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ライトHノベルの部屋
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~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~
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恋衣~真奈美
恋衣~真奈美
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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暮れも押し詰まった、十二月は晦日の夜。 今週だけで何度目かの忘年会をこなした宏達十一人は、膨れたお腹をさすりながらリビングでひと息入れていた。 壁際に置かれたテレビからは年末恒例の特番が賑やかに映し出され、ガラステーブルを挟んで向かい合わせに置かれた三人掛けソファーやダイニングテーブルでは屋敷に集う美女達が談笑の花を咲かせている、そんな中。 真奈美は宏にお茶のお代わりを差し出しながら、小さく首を傾げて尋ねた。
「ねえ、宏君。初詣はいつもどうしてるの? 明日と明後日で二年参りとかするの?」
潤んだ瞳に頬と目元を紅く染めているので蠱惑的に見えるが、実際は宴会で呑んだアルコールがまだまだ効いているらしい。 それでも口調はしっかりしているし足取りも確かなので、見た目ほど深酒にはなっていないようだ。
「初詣~? あ、そうか、まったく考えてなかったわ~。あははははははははっ」
片や頭をポリポリと掻き、何が可笑しいのか声高に笑う宏。 間延びした言い方からすると、こちらは多少酔いが回っているようだ。 そんな陽気な当主に、千恵と何やら熱く語り合っていた二つ年下の後輩が尋ねた。
「あ、そうだ、宏先輩。そもそも、この近所に神社ってあるんですか? 私、ここから駅までの道程(みちのり)で見掛けたコト、無かった気がしますけど」
長く伸ばした栗色のツインテールを小さく揺らし、首を傾けつつ口元に人差し指を宛がう飛鳥。 その可愛らしい仕草に、宏以下全員が一斉に目尻を下げる。 しかし次の瞬間、女性陣は今気付いたかのように目を瞬(しばたた)かせ、「知ってる?」とばかり互いを見やる。 どうやら、これまで誰も神社の存在を意識していなかったらしい。
「あ~~~、あることはあるんだ。駅とは逆方向に歩いて十分弱の所に。ただ……その……まぁ……なんだ……」
言い淀む宏に、好奇心満々な態度を見せたのはほのかだ。 ソファーの背もたれから身を起こし、それまで身振り手振りを交えて話していた美優樹から視線を外すと前のめりになって宏に向き直る。 切れ長の碧眼は大きく見開かれ、妙に輝いてもいる。
「宏、そこって何か曰く付きの物件なのか? ユーレイが出るとか……何かヤバイ事件が起きたとか。あひゃひゃひゃひゃっ♪」
「物件……って、神社は賃貸じゃ無いれすよ-。それに幽霊……って、神様のいる神社に幽霊なんか、れませんよー。第一、ヤバイ事件って、なんなんれすかー? 」
ほのかは手を叩きながら陽気にケラケラ笑い、千恵は苦笑したように突っ込むが、その口調はどことなく舌っ足らずな話し方になっている。 二人ともビールを浴びるほど呑んだ所為で顔は真っ赤に染まり、言動もかなり怪しくなっている。 宏は宏で酔っ払いの千恵とほのかに構わず話を進めていた。
「飛鳥ちゃん、その神社は普段……って、あれ? 飛鳥ちゃんがいつの間にゴスロリっ娘になってるー」
「宏先輩! 飛鳥(わたし)はこっちですっ! 間違わないで下さいっ!」
「宏さんが今、話し掛けたのは美優樹です」
宏から見て左のソファーには黒のゴスロリドレスを纏った美優樹が座り、右のソファーには真っ赤なトレーナーと黒のミニスカートにオーバーニーソックス(こちらも黒だ)姿の飛鳥が座っている。 服装は違えど頭の先から爪先まで瓜二つの飛鳥と美優樹が向かい合っているので、宏の位置から見ると鏡に映したかのようにしか見えない。 宏は飛鳥に話していたつもりが、実際は美優樹に向かって話していたのだ。
「ふふ♪ 酔った宏さんもお茶目で楽しいですね♪」
目を細め、頬も染める美優樹。 好きな男性(ひと)の意外な一面を見られてご満悦らしい。 頭に載せた黒のヘッドドレスと相まって、今日もキュートな笑顔を振り捲いている。 一方、妹と間違えられた飛鳥は面白くない。
「何よ! いくら酔ってても、つ、つ、つ、妻の顔を間違えるなんて、信じらんないっ」
二人の違いに気付かなかった夫に、飛鳥は不満気に眉根を寄せて頬を膨らませる。 しかし、自分を『妻』だと、堂々と言えないので毎回どもってしまう。 そんな姉の初々しい(?)態度に美優樹は瞳を細め、可笑しげにクスクスと笑い声を上げる。
「あ~、左が美優樹ちゃん、右が飛鳥ちゃん……ね。了解~」
まるで間違い探しをしているかのように目を眇めてじっくりと眺める宏に、リビングは温かい笑い声に包まれた。
「ヒロったら全く~、しっかりなさいっ。夫がそんなんでどーすんのっ」
苦笑した晶の突っ込みに、笑って誤魔化す宏。 シラフでは一瞬で二人を見分けられるが、酔った頭では服装の違いすら目に入らないらしい。 それもそのはず、宴会では十人もの美女達から代わる代わるお酌をされるので、否応なく呑んで(呑まされて?)しまうのだ。
「……で、その神社、普段は無人だけど、年末年始だけお札や破魔矢を売って営業してるんだ。しかも、境内には大きなお焚き上げもやってるし、参道下にはいくつもの屋台がズラリと並ぶんだ」
宏は何事も無かったかのように腕を組み、宙を見上げて記憶を呼び起こす。 そんな夫の言葉に、金髪碧眼娘が大きく破顔した
「なるほどー、日本の神社はその利益で経営が成り立ってるのかー。しかも仏像彫刻をランドマークとして観光入場料を取り、賽銭箱を置いて二十四時間三百六十五日稼げるようにしてるんだなー」
いつの間に移動したのか、宏の横に座ると肩に手を置き、合点がいったかのようにウンウンと頷くほのか。 そんなハーフ美女に、全員、呆れ顔になる。
「来日して七年以上経つのに、オマエの日本観はいったいどーなってるっ! 酎ハイ呑み過ぎて頭のネジが全部外れたんじゃねーのか!?」
「……あながち間違いとは言えないけど、ほのかの脳みそはアルコールで溶けた。もはや修復不可能」
眉間に深い皺を寄せ、こめかみを押さえた晶と優の突っ込みが残りの面々の心を代弁したのだった。
☆ ☆ ☆
「で、宏クン? 近所に神社があるのは判ったとして、初詣の話はどうなったのかなー? もしかして、ウチを案内してくれるのかなー?」
酔っ払いの集団に苦笑した夏穂が、教師みたいな(実際、女子校の国語教師なのだ)口調で続きをせがむ。 しかし、凛とした言い方とは裏腹に表情はだらしなく蕩け、口元に手を当てて今にも涎を啜りそうになっている。 どうやら、宏と一緒に初詣へ行くプランが脳内で出来上がっているらしい。
「ほえ? 初詣……ですか? いつ、誰が行くんです?」
「……宏クン、好い度胸、してるじゃない。このウチにボケるとは……何て命知らずなヤツ♪」
