ブログ障害・メンテナンス情報  
              --> 性描写がありますので20歳までの方は閲覧しないで下さい。      この物語(サイト)のRSS

 | ←←← トップ画面へ戻る | 

最終更新 '22.-2.19. 「お知らせ」                                              | Facebook | Twitter |  リンク集 | ▽ このページの下へ |  ライトHノベルの部屋 2012年11月


 ライトHノベルの部屋  ライトHノベルの部屋  ライトHノベルの部屋
     ~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~


恋路(2) 恋路(2) 美姉妹といっしょ♪~新婚編
  
「夏穂先生、大丈夫ですか? さっきからずっと足をさすってますけど、もしかして岩でどっか切っちゃいました?」

 奥さん十人の水着品評会(御機嫌伺いとも言う)を終えた宏は、筆頭妻であり従姉でもある晶と高校時代の恩師であり晶の恩師でもある夏穂を誘って沖に鎮座する巨岩に来ていた。
 どこまでも昇れそうな蒼空と緩い弧を描く水平線の間で日向ぼっこに興じながら、二人と同じ刻(とき)をのんびり過ごしたいと思ったのだ。

「切ったんじゃなく、いまだにフナムシが這い上がって来る、あのおぞましい感触が残ってんの!」

 体育座りになるやマリンシューズを脱ぎ捨て、両手で膝から下をせわしなく交互にさする夏穂。
 美人顔が崩れるのも構わず切れ長の瞳を吊り上げ、思いっ切り顔を顰めているので相当、堪えているようだ。
 しかも、ここに来る前から何度も擦っていたので元々白い肌が薄っすらと赤くなっている。

「あ―もうっ、キリが無い! こうなったら宏クン、責任取ってさすって♥ それはもう、燃えるく・ら・い・に♥」

 しかしそれまでの表情を一転、甘い吐息を吐くと年相応の妖艶な流し目を寄せ、擦り寄って来た。
 どうやら、夫とのスキンシップに狙いを切り替えたようだ。

(夏穂先生、瞳が潤んで……すっげ~色っぺ~。これが大人の女の色香、ってヤツですか!)

 何度見ても見飽きない美顔に首を思いっ切り左に向け、十歳年上の美人恩師に魅入っていたら。

「ヒロ! あたしと一緒にいるんだから常にこっち見なさい! 夏穂先生のフナムシは放って置いても大丈夫だし、何だったらセンセイの膝の皿にフジツボをビ~ッシリと繁殖させとけば好いわよっ」

「あ、あはは……。晶姉、今時そんなフジツボ伝説、誰も言わないって」

 右隣に座る四歳年上の奥方からの、物騒な物言い。
 自他共に認める筆頭妻からの可愛いジェラシーに、宏は思わず苦笑いしてしまう。

(普段は凛として、外資系企業で部長職を張るバリバリのキャリアウーマンなのに、ヘンなトコで迷信やら根拠の無い噂話やら持ち出して夏穂先生と張り合ったり拗ねたりするんだから……可愛いよなぁ♥)

 今度は首を目一杯右に向け、幼い頃から知る従姉に魅入ってしまった。

(それにしても、夏穂先生と晶姉の横、少し空いてるんだよなー。わざわざ密着しないで楽に座れば好いのに。でもそれを言ったら殴られそうだし、何よりこのままくっ付いてた方が、夏の海のカップルらしくて好いよなぁ♪)

 左右の腕や腿から伝わる相手の温もりや柔らかさが心地好く、オマケに、飛び切り美女の豊かに膨らむ双丘やその深い谷間がプルルン! と揺れ、目に飛び込んでも来る訳で……♪

(二十歳(はたち)前後の瑞々しい女体も好いけど、こっちの熟れ頃食べ頃の女体も好いよなぁ♥)

 そんな邪な思考を巡らせる宏を余所に、相手の言葉を黙って聞いて大人しくしている奥方達では無かった。
 鼻息も荒く、睨み合う眇めた瞳と細めた瞳からはバチバチと電撃を飛ばし合い、やがて夏穂が口火を切った。

