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ライトHノベルの部屋
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~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~
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コンチェルト~飛鳥(7)
コンチェルト~飛鳥(7)
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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「……って、先輩! こ、この格好って……」
「……あの、宏さん? いくら何でも、これは恥ずかしいのですが?」
宏はM字開脚で仰向けになる多恵子の上に、飛鳥を四つん這いにさせて覆い被らせたのだ。 二人の脚の方向から見ると、小さな多恵子を長身の飛鳥が全身で押さえ付けているようにも見える。
「やっぱり母娘、だね~。肌の色から肌理の細かさ、恥丘の切れ込み具合なんか、そっくりだ」
宏は多恵子と飛鳥のスリットを何度も見比べる。 何度見ても心逸る、パイパンの割れ目だ。 しかも、二人は母娘なのだ。
「よし! それじゃ、味比べ、レッツゴー♪」
何やら楽しげな声を上げる宏に、恥じらいの視線を送る母娘。 その二人に、宏はニヤリと笑いかけた。
「ムフフ♪ 二人のオマンコが縦に並んで……絶景かな絶景かな♪」
「あん、お母さんの円熟味には太刀打ち出来無いよぅ」
「あぁ……娘の若さには敵わないわ」
流石に、比べられる事に羞恥を覚えるのだろう、母娘共々顔を真っ赤に染めている。 しかも二人共、足を広げているので中の媚粘膜まで丸見えなのだ。
「恥ずかしがっている割に、二人共、お汁(つゆ)がだだ漏れしてるよ?」
飛鳥の淫裂からは破瓜の血が混じった愛液と精液が母親の肉裂に滴り落ち、それが多恵子の愛液と混じってシーツに水溜まりを作っていた。
「母娘して、実は見られる事に快感を覚えてる? それとも、百合(レズ)っ気があるとか? はたまた……」
パイパン母娘(おやこ)を目の前に、ペニスをギンギンにおっ勃て、ガマン汁を吹き零し、ひとり暴走気味の宏。
「宏先輩って……実は隠れS?」
「あぁ……この歳になって母娘3Pプレイだなんて……宏さんの、き・ち・く♥」
想い人の意外な一面を覗き見た飛鳥が面白そうに微笑み、ひと回り以上年下の男性に秘部を晒して顔を赤らめる多恵子。 羞恥に打ち震えている為か、声も上擦っている。
「きちく? 鬼畜……って、多恵子さん! 俺はそんなつもりはっ……」
「あぁ、娘婿にお仕置きされるのね!? 淫乱な未亡人を調教するのねっ!?」
娘の目の前だと言うのに、惚けた顔を隠そうともしない多恵子。
「……あの、多恵子、さん? 何だかキャラが変わってません?」
「お母さん? どーしたの?」
訝かしむ二人を余所に、コロリと表情を戻した多恵子が言い切った。
「――と言うシチュエーションが、飛鳥の愛読しているレディコミにありましたの。正に今がそれと同じだったモノで、つい……♪」
コロコロと鈴を転がすような声で笑う多恵子。 その屈託のない笑顔は、とても二児の母親には見えない。
「た、多恵子さん……お茶目過ぎ」