元・生徒の可愛い切り返し(マジボケ?)に、夏穂は目を細めて大喜びする。 宏との高校時代を彷彿とさせるワンシーンに、テンションが急上昇したのだ。
「あの頃も、こんな感じだったっけね~。……まぁ、その頃はウチがボケるだけで宏クンは専ら笑ってたけど、今や宏クンが突っ込む立場だもんね~、肉棒を♥」
聖職者なのに下ネタを豪快に(?)飛ばし、今や愛しき夫となった元・教え子を熱い視線で見つめる夏穂。 目元を紅く染め、自らの身体を抱き締めて悶えている。 しかし、古き良き時代を突き崩す強者が現われた。
「夏穂ちゃん? 貴女まで酔ってどうするの。そんな事では、立派な保育士にはなれませんよ?」
「そうそう。毎日、園児相手にお遊戯したり一緒に昼寝したり……って、ウチは高校教師だっつーのっ! 誰が教室で歌って踊って寝てんのよっ!」
多恵子のボケ(?)に、本気(マジ)で突っ込む、妹の夏穂。 もっとも、その突っ込みも既にノリツッコミの境地に突入しているが。
「あら、夏穂叔母さん、いつから園児になったの? 私、ちっとも知らなかったー」
そこへ、酔いに任せたのか、更に話をズラす飛鳥が加わった。 隣に座る若菜の肩に片手を回しつつ(四つ上の先輩なのに)、ソファーで踏ん反り返っている。 そんな、口だけは達者な飛鳥だが、よくよく見ると若菜に回した腕で身体を支えている。 どうやらアルコールで腰が砕けたらしく、若菜が肩を組ませて介抱していたようだ。 しかし、そんな姪の状態に係わらず、夏穂は猛然と口から火を噴いた。
「誰が叔母さんじゃっ! 誰が園児じゃっ! ウチは……ウチは宏クンの奥さんなんだからぁ――――っ♥」
言うなり、すぐ隣にいた宏に嬉々として抱き付く夏穂。 両腕を首に巻いたかと思いきや、片手で頬を撫で、もう片手は宏の尻を撫でていた。 何とも素早い痴女振りである。
「あ~~~~~、夏穂先生がセクハラしてる~~~~~っ!! 私も混ざるぅ~~~~~っ!!」
そんな淫乱女教師に同調するのは、屋敷のセックスマスターでもある若菜だ。 宏の横に陣取るや素早く唇を重ね、濃厚なキスの間に恩師と一緒にズボンのファスナーに手を掛けていた。
「って、夏穂先生に若姉! 今はまだダメだって! ……んむ゛っ!?」
慌てふためく宏の言葉を封じたのは優だ。 背後から物音立てずに忍び寄り、宏の頬を両手で挟むと一気に後ろへと倒したのだ。 この時、宏の首からゴギリと嫌な音が響いたが、誰も気にしない。
「……ヒロクン、もしかして二年参りならぬ、二年エッチしたいの? だったらボクが協力してあげる♪」
「あぁ……優姉、まだダメだよぉ~、明日はみんな一緒に年越しのカウントダウンするんでしょ……あぁあっ!」
宏の言葉を封じるように首を後ろに倒したまま耳たぶを甘噛みし、吐息を吹き掛けながらキスを繰り返す優。 しかし顔はもちろん、首から耳まで真っ赤に染まっているのは絶対にアルコールの所為だ、と誰もが思う、優の酔い振りである。
「ごくり♪ ナニが出るかな、ナニが射精す(で)るかな?」
「宏ったら悦んじゃってまぁ。……あたいも後で咥えようっと♪」
筆頭妻の晶や屋敷の良識人である千恵でさえ暴走気味の優を止めるどころか、むしろ指を指しながら目を輝かせて赤ら顔で笑い飛ばしている。
「……ホラ、ヒロクン。諦めて万歳して♥」
泥酔状態(?)の優は顔を綻ばせ、宏の上着(ジャージ)に手を掛けて半ば強引に脱がそうとしている。
「ホレホレ、さっさと腰を浮かせなきゃ♪ オレが最後まで面倒見てやるよ♥」
「宏ちゃん~。嫌がってる割りには、パンツがおっきく膨らんでるよ~♪」
ほのかと若菜は満面の笑みで優に手を貸し、脱がせたズボンを放り投げるとパンツにまで手を掛けている。 多恵子や夏穂、飛鳥に美優樹の新規加入組は、かような騒ぎに驚くよりも何やら期待を込めた視線で生唾を呑んでいる。 この四人も、すっかりと宴会慣れしたようだ。
「うわ――っ、ほのかさん、若姉、優姉っ! ダメだって……あぁ! そ、そこ、触っちゃらめぇっ!」
リビングは美女達の嬌声とアルコール臭に満ち溢れ(宏の悲鳴も少々混じっていた)、酔っ払い集団の本格的なサバト(?)が始まろうかと言う、正にその時。
「みなさん! 少し酔いを醒ましましょう!!」
真奈美の毅然とした声が屋敷に響くのと同時に、庭に面する四枚の大窓が全て一斉に開け放たれた。 当然、真冬の吹き荒ぶ寒風がリビングを一瞬で駆け抜け、たちどころに室温が外気温と同じ零度付近にまで急降下する。 それは、火照った身体と溶けた脳ミソを元の状態に戻すには充分な威力だった。
「うっわ――っっ! さ、さぶいっ! こっ、凍るっ! は、早く窓閉めてぇっ!! 雪女よっ、雪女が来るわっ!! いや~ん、宏ちゃんが皮被って隠れちゃったぁ♥」
美女九人による阿鼻叫喚(?)がリビングに木霊し、全員の理性が元に戻るのに、そう時間は掛からなかった。
☆ ☆ ☆
「宏君、何とか場が収まって好かったわね」
「いや~、真奈美さんには感謝、だね。ありがとう」
「ううん、そんな事、無いわ。ただ、あのままじゃいけない、って思っただけなの。…………ん♥」
仰向けの真奈美が宏の頬に手を当てると、宏はそっと唇を重ねてくれる。 そんな何気無い優しさが、真奈美にとっては大きな歓びとなって心に刻まれてゆく。 一糸纏わぬ二人は真奈美の布団の中で、正常位による合体の真っ最中だった。
「いやいや、あのまま真奈美さんが止めてくれなかったら、今頃どんな状態になっていたか……想像するだけも恐ろしいよ」
苦笑しつつ肩をひょいと竦める宏に、真奈美は目を細める。
「ふふ♪ みんな宏君が大好きだもの。でも、あのまま止めないで最後まで見ていたかった気もするわ♪」
「う゛、そ、それは勘弁してよ。ただでさえ、明日の大晦日はオールナイトで全員とのエッチが控えているんだもん。今日は真奈美さんだけで許して欲しいな」
「あら、絶倫が売りの宏君とは思えない弱気な発言ね。その気になれば一週間ぶっ通しで11P位、平気なのに」
「そ、そこまで精力無いってっ! ……せめて週二回にして」
「それだけでも充分、絶倫よ♪」
「あははは」
「うふふふ……………………んちゅっ♥」
見つめ合う目と目、そして言葉の切れ目が口付けの合図となる二人。 宏は腰を引き、ゆるゆると抽挿を開始する。
「うぅ……真奈美さんの膣内(なか)、熱くうねって……毎度ながら気持ち好いっ」
宏はペニスを根本までゆっくりと挿入し、ワンテンポ置いてから同じ速度でカリ首まで引き抜いてゆく。 普段とは違う、媚粘膜同士を融合させるかのような、シンプルで丁寧な抽挿だ。
「私も……宏君が胎内(なか)にいる様子が好く判るの♪ ……ほら、今、奥に突き当たってピクン、って動いた」
真奈美も宏の動きに合わせ、腰を左右にごく僅か揺らす動きに集中する。 二人とも決して快楽のみを追求したり絶頂を急いだりしない、心と心の触れ合いを重点に置いたセックスだ。
「真奈美さんのオマンコは、いつ挿(はい)っても気持ち好いよ。ねっとりと絡み付くみたいで」
「宏君のおちんちんも私の膣奥(おく)に届いて……一番気持ち好い所を擦ってくれるから……すごく感じるの♥ それにオッパイからの刺激も合わさって……私、フワフワと宙に浮いてるみたい♥」
宏は手の平で真奈美の双丘をやんわりと揉みしだき、親指と人差し指で硬く屹立している蕾をも捏ねていたのだ。
「真奈美さんのオッパイは凄く柔らかくて……いつまでも揉んでいたい気分になるよ」