「コラコラ、もしかして恩師に喧嘩売ってンのかなぁ? 内申書と成績証明、どーなっても知らないわよ?」

「オイオイ、教師が教え子にパワハラかぁ!? よもや、あたしらの時も――」

 呆れたように目を見開く晶に、現役教師の夏穂が(何故か宏に)手の甲でパチンと突っ込んだ。

「んな訳無いでしょ! ウチはいつだって真面目で慎ましやかで誰からも慕われる、うら若き女性教師だもーん♪」

 上目遣いで科(しな)をつくる夏穂に、宏は眉根を寄せ何度も首を傾げ、

「……真面目? ホントに? で、誰が慎ましやか?」

 と突っ込み返せば、ニヤリと笑った晶も夫に乗じて毒を吐く。

「慕われ? 遠巻きにされての間違いでしょ! うら若き? とうの昔に三十路を越えたのにナ~ニ言ってんだか!」

「あ゛、あんたら――っ! 恩師に対して何たる暴言! そこへ直れ! 教育的指導してやるぅ!」

 元・教え子二人からの反逆に、目くじら立てた夏穂が勢い好く立ち上がり、宏の目の前でボトムのクロッチを勢い好く横にずらした――。



「で、何でこーなる? 夏穂先生、教育的指導って、俺がスルんですか?」

「はぅあん♥ あぁああ~~~~♥ い、イイから、もっと激しくしてイイからぁ♥ もっと膣内(なか)、掻き回してぇんっ♥」

「って、ひ、ヒロッ! む、無駄話してる暇があったら、も、もっと激しく動いてくれないとっ! い、い、い、いつまでも終わらないわよぉんっ!」

「夏穂先生、ナニがイイのか判りません! 晶姉も! 先に無駄話してたのはそっち! しかも、さっきからイクの我慢してるでしょっ! 愛液駄々漏れさせてるし言葉は詰まってるし膝もガクガク震えてるし」

「ひ、宏クン! 素直じゃない女は放って置いて、ウチの膣内(なか)にたっぷり射精(だ)してねぇん♥」

「イッて無い! ヒロの指如きでイッて無いったら、イッて無ぃい~~~~っ!!」

「夏穂先生、そんなに締められると……堰き止められてイクにイケなくなります! もちっとお手柔らかに願いますっ! 晶姉、膣(なか)がキュンキュン締まってイってんのに、無理し過ぎ!」

 後ろに振り返ってウィンクする夏穂が腰を左右に揺すれば、晶は対抗するかのように腰を前後に揺さ振って来る。
 宏は夏穂と晶を岩にしがみつかせ、背後から交互に合体中だった。
 当初は、本当に日向ぼっこするつもりで来たのだが、この巨岩をよじ登る美女二人の美尻(と股間に深く刻まれた縦筋♥)を目の前で見た瞬間、宏の猛りが治まらなくなったのだ。

「だって、水着の濡れた股間って、メチャ色っぺ~んだもん! 肉付きの好い丸いお尻とその谷間の縦筋を目の当たりにしたら、男なら誰だって喰い付くって! 晶姉だって、見せ付けるようにして腰、わざと振ってたじゃん!」

 体育座りとなって股間を隠し自己弁護と沈静化に努めるも、これ見よがしに盛大なテントを張るイチモツに目が釘付けとなり涎を啜ったのは他ならぬ晶と夏穂だった。
 しかし、日向ぼっこに来た早々にコトを致す(襲い掛かる!?)のは流石に思慮に欠けると思ったらしく、取り敢えず世間話――フナムシだのパワハラだので気分を反らしてみるも、肌が触れ合う感触に、逆に勃起肉を意識してしまい、水着を海水以外の液体でしとどに濡らしていたらしい。
 結果、我慢し切れなくなった夏穂がクロッチを横にずらして挿入をねだり、宏はトランクスの横からずっと元気だったナニを出して背後から片手で胸を揉みしだきながらの教育的指導(と言う名のエッチ♥)と相成った訳である。

(ホント、夏穂先生と晶姉、何かと張り合うよなぁ。もちっと素直にキスしたいとかエッチしたいとか言えば好いのに……二人共、素直じゃないんだから。でもまぁ、照れて顔を赤く染める歳上美女も初々しくて可愛いよなぁ♥)

 二人同時にスル以上、宏は挿入していない奥方へも腕を伸ばして無毛に手入れされた秘裂を掻き回し、紅真珠を摘み、束ねた指で膣孔をほじる事も忘れない。

 ――パンッ、パンッ、パンッ、グチョ、グチョ、グチョ――。

「あん♥ あん♥ あん♥」

「あぅ♥ あぅ♥ あぅ♥」

 腰と尻が打ち合う乾いた音と蜜壷を掻き回す音が波音以上に響き、喘ぎ声と重なって海風に溶けてゆく。

(うはぁ♪ 晶姉の茶色掛かった黒髪が汗で光る背中に張り付いて色っぺ~♪ 緩いウェーブの髪が抽挿の度に波みたく蠢いて……たまらん!)

(夏穂先生の真ん丸お尻、メチャ綺麗! 染みひとつ無いツルツルスベスベな肌は、もはや芸術品だよなぁ。下向きの柔らかオッパイ揉むのも気持ちイイ~♪ しかも手の平の中で尖った乳首がコリコリと……たまらん!)