「お母さんっ! また私の本を隠れ読みして!!」
宏の呆れた声と飛鳥の叱咤の声が綺麗にハモった。
☆ ☆ ☆
「それじゃ、多恵子さん、行きます♥」
見た目はティーンエイジ、実は三十六歳にして二人の子持ちである未亡人。 その多恵子の淫裂に沿って、宏は張り詰めた亀頭を上下に擦る。
「ふふ♪ チンポの先っちょが多恵子さんのビラビラに挟まれて……多恵子さんのお汁(つゆ)に塗れてテカテカに光ってますよ」
娘とは似て非なる陰唇に、宏の興奮度が鰻上りする。 飛鳥は短めの肉片がシンメトリーに膣前庭を囲い、多恵子のそれは肉厚で長さも若干、長い。
「クリトリスも飛鳥ちゃんは米粒大の大きさでピョッコリ勃起してるし、多恵子さんの肉芽は真珠みたく真ん丸で半分埋もれた感じになって……どっちも美味しそう♥」
こうして直近で見比べると、いかに母娘と言えど、その違いが好く判る。 宏は、先に多恵子の無毛の秘裂に滾るペニスを押し当てた。
「あひゃぁあ――――――――――――っっ!!」
その瞬間、未亡人は股間からの強烈な性電気に身体を震わせた。 これまで経験した事の無い、甘美な痺れが全身を襲ったのだ。
「あ……当たってます! 宏さんのおチンポが……わたくしに……嬉しいっ! しかも……熱いっ!」
求めて止まなかった宏の男根の感触に、多恵子は歓喜の涙を零した。
「そんなに悦んで貰えるなら……そのチンポで多恵子さんの勃起したクリトリス、可愛がって上げます♪」
「あひゃひゃっ!? はぁんっ!! こ、こんな刺激、初めてっ! 気持ち……好いっ!!」
宏は鈴口を剥き身となった肉芽に被せ、そのまま前後左右に揺さぶったのだ。 亡夫との淡泊な性生活(実際は二回の性交渉のみ)を過ごした多恵子は、宏から与えられる性戯に抗う術を持たなかった。
――娘に身体の自由を奪われ、その夫から辱めを受ける――
多恵子の脳内では娘の愛読書(レディコミ)通りにコトが進み、理性が崩壊し始めていた。
「宏さんのおチンポ……硬くて……気持ち好いっ!! おチンポ……宏さんのおチンポ、イイッ!!」
「いゃんっ!! 焦らさないで! 一気に……硬くて逞しいおチンポでわたくしの女陰を貫いてぇ!!」
続け様に発せられる母親の言葉と変わり様に、飛鳥は目を丸くする。 普段は淑やかな態度を崩さない母親が、宏からの愛撫で我を忘れて悶えている。 しかし、好きな男性(ひと)と交わる気持ち好さを知ったばかりの飛鳥には、母親の気持ちが判るような気がした。
「お母さんも『女』、だもんね。宏先輩から、いっぱい幸せを貰いたいんだよね」
娘の殊勝な想いを余所に、多恵子は上に大柄な娘を乗せているにも係わらず腰を突き上げた。
「宏さん! 後生ですから、早くおチンポ下さい! 身体が疼いて……もう我慢出来ません!!」
充血した淫裂はすっかりと中の媚粘膜を晒すまでに開き、ポッカリと開いた膣口からは白い本気汁がシーツへと滝のように流れ落ちている。
「娘の初体験をずっと見てて……わたくしでは、この身体の疼きをどうにも出来無いんですっ! 乳首は痺れっ放しでアソコが熱く火照って……だからっ……ひいっ!!」
多恵子の、短く息を呑む声が鋭く上がった。 宏は予告無く、反り返ったペニスを望み通りに突き立てたのだ。
「ひぐぎぃいいっ!!」
「多恵子さん……キツいっ!!」
一気に根本までペニスを押し込み、未亡人の膣肉を堪能する宏。 まるで処女のように、隙間無くペニス全体を包み込んで来る。 見ると、結合部に薄っすらと血が滲んでもいる。