「あん♥ 私のおっぱいで好ければ、二十四時間三百六十五日、好きなだけ揉んでぇ♥ ……って、恥ずかしいっ!」
我ながら大胆な台詞に、顔が火照り出すのが判る。
「ま、真奈美さん……か、可愛い♥」
少し垂れ目がちな瞳が羞恥に塗れ、照れる様子に感化されたのか、宏の如意棒が更に大きく膨らんだ。
「あん♥ まだ……おっきくなるの? 宏君、ホント底なし、ね♪ それじゃ……」
求められる嬉しさに、真奈美は若菜から教わった括約筋を、ちょっとばかり締めてみた。 すると、宏の動きがピタリと止まる。
(あら、若菜ちゃんが言った通りになったわ。流石、セックスマスターを自負するだけあるわね)
などと思っていたら、切羽詰まったかのように宏が音を上げた。
「うぅ……、ちょ、ちょっとタイム! 真奈美さんに萌え過ぎて……膣内(なか)も締まってヤバくなっちゃった」
声を震わせた宏は、そのまま唇を重ねて来た。 膣内(なか)でペニスが小刻みに震えている所からすると、どうやら暴発の危険性を感じたらしい。 恥丘同士を強く合わせ、これ以上の刺激を受けないようにする為か腰を固定して来る。
「ふふ、宏君とこうして肌を重ねるなんて、半年前までは考えられなかったのに……すごく不思議だわ」
真奈美も、これ以上宏を攻める事はせずに、愛する者との触れ合いに専念する。 それに、普段の複数エッチでは味わえない、愛する宏を独占出来る歓びにも浸りたい。
「宏君と出逢ってから嫁ぐまでの間……恋しくて……愛しさと切なさで身を焦がしていた頃と比べると、今は何て幸せなんでしょう♥」
「俺も真奈美さんと知り合えた幸運に感謝してる。そして奥さんになって貰ってメチャ嬉しいし、すごく幸せだよ」
「私、宏君と暮らしているうちに、宏君無しでは生きてはいけない心と身体になってたの」
「俺だって、真奈美さんがいない生活なんて絶対にあり得ないよ。俺には真奈美さんが必要なんだ! 俺だけじゃ無い。みんなだってきっとそう思ってるよ!」
「ありがとう、宏君。そう言って貰えるだけで……充分幸せだわ。だから……十番目の奥さんで構わないから、これからも傍にいさせてね♥」
「十番目だなんて! 俺の中には奥さんに序列は無いよ。みんな、俺の大切な奥さんなんだ。誰かが誰かの上下になるなんて考えた事も無いよ!」
顎を引き、真剣な眼差しと強い口調で言い募る宏に、真奈美は小さく微笑む。
「ふふ、そんな漢(おとこ)らしい宏君がますます好きになったわ♥」
愛する男の真剣な眼差しに、胸がキュン、と締め付けられる。
「私、たとえ世界を敵に回しても、宏君に一生付いて行くからね。嫌いと言われても付いてくからね」
「俺、真奈美さんを嫌いだなんて一生言わないから。この口や身が裂けようとも……死んでも言わないから!」
熱く語る夫に、真奈美は心底愛されている実感が猛烈に湧き上がって来た。 それは胸を焦がし、身体全体から歓喜の感情が次々と溢れ出て来る。
「ありがとう、宏君。その言葉を聞けただけでも……私、嬉しくて……幸せで……うぅ、うっく……」
感極まると、どうしても涙腺が緩んでしまう。 制御出来無い涙が目尻から零れ落ち、枕にどんどん染み込んでゆくのが自分でも判る。 人前で泣いたのは、先月、若菜と一緒に合羽橋商店街と銀座へ出掛けた時以来だ。 あの時は、己の不甲斐無さを年下の若菜が諫めてくれたっけ。
「泣かないで、真奈美さん。俺の大切な真奈美さん♥ 愛してる♥ この抱き締めた腕は、一生離さないからね」
「大丈夫。これは嬉し泣きなの。宏君に愛され、一緒にいられる、至福の涙なの」
「ホラ、そんなに泣くと綺麗な顔が台無しになっちゃう。真奈美さんには、この先ずっと笑い続けて貰わないとね♪」
「……うふふ。宏君に癒されちゃった♪」
「あはは! 普段は真奈美さんがみんなを癒してくれてるのにね」
「私が……そうだとしたら、それは宏君が傍にいてくれるからよ。私、宏君が傍にいてくれるから、笑っていられるの。宏君の温もりを知っているから、みんなも愛せるの。だから……これからも、ずっとずっと傍にいてね♪ 私の愛しい……だ・ん・な様♥」
「真奈美さん……。もちろんだよ! ずっとずっと一緒にいるからね♥」
真奈美は胸が潰れる鈍痛にも構わず、宏の背中に回した腕に力を込めた。
「うぉ!? そ、そんなに強く抱かれると……動かなくてもイっちゃうよ」
「宏君の好きな時に好きなだけ射精(だ)して♪ 私、いつでもどこでも受け止めるから♥」
「それじゃ、このまま、ひとつに溶け合おうか。今、この時は二人っきりだし」
言い終わるや、宏はゆっくりと抽挿を再開させた。
「あぁ……宏君の硬くて熱いのが……膣内(なか)で力強く擦れて……膣奥(おく)を小突いてる♥」
真奈美は熱い吐息をひとつ漏らすと両足を宏の腰に絡め、全身で縋り付く。 二人は正常位から屈曲位に近い体位となった。 密着度が増した分、二人の汗がひとつに合わさってシーツに滴ってゆく。
☆ ☆ ☆
「真奈美さんはオマンコの肉付きが好いから、ムッチリとした大陰唇が竿の根本を強く挟み付ける感触がたまらないよ♪ 綺麗に毛を剃ってくれてるから、軟式のテニスボールで強く挟まれてるみたいだ」
ゆっくりとした抽挿のスピードを保ちつつ宏は柔らかなバストを揉み、硬く勃起した乳首を捏ね回しながら唇と舌を耳たぶにも這わせる。 真奈美からは艶めかしい嬌声が漏れ、その声は徐々に大きくなってゆく。
「あん♥ はぁんっ♥ あぁ~、宏君のおちんちんはカリ首が高くて弓なりに反り返っているから……お腹側の膣壁をゴリゴリ擦られて……たまらなく好いのぉ~♥ もう……イッちゃいそうになる位に気持ち好いぃ~♥」
熱い吐息を漏らしつつ瞳は蕩けきり、それだけで真奈美の言葉に嘘が無いのが一目瞭然だ。 超スローテンポな抽挿にも係わらず、荒い呼吸が浅く速くなり、アクメがすぐそこまで来ているらしい。 宏の肉棒はこれでもかと言わんばかりに締め付けられ、膣奥(おく)に膣奥にと吸い込まれる感覚なのだ。
「真奈美さん、いつでもイッて好いよ。俺も真奈美さんに合わせて思いっ切り射精するから!」
「だ、射精(だ)してぇ! 私のおまんこ、宏君の精液で満たしてぇ~~~っ♥」
なおも両手両足で宏に抱き付き、真奈美の豊かに揺れる双丘は胸の間で殆ど潰れてしまう。 しかし、乳首だけは硬く屹立しているので、二人にはそれも性電気を発生させる大きな源となった。
「真奈美さん、真奈美さん♥」
「宏君♥ 宏君っ♥」
「あぁ……真奈美さんの膣内(なか)が蠢いて……チンポが蕩けるっ! 亀頭裏をくすぐられているみたいで……我慢出来んっ!」
「宏君、もっと……もっと強くっ……激しくしてぇっ! ぶっといおちんちんで……私をイカせてぇっ!!」
互いの名前を呼び合い、快感の上昇に伴って腰の動きも徐々に激しいものに移行してゆく。 股間からの粘着質な水音が部屋に木霊し、二人の身体は細かい汗がびっしりと浮かび上がってもいる。 荒い呼吸と嬌声を塞ぐかのように濃厚なディープキスを延々と交わし、胸と股間からの快感を昇華させる二人。
「出すよっ! 真奈美さんの膣内(なか)に…………うぅっ……でっ、出るっ!!」
「来てっ! 私、もうイッてるぅ――――――――っ!! ………………………………っ」
どびゅ――――――――っ!! どびゅびゅびゅびゅっ! どびゅびゅ――――――っ!