 鼻息を荒げた宏は二人の背中や臀部に視線を注ぎ、時折、プルプル揺れるバストにも手を這わせて女体の丸味や柔らかさを堪能する。
 晶と夏穂も、夫からの寵愛を憚らず甘受し、競い合うよう嬌声を上げ続ける。

(大自然の中でエッチするのが、こんなにも開放感溢れるモノだったとは……こりゃ理性も弾けるわなぁ)

 岸とは反対側にいるので誰からも見えない事も、三人を欲望に走らせた一因だ。
 なにせ、紺碧の大海原と、遠くに青く霞む大小二つの島影しか目に飛び込んで来ないので、絶海の孤島にいるかのような雰囲気も味わえるのだから。

「あぁ……ヒロのオチンチンが膣内(なか)で膨らんでる! いつ誰が現われるか判らない場所でセックスして興奮してるのねっ」

「晶姉だって本気汁噴き零して足首まで垂らしてんじゃん! しかも、さっきからアクメが止まらないクセに」

「う゛、うるさいわね! 愛する男性(ひと)から激しく求められ深く繋がってれば、嬉しく無い女はいないわよ!」

「う゛っ!? あ、晶姉、それ、反則っ! 美人からそんな可愛いコト言われたらッ……で、射精す(で)るっ!!」

 ――どっくん! どびゅびゅびゅびゅ~~~っ!!――。

 琴線に触れ、しかも手で強く握られたかと思う程の膣肉の締め付けに、宏は呆気無く昇り詰めてしまった。

「ひぐっ!? あ、熱いぃいっ!! あ、あ、ぁ、あ~~~~っ!!」

 晶もまた、膣内(なか)で弾けた白濁液の衝撃にノックアウトされ、身体を大きく震わせると盛大に潮を噴き上げた。

「くっ……絞り取られる! でもまだまだ! 次は夏穂先生をイカせて膣内(なか)に射精(だ)すからね!」

 本日最初の特濃精液を注ぎ終えた宏は、全く衰えない肉槍をそれまで指で掻き回していた恩師の蜜壷へ一気に沈めた。
 夏穂もまた、元・教え子同士のまぐわいに感化されたのか、遠慮はしないとばかり派手に嬌声を張り上げた。

「はぁん! 宏クンが膣内(なか)で大暴れしてる! ウチの膣内(なか)、壊れちゃう! 指でほじくられるよか、オチンチンで掻き回される方がずっとイイッ!! エッチな教え子に膣奥(おく)まで犯され、孕まされちゃうぅ♥」

「夏穂先生も現役教師なのに自らバックスタイルで青姦をせがむなんて……なんたるハレンチ女教師! 淫乱ドスケベ痴女教師って、夏穂先生の為にある言葉ですね」

「な゛、何言ってンの! 処女だったウチをこんなにしたのは宏クンじゃない! 責任取らないと赦さないんだからぁ♥」

「う゛っ!? そ、そんないじらしい上目遣いで愛らしく言われたら……俺が我慢出来ませんってばっ! あぁあ、も、もう射精す(で)る!」

「射精(だ)してっ♥ ウチの膣内(なか)、宏クンの精液でいっぱい満たしてぇ! 宏クンをいっぱい感じさせてぇ!!」

 竿の根本とカリ首を包む膣肉が同時に締まり、蠢いた事で宏の発射ボタンはいとも簡単に押されてしまった。

 ――どぴゅ~! どぴゅどぴゅどぴゅ~~っ――。

「あはんっ♥ 教え子の熱い精液が女教師の膣内(なか)にたっぷり注がれて……ウチ、幸せぇ~♥」

「うぁ……夏穂先生が喰い付いて……膣内(なか)で吸われてるっ。貪欲にチンポ、喰ってる!」

 恩師への膣内射精に酔いしれ、蠢く膣肉の感触を堪能していたら、頬を膨らませた晶から耳を引っ張られた。

「ちょっとヒロ! あたしをいつまで放置しとくの! 男なら抱いた女の手を握るなり身体を引き寄せるなりしなさいよ! ホント、気が利かないんだからっ! ……バカ♥」

 宏は荒い呼吸を整えつつ金輪際離さないとばかり握って来た晶の手を握り返し、繋がったままの夏穂の腰も強く抱き寄せた――。


     ☆     ☆     ☆


「まさか、ここにもシーウォーク(海中散歩)があるとは思わんかったな。しかも独立フロート式だって?」

「わたくしのハネム~ンの時は船上から空気を送っていましたのに、こちらは個々にブイを浮かべるのですね」

「何でも、今年から採り入れた最新型らしいわよ。船上型よか遥かに軽量省スペースなんだって」

 宏が感心したように目を見張ると多恵子は興味深そうに覗き込み、千恵も聞き及んだ情報を披露する。

「まぁ、船から空気を送るタイプは人数分賄えるだけのコンプレッサーや空気ホースがいるし、船の周りしか移動出来無いもんね。んで、こっちはどこまでも自由に動けるタイプらしいけど……千恵姉、空気はちゃんと送られるの?」