「えっ!? 多恵子さん、アソコから血が出て…………って、これは…………飛鳥ちゃんの?」
ペニスの根本に纏わり付いていた飛鳥の破瓜血が多恵子の愛液と混じり、移ったのだ。
「まるで……多恵子さんの処女も貰った感じですね」
動きを止め、多恵子との結合部をまじまじと見つめる宏。 無毛の縦筋の中心には太い幹が突き刺さり、無理矢理広げられた膣口は横に広がり、破瓜血が滲んでいる。 その光景は、本日二人目の処女を戴いた錯覚をも起こした。 更によくよく見ると、引き伸ばされた膣前庭の中には尿道やバルトリン腺の穴までもが丸見えになっている。
「ふふ♪ それでしたら嬉しいですわ。何せ、わたくしにとっては十七年振りの殿方ですもの」
「あ……そうか。美優樹ちゃんよりも長い間、誰とも交わっていない事を考えれば、これはこれで立派な処女のひとりと言っても好いような……」
「そう考えて戴けると嬉しいですわ。それに……宏さんがイロイロと教えてくれましたから♥」
二児の母親である以上、処女では無いが、女の幸せを再び与え、更には女の悦びをも教えてくれた宏は多恵子にとって正に「初めての男性(ひと)」となったのだ。
「多恵子さん……それじゃ、行きますっ!」
「あぁ、激しい! アソコが熱くて……凄いっ~~~~~~~っ!!」
飛鳥に続いて二度目の挿入となった蜜壷を、宏は始めから大きなストロークで抽挿した。 亀頭で膣肉を抉り、片手で丸い尻を撫でながら、もう片手でプックリ膨れた淫核をノックし、撫で擦る。
「はひぃ~~~、壊れます! わたくし、壊れてしまいますぅ――――――――っ!!」
宏の一挙手一投足に全身を震わせ、過敏に反応する多恵子。 腰が跳ね、手足が痙攣し、背中が大きく仰け反る。 長い間、枯渇(?)していた膣内に巨砲が突然侵入した事で、独り身に慣れた身体が付いていかないのだ。 その生体反応は、覆い被さる飛鳥でさえ大きく身体が動くほどだ。
「い゛っ!? お母さんっ!?」
そんな仰向けで喘ぐ多恵子の目の前に、娘の慎ましやかな胸があった。 母娘で股間の位置を合わせると、背の低い多恵子は頭が娘の胸に来るのだ。 多恵子は無意識にシャツとブラに包まれた双丘の谷間に顔を埋めていた。
「って、お母さん! 顔をグリグリしないでっ! はぁん! いやぁ!! オッパイが擦れて……はぁんっ!」
無い乳を自負する飛鳥には、乳首から発する強烈な媚電流は未知の刺激だ。 何しろ、自分で触れる事など、入浴時に身体を洗う時以外、無いのだから。 乳首からの刺激が股間に伝わると鈍痛の残る股間が疼き出し、お腹の奥がキュンと熱くなる。
「あぁ……宏……先輩~~~、私にも……下さい~~~~~♥」
母親の動きによって覆い被さる手の力が抜け、多恵子に胸板を押し付けてしまう。 多恵子もまた、胸を押し付けられて呼吸がままならなくなり、酸素を求めて顔を左右に振ると、更にブラ越しに娘の乳房を愛撫する結果となってしまう。
「あひゃひゃひゃにゃぁ~っ!!」
「はぁん♥ あん♥ んぁああ~~~っ♥ オッパイも、好いのぉ~♥ 先っちょが擦れて……痺れるぅ~~~~♥」
多恵子も自分の乳首を娘の身体に押し付け、無意識に快感を貪っていた。 剥き身となった双丘を左右に揺すり、甘美な刺激を得ようと躍起になっている。
「多恵子さん、そうとう餓えてた? だったら……♪」