子宮口に亀頭を宛がったままの激しい射精に、真奈美は抗う術は無かった。 力一杯宏に抱き付き、言葉を無くすと同時に白目を剥き、口の端から涎をひと滴垂らすと眠るように堕ちてしまう。 抱き付いた手足が宏からパタリと離れ、布団の上で大の字になる真奈美。
「くっ……まだ……出るっ!」
しかし、宏の射精は終わってはいない。 大量の精液を子宮に送り込む度に、真奈美の無毛の下腹部もピクピクと痙攣する。
「うぅ……ま、真奈美さんのオマンコ、掃除機並みに凄い吸い込み力だ。チンポが根本からもげるかと思った。……まぁ、ひとりエッチで掃除機使ったコトは無いけど」
セックスに於けるクライマックスなのに、ひとりボケツッ込みをする宏だった。
(つづく)
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恋衣~夏穂
恋衣~夏穂
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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「毎度♪ お邪魔しま~す」
年が明け、そろそろ松も取れようかと言う、とある日の昼下がり。 宏は恩師である夏穂と元・未亡人だった多恵子の部屋を訪ねていた。 屋敷の主(あるじ)として、そして夫として妻達の御様子伺いは、今や宏の日常となっているのだ。
「あ、宏クン♥ 座って座って♪ 丁度今、実家から送って来たお菓子を食べようとしてたトコなの。一緒に食べよ?」
笑顔の二人に出迎えられた宏は出窓の前に置かれた四人掛けテーブルセットの上座に案内され、正面に夏穂、その左に多恵子を見る位置に座る。
「夏穂先生、多恵子さん。新たな部屋に移って十日程経ちましたが居心地はどうですか? 何ぞ足りない物とか不便な点があったら、遠慮無く言って下さいね」
「宏さん、お気遣いありがとうございます。今の所、何ら不自由はありません。お陰様で快適そのもの、ですわ♪」
「ありがと、宏クン。ウチには勿体ない位、好い部屋だわ。文句無し、よ♪」
人数分の紅茶をポットから淹れた多恵子は嬉しそうに瞳を細め、年下の宏に向かって小さく頭を下げる。 一方、宏の問い掛けにウィンクで応えた夏穂は首を巡らせ、落ち着いた雰囲気の室内を見渡す。 壁と高い天井には調光式の間接照明とダウンライトが等間隔に並び、綺麗に磨かれた床は廊下やリビングと同じ濃茶色のフローリングで、外からの光を明るく反射させている。 しかも壁や天井は白に近いクリーム色をしているので、まるで洋館のダンスホールを彷彿とさせる華やかさも持っていた。
「それに、北側の大きな出窓と東向きの大窓からは垣根越しに青空が一望出来るし……もう最高♪」
「武家屋敷風の外観からは想像も出来無い、凝った造りの洋間なので、ここにいるだけでも楽しいですわ♪」
「そう言って貰えて好かったです。お二人のベッドと机を入れると少し狭いかな、とも思ったんですが、十五畳相当の広さがあったので余裕でしたね」
宏が視線を向けた方向――大窓側にはセミダブルベッドが二つ、小さなサイドテーブルを挟んで置かれている。 左が多恵子、右が夏穂のベッドだ。 そして夏穂のベッドと隣合うよう、少し大きめの作業デスクも壁際に置かれている。 教員として仕事用の机がどうしても必要な夏穂が、二階の元いた部屋から移動させたのだ。
「宏クンが部屋を譲ってくれたお陰ね。ありがとう!」
「宏さんには、本当に好くして戴いて……感謝の言葉もありませんわ」
数多の感謝の言葉を向ける夏穂と多恵子のいるこの部屋は、かつて宏が二ヶ月程使っていた部屋だった。 千恵と宏の計らいにより、年末の大掃除を機に屋敷メンバーの一部で部屋割りを変更したのだ。
「しかし、私どもの所為で宏さんにはずっとお手数ばかりお掛けして……すみません」
妻の座に就いても尚、年下の宏に向かって深々と頭を下げる多恵子。 どうやら、下宿の一件からこれまでを指しているらしい。 ひと回り以上歳の差があっても、謙虚な態度と夫を立てる姿勢は、初めて結ばれてからも何ら変わらない。
「いえいえ! 俺の方こそ、もっと上手く段取り組んでいればドタバタせずに済んだのに申し訳無いです」
居住まいを正した宏が頭(こうべ)を垂れると、セミロングの黒髪を揺らした夏穂が軽やかな笑い声を上げる。
「あははっ! 宏クンが頭を下げる事じゃ無いわ。むしろ、ウチらがお礼を述べる立場よ。だから気にしないでね♪」
目の前に座る恩師は微笑みつつ、テーブルの上に載っていた宏の手に自分の手をそっと重ねる。 見た目の若さとは裏腹の、年相応の寛大さと温もりに、宏の心が温かくなる。
「ありがとうございます。最初、夏穂先生と多恵子さんには西廊下側の個室をそれぞれ用意したんですが……」
屋敷の当主である宏と生活環境を担当する千恵は当初、優と真奈美のいた十畳の和室に夏穂と多恵子を移動させ、それぞれに部屋を与える案を考えた。 多恵子は最年長者として、夏穂は社会人として個室が必要だと判断したのだ。 そして部屋を明け渡す優と真奈美には夏穂と飛鳥、美優樹のいた二階東側の区画(ブース)へ移動して貰い(内々に快諾を得ていた)、飛鳥と美優樹の学生コンビには宏の部屋に移動して引き続きシェアして貰い、残った宏は多恵子のいた二階西側の区画に移動する事とし、家族会議に諮った。 ところが、宏の話を聞き終えた夏穂が多恵子と頷き合うや、
「だったら、ウチと姉さんが宏クンの部屋に移ってルームシェアするわ。飛鳥ちゃんと美優樹ちゃんはウチが抜けた区画を使えば、姪っ子の二人はそれぞれ完全な個室が持てるから今より使い勝手が格段に好くなるでしょ? そうすれば移動するのがウチと姉さん、宏クンの三人だけで済むから簡単でしょ♪」
などと現役教師らしく、より効率的な逆提案をし、一瞬で大勢が決まってしまった。 何より、当事者の多恵子、飛鳥、美優樹が夏穂の提案に強く同意し、筆頭妻の晶でさえ、
「さすが、腐っても鯛――ならぬ、腐っても教師ね。いつも夕食から寝るまでビールをかっ喰らってる女とは思えない鋭さと妙案だわ♪」
などと、笑いながら恩師を称えた(?)事も決め手となった。
「まぁ、ウチはどうせ昼間はいないし、姉さんも家事やら何やらで殆どここにいないから、ひと部屋を二人で使うには充分よ♪ ありがと、宏クン♥」
「宏さん、ありがとうございます。さすが、わたくしが愛した男性(ひと)ですわ♥」
「……って、姉さん? それ、宏クンを褒めて無いし! 第一、自画自賛してどーすんのよっ」
「あはははっ」
「うふふふ♪」
「……ったく~、……ふふ。あははっ……がははははっ!」
宏と多恵子の笑い声が重なり、苦笑から豪快な笑い声に変化した夏穂の声が二人の声を掻き消すのだった。
☆ ☆ ☆
その日の夜。
「宏クン、来たわよ~♥」
ここは二階に移った宏の部屋で、あと二時間弱で日付が変わろうかと言う時間。 宏の高校時代の恩師である夏穂が、ホクホク顔で現われた。