「空気取り入れの球形ブイはどんな荒波にも耐えられ、海水と空気の完全分離は勿論、高発電ソーラーパネルと内部に組み込まれたトランスとコンプレッサーで深度に応じて送る空気が自動変圧するから安心安全でお役所のお墨付き――なんだって」

 冒険は好きだが奥さんの生命に係わるモノはチョッと……と訝かしむ宏に、直径五十センチ程のブイをコンコン叩いた千恵が安心させるように笑う。
 どうやら、素潜りやシュノーケリングが好きな千恵は、この未知なる器具を使いたくて仕方無いらしい。

「ま、認可されてるならやってみようよ。千恵姉にはシーウォークの楽しさを知って味わって欲しいし、多恵子さんとはもう一度、一緒に海の中を歩きたいと思ってたからね。しかも、ここは下地島や伊良部島の珊瑚礁と砂地の海と違って完全な岩場だから、海の中の造形が楽しみだし♪」

「「賛成~♪」」

「それじゃ、マスク被ってブイを抱えて海に入りますか。ブイは伸縮自在の空気パイプで繋がってるから浮かせておけば勝手に付いて来る、って宿の女将も言ってたし。あ、マリンシューズ、履くの忘れないようにね。海底にも岩場、あるからさ」

「「は~い♪」」

 そんなやり取りが行なわれたのが、今からおよそ三十分前。
 宏、千恵、多恵子の三人は泊まっている民宿から最新機材を借りて海中散歩に興じていた。
 殊に、シーウォーク初体験の千恵は刺激が強かったようで、

『見て見て! 岩に張り付いたイソギンチャクが面白可笑しくゆらゆら揺れてる~~~♪』

 身振り手振りに水中ボード(水中でも文字が書ける優れ物だ♪)での筆談も交え、マスク越しでもハッキリと判る程に満面の笑顔を咲かせていた。
 大きく見開かれた瞳は陽の光に煌めき、まるで幼い頃に戻ったかのようにはしゃぎ回っている。

(ま、夏の強い陽射しが海底を明るく照らしてるから歩くには不自由しないし、そこかしこで魚も数多く泳いでるから、海が好きな千恵姉に取っては絶好のアクティビティだろうなぁ。海水の透明度も抜群だし)

 宏は海底を縦横無尽に歩き回る千恵の斜め後ろを常に付いて回る(多恵子も常に宏の横をキープし続けている)。
 いくら素潜りやシュノーケリングに長けた千恵と言えど、海では複数行動が基本だからだ。
 そんな保護者(?)の思いを知ってか知らずにか、千恵は上下左右に視線を巡らせ蛇行しながら、どんどん沖に向かって歩いてゆく。
 当然、水深もどんどん深くなり、マスクに装備された水深計の針が五メートルを指した所で、ようやく千恵が立ち止まった。

『うっわー、まるで万華鏡の中にいるみたい! そこら中が陽の光にキラキラ煌めいて、綺麗~~~♪』

 軽く腰を反らして海面を見上げ(上体を反らし過ぎると海水がマスクの中に入ってしまうのだ)、瞳を細め満足するまで魅入る千恵。
 素潜りと違っていつまでも海中にいる事が出来るのだから、楽しさも一入(ひとしお)だろう。
 その証拠に、マスクの後ろから海中に伸びるポニーテールが右へ左へと盛んに動いている。
 それに……。

(千恵姉、白の紐ビキニ纏ってるから、ともすると人魚みたく見えるのは……必然だよなぁ♥)

 つい、幼馴染のセクシーな肢体を目で追ってしまう宏。
 身長こそ奥さん達の中では二番目に低い千恵だが、ボディーバランスは晶や夏穂と少しも引けを取らない。
 なにせ、一歩踏み出す毎に豊かに揺れる双丘(八十四のDカップだ♪)は地上と変わらずポヨンと揺れまくるし、細く括れたウェストや、そこから続く丸いお尻の割れ目には白いボトムが食い込み、右に左に捩れてこの上なく淫靡な訳で……♥

(あぁ……あの割れ目にこの勃起チンポ、挟んだら気持ちイイだろうなー。このまま海中エッチ、しちゃおっかなー。でも体位がなぁ。対面系の体位じゃマスクが邪魔だし……あっ! バックスタイル系なら簡単に合体出来るゾ♪)