宏は未亡人の熱きリクエストに応え、多恵子から飛鳥、娘から母親へと何度も蜜壷を渡り歩いた。 さっきまで処女だった膣壁をペニスで柔らかくほぐすように愛液ごと掻き回し、娘の処女血と精液がこびり付いた男根で母親の膣肉を掘り起こす。
「先輩っ、激しいっ! まだ慣れてないのに……そんな掻き回しちゃ……壊れちゃうっ!! 飛んでっちゃうっ!」
「ひっ、宏さん! そんなに奥を突いたら……果ててしまいます! あっという間に墜ちてしまいますぅ~~~っ!!」
二度目の挿入、しかも初体験直後で、早くも膣アクメを覚える飛鳥。 十八歳だけあって、身体の順応性は高いらしい。 多恵子もまた、完熟し、燻っていた女体が一気に開花したようだ。
「すごい~~~~っ! 宏さんのおチンポが……わたくしを貫いてる~~~っ!!」
「多恵子さん……膣内(なか)が熱くなって……半分溶けたバターに突っ込んでるかのようで……ぐちょぐちょになってます!」
熱い男根でひと擦りする度に膣肉が軟らかくなり、迎い入れるかのようにペニス全体を包み込んで来るのだ。 それと平行して多恵子の喘ぎ声がどんどんと高くなり、昇り詰めてゆく様子が全員に伝わってゆく。
「先輩っ~~~~、もっと優しく! もっと激しく奥を突いてぇ!」
「飛鳥ちゃん……、気持ち好過ぎて混乱してる!? ……だったら、もっと乱してあげる♪」
宏は緩急を付けたストロークで飛鳥を攻め、母親以上の愛撫を仕掛けた。 片手で菊座を弄り、もう片手でプックリ膨らんだ肉豆を摘み上げたのだ。
「!? あひゃぁ――――――――――――っっ!!」
アヌス、ヴァギナ、クリトリスの女の三大弱点(?)を同時に食らった飛鳥はひとたまりも無かった。 熱帯ジャングルの鳥が鳴くかような声で絶叫し、背中を仰け反らせたかと思いきや母親の身体に突っ伏した。 どうやら、初めての三点同時刺激に手足の力が抜けたらしい。 母親の上で喘ぎつつ、細かく痙攣してもいる。
「でも、まだ許してあげなーい♪」
宏は突っ伏す飛鳥から肉棒を引き抜くと母親の膣肉を味わい、そして意識朦朧の飛鳥へ突き入れる。
「ハァ、ハァ、ハァ、交互に挿れると……二人の違いが好く判るよ♪ 飛鳥ちゃんのオマンコは弾力があって、多恵子さんのは柔らかい肉溝に挟まれてるみたいだ」
「「あ、あ、あ、あ~~~~~~~っっ!!」」
宏の荒い息遣いと母娘の嬌声、そしてそれぞれの股間から匂い立つ甘酸っぱい匂いと粘着質な水音が部屋に充満し、三人の理性を奪ってゆく。 多恵子のアップに纏めた黒髪は激しい動きでいつの間にか解け、白いシーツに長々と散っている。 飛鳥の穿いたオーバーニーソックスも内腿から膝に掛けてぴっしょりと濡れそぼり、色もすっかりと変わっていた。
「先輩!? 何かヘン! アソコが熱くて……溶けたみたいで……あぁあああっ!?」
「もう、ダメです! わたくし、イッちゃいます!! 先にイク不幸をお許し下さいっ!!」
飛鳥のオルガスムスと母親のアクメ声が重なり、宏のボルテージが一気に臨界点を越えた。
「た、多恵子さん、出ますっ!!」
「膣内(なか)にっ! 宏さんの精液、膣内(なか)に下さいっ!!」
未亡人からの切なる願いに、宏は返事をする間もなく態度で応えた。
どびゅ~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!! どびゅっどびゅどびゅっ! どっびゅっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!