「あ、夏穂先生、いらっしゃい♥ ……って、その紙袋はどうしたんです?」
「えへへ~♪ 今日は宏クンにこれを着て貰おうかと思って。ささ、説明は後からいくらでもしてあげるから、今はこれに着替えて頂~戴♪」
瞳を三日月形にした笑みで紙袋を押し付ける夏穂に、訝かしく思いつつも素直に受け取る宏。 この恩師のニヤケた笑い方は、何か好からぬコトを考えている若菜と同じなのが気になる。 どうも、腹に一物抱えた匂いがプンプンするのだ。
「……まぁ、いっか。何も聞かず付き合ってみるのも一興だし♪」
案外、楽天的でおおらかな考えの宏。 千恵や晶に言わせると「惚れた弱みね♥」「夫として当然!」らしいが、それでも構わないと宏は思っている。 何せ十人もの妻がいる――しかも妻同士の年齢差が二十一もある――身なので、物事を余りに細かく考えるよりも全てを無条件で受け入れる度量で接しないと、何事に於いても上手くやって行けないのだ。 もっとも、これは晶達と結婚するずっと以前からの考え方だし、職場(バイト先)でも同じ事が言えるので、宏にとっては何ら難しい話では無かった。
「それじゃ、宏クンが着替えてる間にウチも着替えるから、絶対にこっち見ないでね♪」
ウィンクひとつ残し、鼻歌交じりに部屋の隅で部屋着のジャージを脱ぎ始める夏穂。 ステップを踏むような軽やかな足取りといい、どうやら相当機嫌が好いようだ。
「夏穂先生も着替えるの? すぐ脱ぐのに?」
小さく首を傾げながらも、紙袋から衣装を取り出す宏だったが……。
「こ、これはっ!?」
宏の手には、黒の詰め襟が際立つ学生服に、お揃いの学生ズボン。 更に、広げた上着をよくよく見てみると……。
「うぉっ!? 俺の通ってた高校の襟章が付いてるっ!」
きちんとカラーの嵌められた詰め襟には、ご丁寧にも金色に光り輝く校章バッジが付けられ、左胸の内ポケット部分には金色の糸で名前(フルネーム)まで刺繍されている。
「おぉ! 袖や裾の長さ、ウェスト回りなんか合わせたかのようにピッタリだ。まさか、これって……」
見覚えのあるバックルや使用感溢れる皺の寄り方など、どこからどう見ても自分自身が高三の時に使っていた制服にしか見えない。 Tシャツの上に着てみると、上着の肩やズボンの腿回りがかなりきつくなってはいるものの、 三年前――高校生に戻ったかのような錯覚を覚える。
「ふふ♪ ご明察通り! それは~、宏クンの実家から送ってもらった当時の制服よん♪」
「夏穂先生? いったい、どうして……って!?」
見下ろしていた制服から声のする方向へ顔を向けた宏は、視線の先に佇む夏穂の姿に言葉を無くす。
「えへ♪ どう? この服に見覚えあるでしょ?」
言いつつ、ファッションモデルの如く、その場でクルリと三百六十度回転(ターン)する夏穂。 セミロングに伸ばした黒髪がフワリと舞い、八頭身ボディに目鼻立ちの整った美顔と凛とした雰囲気をも漂わせる切れ長の澄んだ瞳が印象的で、長い美脚を交差させ、モデル立ちするその姿は何度見ても見惚れる美しさだ。
「夏穂……先生? あの時の……俺が高校の時に担任だった夏穂先生が……………………甦った!」
「チョット宏クン! 『甦った』、ってナニよっ! ウチはゾンビじゃ無いわよ!」
不満気に頬を膨らます夏穂。 しかし、瞳は大いに笑っている。 どうやら、惚ける宏に大満足しているらしい。
「これ、宏クンが高三の時に着ていた仕事着よ。ブラウスとスカートなんか、当時のサイズ、そのままよん♥」
己の胸を抱き締め、くねくねと上体を揺らす夏穂。 両腕で挟まれた豊かな双丘(八十四センチのDカップだ)は前方に向かって大きく膨れ上がり、ボタンの上三つが外されたブラウスからは白いブラが見え隠れし、その中心には白くて深い谷間が大きく刻まれてもいる。 細くくびれた腰と横に丸く張り出したヒップが目を惹き、長く締まった脚へと続いている。 そんな、昔と同じボディーラインを誇る色っぽい女教師に、宏の視線は釘付けとなった。
「白のブラウスに……濃紺のタイトスカート! 薄っすらとブラが透けて目のやり場に困って……膝上までのスカートがムッチリとした太腿に張り付いて凄く色っぽかったの、今でも覚えてます!」
夢遊病者のように惚けた顔のまま、元・担任に魅入る宏。 昔と少しも変わらない若さと美しさ、そして妖艶さは今でも健在だ。
(夢を見てる? 今の俺、高校三年生……なのか?)
当時着ていた学生服を纏っている事と相まって、宏は三年前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥った。 しかし、周囲に見える部屋の様子は、自分が増改築した屋敷のものだ。
(俺の部屋に……あの時の夏穂先生がいる! 妄想の中で何度もエッチしまくった先生が……今ここにいる!)
そんなギャップが、宏の萌え心を盛大に燃え上がらせた。
「か、夏穂先生!」
飛びかからんばかりに一歩踏み出した夫に、夏穂は慌てるなと手で制し、ベッドの端に座らせるとニヤリと笑う。
「ほらぁ、当時使ってた伸縮式の指し棒もあるわよん♪ こうして……色々と指す事が出来るし~♪」
ぐい~~~っ、と細い金属棒を伸ばし、先端に付いているオレンジ色の三角形の部分で教え子の膨れ上がった股間を指す夏穂。 その愉しげな笑顔は、当時では絶対に出来無かった事を今、心置きなく楽しんでいるようにも見える。
「お互いに当時の服を揃えて……まさか……昔に戻ってエッチするんですか? 女教師と男子生徒の禁断の愛! とかシナリオ立てて……」
「さすが、宏クン。その通~り♪ エロい事考えるのは、今も昔も一緒なのねー」
瞳を細めて何度も頷き、しきりに感心する夏穂。
「昔も……って、俺、高校の時からエロかったですか?」
一方、当時は真面目な部活少年と自負していただけに、心外とばかり眉根を寄せる宏だったが……。
「だってぇ、授業中に黒板を見るよか、ウチの胸元とか太腿とか熱心に見つめていたじゃない♥」
「い゛っ!? そ、それはっ!」
言葉に詰まった時点で宏の負けだった。 この女教師は、しっかりと生徒の視線の先まで把握していたようだ。
「むふふ~♪」
得意気にDカップの胸を張り、勝ち誇る夏穂に、いたたまれなくなった宏がキレた。
「だって、仕方無いじゃないですかっ! 目の前で柔らかそうな胸の谷間を見せ付けられたりタイトスカートを徐々に捲り上げて生足晒されたりしたら、女生徒だって欲情しますってばっ!」
「ふふ♪ ってコトは~、その当時からこ~んな風に勃起させてたのね? 全く……悪い子っ」
言いつつ、夏穂は手にした指し棒で宏の大きく膨らんだ股間を撫で上げる。
「はぅっ! うぅ……っ、か、感じるっ! 微妙な力加減が……堪らんっ!」
柔らかな指の感触とも違う硬めの刺激に、宏の肉棒は完全フル勃起状態になった。 突っ張るズボンがきつく、今すぐにでも解放しないとパンツとの摩擦で暴発するやもしれないレベルまで来ている。