 晶と夏穂との痴態を思い出し、マスクの酸素消費量が当社比三倍……否、五倍増するようなコトをリアルに想像していたら、躊躇いがちにトントンと肩を叩かれた。

『あの、宏さん。恐れ入りますが、少しは抑えて下さると……その、ありがたいのですが。そのままですと、わたくしにとって目の保養……いえいえ! 目のやり場に困りますので……』

 頬と目元を赤らめた多恵子からの、夫の下半身を指差しての指摘(最後に真っ赤な舌先で唇を舐めていたが)に、宏は興奮が収まるまで群れなす魚を一匹ずつ数えながら暫く踞(うずくま)るしかなかった。



『千恵姉、尖った岩で脛や腿を切らないようにね。岩の裂け目やヘコんだ場所に手足を入れないようにね! 歩く時はちゃんと前を向いて足下見て!』

『オッケー、オッケー♪』

 何とか愚息(正直者?)をなだめ、前線復帰した宏が身振り手振り、そして水中ボードを突き付けて注意するも、喜色満面の千恵は指でオーケーサインするだけなので、ちゃんと伝わっているのか不安だ。
 砂だけの海底と違い、岩の裂け目や穴に不用意に手足を突っ込むと抜けなくなる怖れがあるからだ。
 現に、こっちを向いて返事した方向と歩いている方向が九十度、ずれている。
 今回はいくら無限に呼吸が確保されているとは言え、愛する奥様が大怪我するのを目の前で見たくは無い。

『大丈夫ですわ。千恵さんはちゃんと、節度を持って楽しんでいますわ』

 宏の肩に手を置き、白のスク水に身を包んだ多恵子が手にした水中ボードを宏に見せ、慰めるようにニコリと笑う。
 見た目はアレだが、多恵子の方が年長者らしくずっと肝が据わっているようだ。

『そうですね。千恵姉は、ああ見えて意外とチキンですから、岩の裂け目や穴に手足は入れないでしょう』

『まぁ! 臆病は言い過ぎですわ。千恵さんは、度胸の据わった立派な女性ですわ』

『あはは! 御姐様から肝っ玉母さんに昇格ですね』

『それに……割れ目に手を入れ、孔に挿れるのは、宏さんの専売特許ですわよ♥』

『へ? 何を言って――って多恵子さん! こんなトコで下ネタ振らないで下さいっ。さっきの指摘はナンだったんですかっ! せっかく鎮めたナニが復活しちゃいます……ってか、もう手遅れです!』

 などと肩を寄せ合い筆談(猥談?)していたら、いつの間に忍び寄ったのか、当の千恵から尻を蹴飛ばされた。
 しかも、背後から勃起している股間を蹴り上げる形で……。

『意外と、とは何よ! チキンって誰っ!? 第一、あたいは肝っ玉母さんみたく横に太くない!』

 そう走り書きした水中ボードを目の前に突き付け、吊り目がちの瞳を更に吊り上げ、頬を膨らませていた。

(うわ! いつの間にこっち戻ってるし! 今さっき向こうで魚と泳いでたのに!)

 海中だのに、恐るべき地獄耳(そうなのか?)である。

『ごめんごめん』

 怒らせると恐いので、慌てて頭上で拝むポーズをすると、隣で見ていた多恵子が大きく破顔した。
 どうやら尻に敷かれている姿(自分で言うと少し哀しい)がツボに嵌ったらしい。

『あはは! 冗談よ! 宏、多恵子さん、一緒に楽しみましょっ!』

 素早く書き直した水中ボードを宏と多恵子に見せ、そのまま右手を差し出す千恵。
 宏も差し出された手を左手で取り、続いて右手で多恵子の左手を掴む。
 多恵子も長い黒髪をアップに纏めているので、マスク越しに見える首筋や眉に掛かるほつれ毛が妙に色っぽい。

『宏さん? はい、判りました。どこまでもご一緒致しますわ♥』

『宏、今日は海に連れて来てくれて、あ・り・が・と♥』

『多恵子さん、千恵姉、たとえ火の中海の中、どこまでも一緒だよ♥』

 言葉は届かずとも、想いは通じる。
 宏は千恵と多恵子の手の甲に――マスク越しだが――キスを贈り、親愛の情を示した。
 両手に花(否、女神だ♪)となった宏は、強く握り返して来る温かなぬくもりを全身で感じつつ、心ゆくまで海底散歩を楽しんだ――。


     ☆     ☆     ☆


「あの、宏先輩。この浮き輪? それとも浮き袋? はたまたオブジェ? みたいなのは、いったい……。大きな口を開けて歯が剥き出しになってて……ビニール製とは言え、なんだかこの場ではシュールなんですけど?」