ポンプ車並の勢いで精液を未亡人の胎内に送り込む宏。 飛鳥の処女喪失と母娘丼(おやこどん)プレイで滾っていた性欲が一気に弾けたのだ。 これが、とても二度目の射精とは思えない勢いと量だ。 その射精をまともに食らった未亡人は、ひとたまりもなかった。
「っ!? あ゛ぁあ――――――――――っ!!」
子宮にぶち当たる熱い精液に、熟し切った女体が一瞬で弾けた。 射精の衝撃が人生初のアクメを誘発したのだ。
「い、イグっ~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!」
娘の目の前で涎を吹き零し、白目を剥いて絶頂を味わう多恵子。 全身を細かく痙攣させ、火照った顔は何とも妖艶で、見ていた娘でさえ固唾を呑み込む程だ。
「まだ出すよ! 二人を……俺のザーメンで白く染めてやるっ!!」
宏は精液の第一陣を多恵子に贈り、素早くペニスを引き抜くと第二陣を娘の胎内に送り込む。
「あぁ!? 宏先輩が挿(はい)って……熱いのが流れて来る~~~~~っ!」
射精まで交互突きを繰り返す宏は全身汗まみれだ。 濃厚で濃密な時間だっただけに、体力の消耗も激しい。 ぜいぜいと荒い息を吐(つ)き、渾身の力を込めて射精する。
「まだ……たっぷり出てるぅ~~~♥」
第三弾の精液を子宮に浴びた多恵子が宏の絶倫振りに驚愕しつつも、愛する男の精を授かる嬉しさに破顔する。 飛鳥もまた、母親に負けてなるモノかとばかりに高く掲げた尻を左右に振り、初恋相手であり、憧れ続けた男性(ひと)の精液をおねだりする。
「宏先輩! エコ贔屓はダメです! 私にもちゃんと下さいっ!」
「判ってるよ、飛鳥ちゃん。ほら、これが最後だ!」
「ひゃうんっ! 宏先輩、激しいっ♥」
多恵子の蜜壷から引き抜いたペニスは銀の糸が何本も架かり、そのまま飛鳥の淫裂へ突き入れる。 母娘の股間は、宏が離れるまで精液と破瓜血が混じった愛液でずっとずっと繋がっていた――。
☆ ☆ ☆
「あの、多恵子さん。改めて聴いて戴きたい事があるんですが……宜しいですか?」
「!? はい、何でしょう」
ベッドの上で正座し、多恵子に向かって真剣な表情を向ける宏と、そのただならぬ気迫にのろのろと居住まいを正す多恵子。 宏と多恵子は何とか復活したものの、飛鳥は二度の性交ですっかりと弛緩し、大の字になってノビている。 捲れ上がったミニスカートから伸びる美脚の間では、処女血の混じった白濁液(ちょっぴり薄ピンク色♪)がコポコポと逆流してもいる。 もっとも、宏は宏で二人を相手に大ハッスルしたお陰で息も絶え絶えになり、多恵子も初めて味わった絶頂の余韻で、それぞれ身体が思うように動かないのだが。
「えっ!? 先……輩? お母……さん?」
飛鳥は二人の間に、それまでの甘~い空気に取って代わって張り詰めた空気が流れているのが判った。 宏の緊張した表情に、場の雰囲気を壊すまいと口をつぐむ。 と、真剣な眼差しのまま宏が口を開いた。
「多恵子さん。俺に、多恵子さんの残りの人生を下さい!」
多恵子の、どこまでも吸い込まれそうな黒い瞳を見つめつつ、キッパリと言い切る宏。 漢(おとこ)らしい堂々たる宣言に、言われた多恵子は元より娘の飛鳥も息を呑む。
「多恵子さんの中にいる元・ご主人共々、俺が多恵子さんを貰います! 俺の奥さんになって下さい!」
「ひ、宏さんっ!!」
正式なプロポーズに絶句し、目を見開いたまま両手を口に当てて暫し沈黙する多恵子。 誰も何も言わないまま、どの位、時間が経っただろうか。 いつまで経っても何のリアクションを起こさない母親に痺れを切らした飛鳥が腕を伸ばしかけた、その時。
「ひとつ、『約束』、して下さいませんか?」
多恵子の、震える声が静寂を破った。
「はいっ! なんなりと!」
「……決して……わたくしより先に……逝かないで下さい。……もう……ひとりで生きるのは……嫌、だから」