「す、凄いわ♥ 学生ズボン穿いてるのに、中から丸太ん棒が突き上げているみたいになってる♪ ……ったく、なんてハレンチな生徒なのかしらっ! 担任相手に勃起させるなんて、恥を知りなさいっ!」
自分から仕向けておいて、教え子をこき下ろす女教師。 しかし呼吸は荒く、涎を垂らさんばかりに生徒(宏)の股間を凝視しながら指し棒で浮き出た肉棒を何度も突(つつ)き、なぞり上げているので、宏以上に興奮しているのが丸判りだ。 そのギラ付いた視線は、もはや聖職者とは程遠い、童貞の男子生徒を捕食する狩人のそれだ。
「夏穂先生、許して下さい! 俺……俺……」
宏も、当時を再現させた夏穂のコスプレエッチ(イメージプレイ?)にすぐさま同調し、昔の自分に戻って台詞を紡いでゆく。 しかも僅か三年前の事なので、難なく成り切る事が出来る。
「ずっと、夏穂先生の事が好きでしたっ! 高校に入った時から夏穂先生ばかり見てましたっ! 好きですっ!」
「きゃっ! ひ、宏……クン!?」
鼻息荒く目の前に立つ女教師に勢い好く抱き付き、身体を反転させるとそのままベッドへと押し倒す宏。
「あぁんっ♥ 宏クン、いけないわっ、ここは教室なのよっ!? まだ生徒や教師がたくさん残っている……んむっ!」
小さく身動ぎして抵抗を示すも、宏の口付けで言葉と行動を塞がれる夏穂。
「あぁ……いけないわ……ウチは教師で……貴男は生徒……はぅんっ! ら、乱暴にしないでぇっ!」
熱い口付けを交わしながら、宏は誘うように揺れていた双丘に手を伸ばし、乱暴に揉みしだき始めたのだ。
「おぉっ! これが夏穂先生のオッパイっ! 服の上からなのに凄く柔らかくて……温かい……」
「あぁ……ダメよ……こんなコトしちゃ……らめぇっ! ……………………だめよ……もっと優しく触ってぇ♥」
自分でも昔を思い出しているのか、すっかりと役にハマり込んでいる夏穂。 しかも女教師と言う立場が今も一緒の所為か舌が回らず、感度も普段よりずっと高くなっている。 宏の指や唇が軽く触れる度に腰を浮かせ、首を振り、手足を痙攣させるのだ。
「夏穂先生……夏穂先生! 好きです! 愛してますっ!」
宏にとっても、夏穂とのコスプレエッチ――しかも着衣のままは、もの凄く新鮮に映った。 夏穂への想いは昔も今も変わらないが、堂々と愛を謳える言える今の方がずっと楽しい。 それに、担任とエッチしたい! と言う背徳心も甦ってもいる。
「せ、先生! 俺の、しゃぶってくれますか? 俺、もう我慢出来ません!」
言葉は丁寧なのに、鬼畜な行為を要求する宏。 完全勃起したペニスを担任の下腹部にぐりぐりと押し付け、早くこれを解放しろと暗に急かす。 普段は大人しい優等生(?)を欲望の権化に変身させたのは、他ならぬ夏穂自身なのだ。
(だったら、お望み通り激しく犯してやるっ!)
しかし、鼻息荒く瞳を潤ませた女教師は、生徒の要求する以上の事をしてくれた。
「あぁ、もう! そんな硬いオチンチン押し付けられたら、ウチも我慢出来無いじゃないっ! ホラ、宏クンはそこに腰掛けてパンツ脱ぐのよ! 早くっ! 宏クンのオチンチン、早く見せなさいっ! …………そう、好い子ね♥」
高圧的に言われた宏も、速攻で学生ズボンとパンツを脱ぎ去り、ベッドの端に腰を下ろす。 はだけた学生服だけを纏い、下はスッポンポンの宏に夏穂が更なる指令(?)を出す。
「ホラ、ボケッと呆けてないで両足を大きく開いて……そうよ。ふふ、勃起したオオチンチンが大きくそそり勃ってカリ首も大きく開いて……って、先っちょから透明なお汁(つゆ)が滴っているわ♪ まったく、スケベなオオチンチンね」
女教師自ら淫語を連発し、挑発するようにブラウスのボタンを全部外すとブラを首までたくし上げ、露わになった美乳を見せ付けるようにゆっくりと宏の両足の間に跪く。 そして濃いピンク色の舌で唇を舐め回し、上目遣いのまま含み笑いを零す。
「ふふっ♥ 宏クンはオッパイ、好き? 好きよね~。なんせ毎日、舐るように見てたもんね~♪」
「せ、先生? 両手でオッパイ寄せてナニを……まさか!?」
目を見開き、綺麗なお碗型をしたバストを凝視したままゴクリと唾を飲み込む宏に、切れ長の瞳を嬉しそうに細めた夏穂が頷く。
「そうよ♥ 先生に発情するエッチな生徒には、罰を与えないとね♥」
「くぉおっ! す、凄いっ……!! 先生のオッパイが吸い付いて……気持ち好い!!」
弓なりに反り返るペニスを、女教師自ら胸の谷間に挟み込んだのだ。 長大な肉槍が亀頭の先端を残し、全てDカップの双丘に包み込まれた。
「男の子は、こうされると悦ぶって、生徒から没収したエロ漫画に載ってたわ♪」
「って、教師がナニ読んでんですか!」
思わず素に戻って突っ込む宏だが、淫魔と化した女教師はお構いなしに目の前のペニスを責め立てている。 だらだらと唾液をペニスへ垂らし、搾り出したカウパー汁と混ぜ合わせるように寄せた胸を上下に揺する。
「あぁ……先生のオッパイに挟まれてるっ。……嘘みたいだ。憧れの先生から……パイズリして貰ってる!」
たちまち夏穂の胸元は唾液とカウパー汁で濡れ光り、グチョグチョと粘着質な水音も徐々に大きく響いて来る。 欲望に任せたかのような激しい動きだが、滑りが好くなったお陰で根本から亀頭までを万遍なく扱き上げてゆく。
「どう? ハレンチな生徒に相応しい罰でしょ♪」
目元を真っ赤に染め、上目遣いに生徒を見つめる夏穂。 その濡れた視線は、もはや教師では無く、ひとりの妖艶な女のそれだ。
「あぁ! か、感じるっ! 先生のオッパイ、最高です! 自分でスルのとは……全然違うっ! それに尖った乳首が根本に当たって……メチャ気持ち好いっ!」
白い乳房の頂点で屹立する硬いグミみたいな感触の乳首と僅かに浮き出た乳輪が、宏のエロチシズムを盛大に煽っていた。 頤を反らし、ビクビクと腰を震わせる宏に、夏穂の理性も既に失われつつあった。
☆ ☆ ☆
(あぁ! 宏クンのオオチンチン! 夢にまで見た……愛する教え子のペニス!!)
想い人の、しかも生徒でもある男性(ひと)の性器が目の前で――胸の中で熱く硬く滾っている。 亀頭の全てが露出した完全版(?)勃起ペニスに、夏穂は躊躇無く、むしゃぶり付いた。 乳房で竿を上下に扱きつつ、顔を出す亀頭へ舌を伸ばして存分に舐め回す。
(宏クンのオオチンチン、太くて食べ甲斐があるわぁ。先走りのお汁(つゆ)もどんどん溢れて……美味しいわぁ♥)
愛して止まない宏のペニスが今、口の中にあるのだ。
(しかも、鉄のように硬くて……なんて熱さなの!? お臍の方に大きく反り返って……これがウチの処女膜を貫くオオチンチンなのね。もう、一生離れられないわぁ♥ ……ううん、絶対に……死んでも離さないわっ!)
舌に感じる浮き出た血管や唇を弾くカリ首の高さ、そして大きく開けた口に喉奥にまで届く、太く長い肉槍――。
(大好き! 宏クンのオチンチン、大好きっ!! ウチの……愛して止まないオチンチン! あぁ……制服プレイがこんなにも燃えるとは思わなかったわ! あぁ、このままもっと宏クンを苛めてみたい!)
