……ったくもう~っ」
ほのかの天真爛漫さはこの親譲りだと、晶はしみじみ思った。
(つづく)
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