「お姉ちゃん。これは『ジョーズ君♪』 よ。ホオジロザメを等身大で、しかも質感まで完璧に模した、家族向けのお楽しみフロートよ。宏さんが今回の海水浴の為に、わざわざお屋敷の近所にあるホームセンターまで出向き買って来て下さった、ありがた~い逸品なのよ♪」

「これは子供が四~五人は余裕で乗せられる大きさだから、目の前で浮かべておけば俺らの顔は誰の目にも触れないでしょ? それに周りから見れば、カップルが遊んでるようにしか見えないし♪」

 首を傾げる飛鳥に、笑顔の美優樹と宏が丁寧に応える。
 三人は、全長三メートルは優に超えるサメ型のフロートを携え、宏の肩まで浸かる場所で波と戯れていた。
 宏基準でこの場所を決めたのは、飛鳥と美優樹の肩に海面を合わせると宏の顔が半分水没してしまうからだ。

「……家族向けお楽しみフロート? リアル過ぎて笑えんわっ! カップルで遊んでる? 下手したら私らがサメに襲われてると勘違いされ通報されますって! 宏先輩、スペルバーグ映画の見過ぎっ……って、あん♥ 宏先輩、ドコ触って……はぁん♥ エッチなんだからぁ♥」

 周囲の目が自分達に向いていないのを確かめ、宏は飛鳥の背中から尻へと左手を這わせたのだ。

「あれ? 飛鳥ちゃんは俺とのスキンシップ、お気に召さなかった? だったら飛鳥ちゃんは宿に帰って夜までお預けとし、今は美優樹ちゃんと――」

 宏が音も無くすっ、と離れ掛けると、慌てて腕に力を籠め、半泣きの顔で抱き留める飛鳥。
 口ではなんだかんだ言っても、夫婦の触れ合い(触れ愛♥)は止められないらしい。

「だ、誰もイヤだとは言ってません! んもぅ、宏先輩のイジワル!」

「お姉ちゃんが悪いわ。傍に誰もいないんだから、素直に悦べば好いのに。こうして……み、美優樹……み、みたい……にぃいいっ!!」

 フグ見たく、ぷくっと頬を膨らませた飛鳥に、美優樹の上擦った声が重なる。
 言葉尻が跳ね上がり、小刻みに身体を震わせ、宏の首に回した両腕が一瞬、強張る。
 恍惚とした表情と痙攣した肢体から、どうやらアクメを迎えたらしい。

「美優樹ちゃん、もうイッちゃったね。まぁ、他人(ひと)が見える場所でエッチして、異常に昂ぶっちゃったのかな」

「そ、そんなコトは無いですぅ~。宏さんとの触れ合いに、美優樹のテンションが異常に盛り上がっちゃって……♥」

 宏は飛鳥と美優樹を正面左右から抱き付かせ、左腕を飛鳥の背中に、右腕を美優樹の背中に回して対面立位で合体していた。
 当然、ビキニの水着は上下とも着用したまま、股布だけを横にずらして、だ。

「美優樹ちゃん、チンポ千切れるかと思う程の締め付けだね。この前も大学(がっこう)でした時、早々にアクメったから、外でスルのがすっかりクセになったかな?」

「えっ!? 大学(がっこう)でっ!? い、い、い、い、いったい、いつドコでシタのよっ! 私、聞いてない!」

「あ」

 以前、美優樹の忘れ物を届けた際に大学の屋上で美優樹と契ったのをうっかり喋ってしまう宏。
 当然、蚊帳の外だった飛鳥は面白く無い。
 何せその時は留年の一歩手前、しかも補講中で四苦八苦&七転八倒していたのだから。
 一瞬にして飛鳥の額に青筋が何本も浮かび、見る間に吊り上がる切れ長の瞳には剣呑な光りが宿ってゆく。

「ひーろーしーせーんーぱーいーっ!!」

 腕を解いた両手で首を絞められながら前後に激しく揺さ振られ、しかも涙目で睨まれたら宏に勝ち目はこれっぽっちも無い。

「ごめんね、飛鳥ちゃん。お詫びに……ホラ! すんなり挿(はい)った♪ 海の中なのに、ぐっちょり濡れてたね。……どして?」

「だ、だ、だ、だって! 宏先輩が美優樹を先に抱くんだもん! 気持ち好さそうな美優樹を見てたら……」

「自分と寸分違わぬ顔がアヘってるのを見て、自分がエッチしてる気分になったんだね。ごめんね。すぐに癒してあげるから♥」

「はぅん♥ あはん♥ うぁん♥ ひ、宏先輩が……膣内(なか)で……上下左右に跳ね回ってるぅっ♥」

 波の力で離されぬよう、そして詫びるように宏は飛鳥の背中に回した腕に力を籠めてきつく抱き合い、唇も重ねる。
 三人の足は海底に着いてはいるものの、打ち寄せる波に合わせてそれぞれの身体がちょっとずつずれたタイミングで上下するので、繋がる部分に普段とは違う力が作用するのだ。
 オマケに、飛鳥と美優樹の栗色に煌めく長いツインテールが一対、海面に拡がり、太陽光の反射も手伝って、まるで金色(こんじき)の絨毯に乗って海に漂っているかのような錯覚も覚えていた。