言葉を紡ぐ度に涙が溢れ、途切れ途切れに心の内を漏らす多恵子。 ポロポロと大粒の涙を零し、泣き笑いの表情で宏の胸に飛び込む。
「多恵子さん……」
腕の中にすっぽりと収まるほど小柄で体重も軽い多恵子だが、未亡人としてこれまで背負って来た人生の重みをずっしりと感じた宏は、決意を新たに小さく震える元・未亡人を抱き締めた。
「勿論です! 絶対に、ひとりにしません! これからは、これまで以上に幸せな人生を約束しますっ!! そして、俺が多恵子さん達を守ります!」
折れそうな程に細い身体を力強く抱き締め、誓いのキスを贈る宏。
「だから、これからは肩の力を抜いて、いつでも好きな時に俺に寄りかかって下さい。俺が全て受け止めますから♪」
「あぁ……宏さん……嬉しいっ♥ ……もう、この手は決して放しませんから覚悟して下さいね。……年増の女は執念深いんですのよ♥」
宏の背中に廻した手に力を込め、金輪際放さないとばかりに縋り付いて満面の笑みを浮かべる多恵子。 その笑顔は宏にとって初めて見る、これまでに無い輝きを放っていた。 と、そこに黙って成り行きを見守っていた娘が破顔して二人に勢い好く抱き付いた。
「お母さんも真の幸せを手に入れたし、私も初恋が成就したし、これで全て万々歳だね!」
そして身体ごと宏に向き直り、首に両手を回してキスをねだる。
「宏先輩、大好き! 愛してますっ♥ 私だって、この手を絶対に放しませんからねっ!!」
ネコのようにゴロゴロと喉を鳴らし、切れ長の瞳を細めて愛する男性(ひと)に頬擦りする飛鳥。 宏も、すっかりと素直になった飛鳥に唇を重ね、愛の言葉を贈る。
「飛鳥ちゃん、俺も好きだ♥ ずっとずっと、一緒に人生を歩こうね」
と、そんな熱々な二人に割り込むように、頬を赤く染めた多恵子も宏の胸に頬擦りしながら誓いの言葉を紡ぐ。
「宏さん、わたくしもおりますのよ? とまれ、娘共々、宜しくお願い致しますわ♪ わたくしも末席の妻として精一杯、宏さんと皆様に尽くさせて戴きます♥」
「末席だなんて……こちらこそお願いします。これから死ぬまで……死んでも共に過ごしましょう♪」
二人の肩を抱いたまま仰向けになった宏は右腕で飛鳥を抱き締め、左腕で多恵子を抱き寄せる。 飛鳥と多恵子の母娘も、心密かに憧れていた腕枕に狂喜乱舞し、宏に抱き付く。
「宏先輩♥」
「宏さん♥」
「……ところで飛鳥ちゃん。そろそろ胸、見てもいい……」
「それだけは絶対にダメですっ!!」
くのいちも驚く早さで、シャツの上から胸元をガードする飛鳥。 妻となっても、コンプレックスである胸(七十四センチのAカップ・多恵子談)は、当分見せてはくれないようだ。
「でも、いつか見せてね♪」
「然るべき時が来たら適切に判断し、その上で検討し善処します」
「飛鳥ったら、アホな政治家みたく言い訳して……いつまでもしょうがないわね。……好いわ、宏さん。貧乳の娘は放って置いて、八十五センチ・Dカップサイズの、わたくしの豊満な胸を二十四時間三百六十五日揉んで吸って愛撫して下さいませ♥」
微笑むや否や、妖艶な笑みを浮かべた多恵子が宏に口付けする。
「む~~~~~~っ!!」
「飛鳥ちゃん、どーする? 諦めて見せる? それとも多恵子さんに役を譲る?」
「……知りませんっ!! どーしても見たければ……私の寝込みを襲えば好いでしょっ!!」
処女を捧げたにも係わらず、やっぱり天の邪鬼(ツンデレ?)に戻ってしまう飛鳥。 それでも、横を向いた目元と頬は真っ赤に染まり、口元も緩んでいる。
「あはははっ! よし、言質を取ったよ。さっそく明日から襲うからね♪」
「フンッ、ちょこざいな! 返り討ちにしてくれようぞ!」
「飛鳥ったら、ホントは嬉しくて嬉しくて堪らない癖に……可哀想な娘(こ)」
「……って、お母さん! どーゆー意味よっ!?」
飛鳥と結ばれ、そして多恵子も加わり、宏は合計十人の明るく朗らかな妻達を娶る事となった。
☆ ☆ ☆