処女を失ってから日の浅い三十路の女教師は、完全に宏の肉棒の虜となっていた。 もはや、コスプレエッチと普段のエッチとの区別も付かなくなる程、心身共に昂ぶっていた。 涎が噴き零れるのも構わず、愛おしげに男子生徒の性器を弄ぶ女教師。
「ほら、こうしてオッパイで扱きながら……亀頭を唇で扱いて舌で舐ると……♥」
「うぉおっ!? ダメですってば! カリ首感じるから、そんな強く扱かないで! あぁあ! 舌先で先っちょの穴ほじったら……すぐにイッちゃいますってば! ……はぅあっ! そ、そんなに何度もグリグリほじらないでぇ!」
狙い通りの反応をする生徒(宏)に、子宮が熱く疼き出した夏穂の性感も鰻上りになる。
(あはっ♥ 宏クン、悶えてるぅ♪ ウチの愛撫で宏クンがヨガってるぅ♥ ……あん♥ あんな可愛い顔で悶えられたら……ウチ、もう耐えられない! アソコがビショビショに濡れて気持ち悪い程だし……早く宏クンと結ばれたいっ!)
ショーツは既に役目を放棄し、タイトスカートの中も発情した女の匂いで充満してるのが漏れ出る匂いで判る。 それに、ひとりでに屹立した乳首が生徒の下腹部で擦れ、これがまた甘美な刺激となって陰唇を開かせる要因となった。
「あぁ、もう、こんなに硬く勃起させて……仕方無いわねっ! 早く自分で何とかしなさい!」
辛抱堪らなくなった夏穂が勢い好く立ち上がり、腰までタイトスカートをたくし上げると壁に両手を付いて尻を宏に向ける。 そして催促するように両足を広げて左右に振り、しとどに濡れた股間を見せ付けた。
☆ ☆ ☆
「夏穂……先生?」
パイズリによる強烈な刺激が急に止んだと思ったら、夏穂が後ろからの挿入をねだって来た。 腰を高く掲げ、女陰が浮き出た白いショーツを見せ付けている。 白い内腿には愛液がベットリと流れて膝下にまで達している様は、普段の凛とした態度からは想像出来無い乱れ様だ。 どうやら、パイズリフェラで感極まったらしい。
(そっか。教師という立場上、自分からは動けない、って事か。あくまで生徒から迫られて仕方無く関係を持った――そんな筋書きなんだろうな。夏穂先生もノリノリだし、だったら……♪)
妻の欲望をほぼ正確に読み取った宏は(エッチに関する機微には敏感なのだ)、恩師の立てたストーリーに沿うべく右手でペニスを握り、左手で女教師の尻を掴み、背後に立つ。
「先生が欲しいのは……コイツですか?」
悪(ワル)に成り切った宏は、大きく反り返った肉棒でショーツのもっとも濡れた部分を上下に擦る。 すると女陰の形がより鮮明に浮き上がり、パックリと開いた陰唇や大きく勃起した淫核までもが目に飛び込んで来た。
「夏穂先生、オマンコがぐっちょり濡れてますよ? もしかして……生徒のチンポしゃぶって興奮してたんですか?」
辱める台詞を浴びせ、担任女教師を責(攻)める宏。 宏自身も過去の自分に戻り、当時の欲求をぶつけているのだ。
「ほ、欲しくなんか無いし、こ、興奮なんか……してないわっ!」
「上擦った声に内腿まで愛液垂らしてる女が説得力ありませんって。先生って、綺麗な見た目と違って実際は淫乱ドスケベ女なんですね。もしかして、男子生徒から毎日犯される事を想像してます?」
罵倒する度に新たな愛液がショーツに浮かび、ペニスや内腿にトロリと流れてゆく。
「凄いな……。布越しなのに先生の熱さが伝わって来ますよ。それに、溢れ出る愛液がかなり粘ってますよ? ここまで来ると、発情したメス猫と一緒ですね」
宏も、女教師のあからさまな発情サインに興奮のボルテージが急上昇する。 ひとりでに呼吸が荒く早くなり、自分でも理性が怪しく(妖しく?)なって来ているのが判る。
「嘘よ! 生徒相手に発情なんてする訳、無いわ! ウチは担任として仕方無く……って、あひゃぁあ!!」
耳まで真っ赤に染め、言い訳じみた台詞を繰り返す夏穂だったが、途中で悲鳴に変わる。
「淫乱女教師には、お仕置きが必要ですね!」
宏が濡れて透けたショーツのクロッチを横にずらし、熱く滾った肉槍を一気にぬかるんだ蜜壷へ挿入したのだ。
「あっ、あっ、あっ……あっ――――――――っ!! は、挿(はい)ってるっ!? 生徒のオチンチンが……挿ってる! あぁあ……なんてコトを……生徒が担任を犯すなんて……純潔を奪うなんて……ぁあ……はぁんっ♥」
どうやら処女性までも昔に戻したようで、夏穂の強い言葉が宏の挿入に合わせて徐々に弱く、細くなってゆく。 同時に、熱い吐息と甘い声が次第に漏れ始めても来る。
「こうして欲しかったんでしょ? 生徒の童貞チンポが、女教師の処女マンコにどんどん吸い込まれて行きます♪ あぁ、俺のチンポが……先生のオマンコに全部挿(はい)りましたよ! それじゃ……」
腰を密着させた宏は細くくびれたウェストを両手で掴み、陵辱するかの如く、トップギアで腰を振り始める。 亀頭の先端まで腰を退き、ワンテンポ置いてから膣奥まで一気に抉(えぐ)る腰使いに、処女を散らせたばかりの女(そう言う設定なのだ)は為す術無く翻弄される。
「かはっ! は、激しいっ! 激し過ぎて……っあぁあ、奥に……奥に届いてるっ! 子宮を突(つつ)かれてるっ! 生徒のオオチンチンが……教師の膣内(なか)で暴れてるぅ!! いけないのに……こんなのダメなのにぃっ!」
「先生が望んだ事ですよ? だからたっぷりと精液注いであげますね♥ ……それとも、このまま止(や)めますか?」
カリ首を処女膜の残滓に引っかけたまま、ピタリと動きを止める宏。 夏穂の膣(なか)からは泡立った愛液が竿を伝い、陰嚢まで滴ってゆく。 そんな鬼畜な宏に、髪を振り乱して振り返った夏穂がありったけの声で叫んだ。
「何でも好いから、もっと動いて! ズボズボオマンコ犯してぇ! 早くっ……宏クンの精液、子宮に注いでぇっ!! 宏クンのオチンチンでウチを孕ませてぇっ!!」
瞳に涙を浮かべ、担任とは思えない台詞を躊躇無く吐き、生徒に対して膣内射精をせがむ女教師。
「では、お望みのままに♥」
どうやら、焦らし作戦は成功したようだ。 完全に堕ちた女教師の膣口が陰茎を誘うかのように、独りでに蠢いている。 宏は僅かに足を広げて重心を据え、膣壁を抉(えぐ)るように腰を動かし始める。 それでも焦らすように、じっくりゆっくりと膣壁の感触を味わう。
「先生、チンポを挿れると愛液が溢れ出して、引き抜いても掻き出されますよ? それに……先生のオマンコ、チンポに吸い付いて……よっぽどチンポが欲しかったんですね、お尻の穴までパクパク蠢いてますよ♪ 俺も、カリ首が膣肉の皺を一本一本弾く感じが……たまらなく気持ち好いですっ!」
「ひゃぁあっ! あぁあ、はひんっ……うぁあ゛っ! そ、そうよ! 宏クンのオチンチン、ずっと欲しかったのぉ!! 何度も夢見て来たんだからっ……はんっ……あんっ、大きいっ! おっきくて熱くて硬い宏クンのオチンチン、素敵ぃっ!! はぁんっ♥ あん♥ あぁあ~~~~~~♥」
生徒の攻めに負けたのか素直に欲望をぶつけ、息も絶え絶えに背中を反らす夏穂。 宏も煽られるように徐々にストロークを大きくしながら、夏穂の背中に上体を重ねると下向きになって盛大に揺れている双丘を両手に納める。