「はぁん♥ 宏先輩のが……熱くて……ヤケドしそう♥ お腹にみっちり挿(はい)ってて……深く繋がってるんだって判るぅ~♥」

「お、お姉ちゃん! 早く美優樹に替わって! 宏さんに指で弄られてるだけじゃ、美優樹、物足りなくて……」

 宏は飛鳥と合体中、美優樹の無毛の恥丘に指を這わせ、その下の淫裂を撫で擦っていたのだ。

「美優樹ちゃんのパイパンマンコをずっと弄っていたいけど……それじゃ、交互に挿れてあげるね!」

「あぁあ!? ぬ、抜いちゃヤだぁ! 先輩の熱いの、まだ貰ってないっ!」

「あぁ……宏さんがまた戻って来てくれましたぁ♥ 宏さんの猛る温もりが……子宮に直に伝わってますぅ♥ 生命の源である海での、宏さんとの生殖行動……。美優樹、今すぐ受精したいですぅ♥ 否、受精させて下さいぃ♥」

「み、美優樹ちゃん、大胆発言だね。でも、そんな美優樹ちゃんも好きだよ♥ 愛してる♥ んちゅぅ~~~♥」

 全身で愛情を示してくれる五歳年下の美少女が愛おしく、宏は細い腰を抱き寄せると唇を重ねた。
 何度も唇を食(は)み、舌を絡ませ口内を蹂躙し唾液を啜り合う、飛鳥と同じディープなキスを贈る。

「はぁ~~、宏さんのキスが美優樹を溶かしますぅ♥ 全身で繋がる幸せ、女に生まれて好かったですぅ♥」

 海中で半分浮いた状態なので激しい抽挿は出来無いが、それなりに快感を与えられているようだ。
 抱き付く美優樹からも、盛んに胸と腰を押し付けて来る。
 すると、啜り泣きの声が波音に混じって耳に届いた。

「ひ、宏先輩~、私にもハメて下さい~~。美優樹ばっかりズルいですぅ~~~」

「あっ、泣かないで飛鳥ちゃん。代わりにホラ、指、挿れてクリも弄っててあげるから、チンポ挿れるまで我慢してて」

 どうやら、十七歳の美少女に少々肩入れ(チンポ挿れ?)し過ぎたらしい。
 宏は飛鳥のボトムに手を突っ込むと慰めるように指の腹で何度も無毛の丘を撫で、ヌル付く渓谷に中指を沈ませ、情欲の証が湧き出ているマンホールをまさぐったり紅真珠を剥いたりして若妻を攻め立てる。
 同時に、長く細い首筋に唇も這わせ、時々、舐め上がって耳たぶの甘噛みまで。
 そして止(とど)めとばかり、可愛らしい膨らみ(七十四センチのAカップだ♪)に胸板を押し付けた。

「はひぃっ!? お豆、剥いちゃらめぇっ! 刺激が強過ぎて……はぅっ! み、耳はダメぇ! 耳を噛んじゃダメぇ! ひゃうっ! 耳の裏、舐めちゃらめぇっ! きゃぃんっ! オッパイスリスリしちゃ……あちこち同時はらめぇっ!」

「あん♥ あん♥ あん♥ ひ、宏さん! お、お姉ちゃんばかり見てないで美優樹も見て下さい~♥ 今、宏さんと深く繋がっているのは美優樹なんですぅ~~っ!」

「ふふ♪ 同じ顔が紅(あか)く染まって同じ声で喘いでいるなんて、一粒で二度美味しいシチュだね♥」

 飛鳥と美優樹は三歳違いにも係わらず、一卵性双生児が裸足で逃げ出す程、鏡で映したかのように瓜二つだ。
 その顔が同じ角度で眉を下げ、ステレオで喘いでいると、それだけで快感が二倍に膨れるのだ。
 しかも、男根は美優樹の膣を出入りし、唇は飛鳥の肉体を這い、指も蕩けた蜜壷に挿(はい)ってもいる。

「そんじゃ、次は飛鳥ちゃんに挿れるよ! 美優樹ちゃんは指で我慢しててね♥」

 ひとりに三浅一深を三回繰り返し、交互に抽挿していると、外見は全く同じ姉妹でも膣肉の違いは好く判る。

「飛鳥ちゃんの膣(なか)は少し硬めだけど弾力があるし、美優樹ちゃんは狭いけどそれなりに柔らかく締め付ける感じだし……どっちも堪らん♥ 甲乙付けがたいとは、この事かぁ♥」