それより少し前。 屋敷の残りメンバーは、灯りの落とされたリビングで五十インチのプラズマディスプレイに釘付けになっていた。 全員固唾を呑んで画面に詰め寄り、身を乗り出して食い入るように見つめている。 そこには、宏と飛鳥プラス多恵子の母娘丼(おやこどん)プレイが生中継で映し出されていた。
「す、すごっ……!」
ディスプレイの左右に置かれた高性能スピーカーからは愛液の弾ける粘着質な水音は勿論、三人の睦言(むつごと)や荒い息遣い、果ては肌同士の擦れる音やキスを繰り返すリップノイズなどが臨場感一杯に大音量ステレオ音声――しかもサラウンドで流れている。
「り、リアルだわ……」
音だけではなく、デジタルハイビジョン映像(フルHD)による超精密描写と相まって、八人全員がその場にいるかのような錯覚を起こしていた。 肌に浮かんだ汗の光り具合や肌理の細かさ、産毛の一本一本までがあたかも実物を見ているようで、しかも飛鳥の白い内腿に流れた破瓜の鮮血痕や多恵子の肉裂から今なお溢れ出る精液の一滴(ひとしずく)までもが鮮明に映し出されてもいる。
「ごくり……っ」
まるで目の前で繰り広げられているかのような生々しさに誰かが生唾を呑み、またある者は無意識に熱く濡れそぼった股間や疼いて止まない胸へ指を這わせている。 そもそも美女軍団にとって、このようなアダルトビデオ(?)は初体験なのだ。 以前からその内容は小耳に挟むものの、この手のビデオは全て素人に毛の生えたような企業・集団による『男尊女卑かつ自己満足映像』のオンパレードだと知っているので、金を積まれても見たいとは露程思わなかった。 それがボカシ無しのノーカット動画、しかも出演男優が夫(宏)、女優が夫の後輩とその母親と言う顔見知りだったので衝撃もひとしおなのだ。 そんな独占ライブ中継に、終始にこやかに見入って(魅入って)いた若菜がポツリと呟いた。
「ハメ撮り用に買った2/3インチ3CCDフルHDカメラがこんな時に役立つとは思いもしなかったね~♪」
その言葉に晶、真奈美、美優樹、優は余りのはっちゃけ振りに目が点になり、ほのかと夏穂は親指を立てると「グッドジョブ!」と破顔しながらウィンクをかます。 もっとも、
――いつカメラを買って、どうやって仕掛けたの? 宏はそれを許したのか? そもそもカメラの存在を知っていたの? 知っててここまで……する訳無いよなぁ。被写体となった三人はお気の毒様――
そんな思いがそれぞれ頭の中を過ぎってはいたが。 そして画面真正面の一等席で宏達の聖なる(性なる?)儀式を一心不乱に見つめていた千恵は、妹の言葉にようやく我に返り、目を三角にして指を突き付けた。
「……って、この映像はあんたが仕組んだんかいっ!?」
姉の怒りも何のその。 ニコ目になった若菜は自慢気に薄い胸(七十八センチのCカップだ♪)を張り、嬉々として経緯(いきさつ)を語り出す。
「仕組んで無いよぅ~。ただ、カメラを宏ちゃんの留守中にお部屋にセットして~、無線送信の映像がどの程度鮮明に映るか、そして遠隔操作用のリモコンはお屋敷内のどこまで届くか、それぞれテストしてたの~。そしたら、偶然にも白黒ショーが始まって~♪ あ、ちゃんとブルーレイディスクの高画質モードで多恵子さんが宏ちゃんのお部屋を訪ねた所から一部始終録画してたから、飛鳥ちゃんの処女喪失シーンや母娘丼(おやこどん)3Pプレイとか、いつでも好きな時に見られる――」
「あ、あ、あ、あんたって娘は――――――――――――――――っ!! 良識ってモンが無いんかいっ!!」
「きゃいん、きゃいんっ! あ~~ん、姉さんだってパンツに手ぇ突っ込んでハァハァ言いながら最後まで見てたくせに~~~っ!」
最後まで聞かず、柳眉と髪を逆立て、額から角を生やした千恵の怒濤のツっ込みが炸裂した。
(つづく)
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