「先生の乳首、親指大にまで勃起してコリコリしてる~♪ ……余程、欲求不満だったんですね♪」
荒々しく乳房を揉みしだき、硬く隆起した乳首を摘んで捏ね回す宏。 乳房の柔らかさと乳首の弾力の差(ギャップ)が、宏の性感を飽和状態にさせる。
「はひぃっ!? だ、ダメぇ! 乳首弄っちゃ、ダメなのぉっ! すぐにイっちゃうから……ああ――っ!」
「先生、乳首敏感~♪ それじゃ、こ~んなトコ攻めたらどうなる? ……って、先生、いつの間に剃ったんです?」
「ひぐぁあっ! そ、そこは……宏クンの好みに合わせて……若菜ちゃんの薦めで……あぁ!! もう……らめぇっ! ――――――――――――――――っっ!!」
宏の片手が無毛となった恥丘を撫で上げ、そのままズル剥けとなった淫核を摘み上げたのだ。 膣、陰核、乳首への同時攻撃――加えて宏の首筋へのネッキングが、夏穂の言葉を消してゆく。 しかし、女教師の火照った身体は宏の攻めを受け止め、自らも腰をペニスに押し付ける動きをしている。 膣壁が搾るように締まり、絶頂が間近なのか全身が細かく痙攣し始めてもいる。
「射精(だ)しますよ! 先生のパイパンオマンコに、俺の精液出しますよっ!!」
「――――――――――――っ!! ………………………………♥」
もはや、言葉すら発せられない淫乱女教師に、宏は欲望の全てを注ぎ込むのだった――。
☆ ☆ ☆
「ハァ、ハァ……ハァ~~~、つ、疲れた。流石に……短時間での連発は堪(こた)えますわ」
「ふぅ、ふぅ……ふぅ~~~、う、ウチも……アソコが擦り切れたみたいに熱いし……もうお腹いっぱい♥」
激しくも充実したエッチを終えた二人は硬く抱き合ったまま、ベッドの真ん中で弾んだ呼吸を落ち着かせていた。 宏はあれから続け様に正常位で二発目を注ぎ、三発目は夏穂が上位となって対面座位で精を迸らせた。 夏穂もまた素に戻って宏とのセックスに溺れ、子宮が満タンになるまで精を受け続けた(吸い尽くした?)。 いつしか女教師と生徒のコスプレ衣装は脱ぎ捨てられ、今は二人共、一糸纏わぬ素っ裸だ。 そして二人っきりの時の定番である、腕枕の真っ最中だった。
「でも、どうして急に女教師プレイに?」
宏が尋ねるものの、まともに妻の顔を見られない。 それまでのプレイの暴走(?)もあり、照れ臭くて視線を合わせづらいのだ。 宏は天井を見つめ、夏穂も同じ思いなのか宏の胸の中で俯き、両手を合わせてモジモジしている。
「だって……あの頃の宏クンにウチの処女、宏クンの童貞で貰って欲しかったの。そして学校での激しいエッチ、夢見てたんだもんっ」
それでも、会話だけは成り立っていた。 なにせ、二人は立場の違いを――卒業後とは言え生徒と教師と言う逆境を乗り越えた夫婦なのだ。 どんなに恥ずかしくても、言うべきは言える間柄になったのだ。
「それでお互いの処女性まで再現させたんですね」
「まぁ、結局は晶ちゃんに童貞を攫われたけど、これはタイミングその他諸々が合わなかったウチの不運だから仕方無いわ。だから……たとえ形(コスプレ)だけでも、教師と生徒の立場で結ばれたかったの」
「なるほど……。それで当時の学生服を取り寄せてまで、俺とエッチしたかったんですね?」
「うん。もしあの頃に結ばれていたら……なんて考える事があったの。だから、これはウチの我が儘。単なる自己満足。……ふふ。宏クンにはいい迷惑だったかな?」
「そんな事ありません! 俺もその当時、夏穂先生を……その……オカズにしてた事、ありましたから」
寂しく笑う夏穂を励ますように大声で否定するものの、最後は小声で早口になる宏。 しかし、夏穂の顔が目の前にある姿勢なので声は筒抜けだった。
「宏クン……♥ それじゃ、ウチをズリネタにしてたの? ホントに? いつから!?」
「って、女性教師が『ズリネタ』、だなんて言っちゃダメですっ!」
顔を顰める宏を余所に夏穂は嬉しそうに瞳を輝かせ、柔らかなバストを押し付けると顔を綻ばせながら唇を重ね、先を促す。
「えっと……その……俺が高校に入ってすぐ、です。担任が色っぽいお姉さんだったので……つい……」
いくら夫婦になったからと言って、過去のひとりエッチネタをバラすのは恥ずかしい。 宏の首から上が真っ赤に染まる。 しかし、その恥じらいも夏穂にとっては媚薬に取って代わる要因となったようだ。 絡めた足を動かし、新たに湧き出した愛液と精液の滴る股間を太腿に擦り寄せて来る。
「宏クンがウチの裸を想像して……ひとりエッチしてくれてたなんて……嬉しいっ! 女冥利に尽きるわ!」
「えっ!? そう……なんですか? 女性ってズリネタにされるの、抵抗無いんですか? ……俺、てっきり呆れられるものだとばかり思ってました」
意外とばかり目を見開く宏。 しかし、腕の中の女教師はニコリと微笑むと再び唇を合わせた。
「そりゃ、見ず知らずの、おバカなチャラ男から裸を妄想されるのはご免こうむりたいけど、想いを寄せている宏クンだけは別格よん♥ ううん、宏クンだから……全てを見せたいと常日頃から思っていたわよ」
「夏穂先生……ありがとうございます。俺も夏穂先生に想われて幸せです。俺、これからも頑張って夏穂先生を幸せにしますから、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いしますね♥」
「了解! ……でも、エッチに関しては宏クンが男性教師役ね♪ そして、ウチが女子高生役だからねっ♥」
「……女子高生? 流石に無理が――って、痛たたたたたっ!」
涙目で頬を大きく膨らませた夏穂に、思いっ切り胸をつねられる宏だった。
☆ ☆ ☆
一方、その頃。
「まだかな、まだかな~♪ 宏ちゃんとの放課後プレイ~♪」
「おいおい、危ないからそんなに押すなよっ。もうちょっとでひと区切り付くから、そう焦るなって!」
「うふふ♪ 夏穂さんがコスプレ好きだったとは意外だわ。流石、現役女教師。役が板に付いてるわ♪」
若菜が歌い、ほのかが窘め、真奈美が笑う。
「ちょっと、あんた達! 人の部屋の前でナニ、たむろってんのっ! ……後ろがつかえてるんだから、入るならさっさと入りなさいっ」
「みんな、あたいに黙ってズルいっ! 抜け駆け禁止よっ! 宏も、ひとりだけ贔屓しちゃダメって言ってるのにっ」
「……ヒロクン、教室プレイに萌えまくっている。なら、ボク達も先輩後輩に戻って……ぐふふ♥」
晶がせっつき、千恵が地団駄を踏み、優が頬を染める。
「夏穂ちゃんったら、すっかり先生らしくなっちゃって……わたくし、嬉しいわ」
「お母さん、突っ込む場所(トコ)が違うって! ……それよか、お母さんが着てる服に違和感の無いのが恐いわっ」
「宏さんの意外な一面がここにも♥ ふふ♪ 思い切って着替えて正解だったわ。……そっか、コスプレ好きなら、美優樹の普段着(ゴスロリ衣装)はど真ん中だった訳ね♪」
多恵子が涙ぐみ、飛鳥が呆れ、美優樹がひとり悶えている――。
宏の部屋の前には、黒のセーラー服を着た美女九人による順番待ちが出来ていたと言う。
(つづく)
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