 目尻を下げ、目一杯鼻の下を伸ばし、腰も振る宏。
 しかし、いかんせん首まで浸かった深さなので水の抵抗が思った以上に強く、素早い抽挿が出来無い。
 結果、相手の腰を掴んで引き寄せ、恥丘同士を密着させたまま小さく小突き、臼を引くよう捏ね回す動きにどうしてもなってしまう。

「あ♥ あ♥ ぁん♥ ひ、宏先輩が……膣(なか)で膨らんでる! ゴリゴリ抉(えぐ)られて……硬いのが出入りしながら回転してる!」

「ひゃうっ♥ はぁん♥ あぁ……宏さんの指が……美優樹の膣内(なか)をまさぐってますぅ♥ 美優樹のアソコ、指でイタズラされてますぅ♥」

 姉に対抗するかのように、美優樹の昂ぶった声が波間に溶け、

「あん♥ あん♥ あん♥ ひ、宏さんが膣(なか)で暴れてますぅ! 膣奥(おく)が破れて……美優樹、壊れちゃうぅ♥」

「あ、あ、あ、あ! ひ、宏先輩の指、気持ちイイ! お豆剥かれて捏ねられて……気持ち好くてバカになるぅっ♥」

 妹に見せ付けるかのような、アヘ顔を晒した飛鳥の実況中継。

「うぅ、もうすぐ飛鳥ちゃんと美優樹ちゃんに膣内射精(なかだし)するからね! たっぷり注いであげるからねっ♥」

 交わる者の理性を簡単に蕩かす交互突き――鶯の谷渡りにも、やがて終焉が訪れる。
 美少女二人の痴態とアヘ顔、そして若膣の締め付けに、宏が耐えられなくなったのだ。

 ――どびゅびゅびゅっ! どっぴゅんどっぴゅん!――。

「「っ!! ……………………っっ!!」」

 灼けた溶岩を撃ち込まれ、尖った肉芽を潰された姉妹は咄嗟に宏の唇にむしゃ振り付くと絶頂の声を封じ、宏もまた二つの唇に吸い付き己の呻き声を封じる。

「はぁん♥ 宏先輩が膣内(なか)で射精(だ)してるぅ♥ 美人女子大生に膣内射精(なかだし)してるぅ~♥」

 初弾を飛鳥に打ち込み、強烈に喰い付く膣肉を半ば強引に振り切ると素早く竿を移動させ、残り半分を美優樹に注ぎ込む宏。

「うぁん♥ 美優樹の子宮に宏さんの精液がいっぱい、注がれてますぅ♥ 子宮口を捏ね回しながら幼妻に膣内射精(なかだし)してますぅ♥」

「自分を美人女子大生って……飛鳥ちゃんも言うようになったねぇ。幼妻って……美優樹ちゃん、自分をそんな風に思ってたんだ。でも、それだけじゃなく立派な美人妻だよ♥」

 波飛沫とは別の液体が口端からタラリと流れ落ち、アクメの余韻で小刻みに肢体をピク付かせる美人姉妹。
 海中では繋がった隙間から漏れ出たのか、白い寒天状のモノが幾筋にも分かれてゆらゆら波間に漂ってゆく。

「ふぅ、三人同時にイケて好かった好かった――って、周囲から丸見えになってる!?」

 目隠し目的で浮かせていた特大フロートが、いつの間にか宏達の前から消えていた。

「俺らの『ジョーズ君♪』はどこ行った……って、ず――――――――っと沖まで流されてるし!」

 遥か沖合でプカプカ漂う『ジョーズ君♪』を、ひとり寂しく回収しに行く宏。
 蒼い波で見え隠れする胴体の白と背ビレ尾ビレに塗られたグレーのコントラストが夏の陽射しに煌めいて綺麗だ。
 ただこの時、晶達が陣取る浜ではサイレンの音がけたたましく鳴り響いていたなどと、宏は知る由も無かった――。


                                            (つづく)


 ↑↑ 「面白かった♪・良かった♪・エロかった♥」と思われた方はクリックをお願いします♪
      (ランキングサイトに投票され、作者が悦びます♪)

   
| コメント(6) |                                ( テーマ : ライトHノベル  ジャンル : アダルト



  

 | ←←← トップ画面へ戻る | 

作品別 目次| 本 編 | 新婚編 | 番外編 | サイトマップ | 

相互リンク| ちょらりんく | おたりんく | 相互リンク   ご訪問者総数 名様 (2006年 4月~)

   [ 管理人専用口 ]