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ライトHノベルの部屋
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~ラブラブハーレムの世界へようこそ♪~
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バルティータ(4)
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美姉妹といっしょ♪~新婚編
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街の木々は徐々に葉を落とし、北西からの季節風が強さと冷たさを増し始めた十月の下旬。
「――で、着陸直前に突如ウィンドシアに襲われたんだ。予想もしてなかったからメチャ慌てたぜ。でもまぁ、軽微なダウンバーストだったからそのまま着陸して事無きを得たけど、正直、ヒヤヒヤものだったぜ。下手したら墜落して死ぬトコだったからな」
「うっわー、いくら飛行訓練生時代の話とは言え、スリル満点だね。無事で好かったよ」
宏は帰宅した妻のほのかと浴室で背中を流し合い(流し愛♥)つつ、航空(フライト)談義に花を咲かせていた。 ほのかはビジネスジェットを操る現役機長(キャプテン)なので、聞かされる内容はどれもリアルで生々しいものばかりだ。
「でもほのかさん。いくら数年前の話とは言え、今の時代は各空港にドップラーレーダーが設置されてるからダウンバーストに遭遇する危険性が限りなくゼロに近いんじゃ無かったっけ? 積乱雲が急発達し目視や空港のレーダーに映れば曇が過ぎるまで離発着を一時中断するだろうし」
応える宏も航空ファンとしてそれなりの知識を有しているので、人妻機長と対等に会話が出来ていた。 そんな博学(?)で四歳下の夫にほのかは終始破顔し、目尻が大きく下がっている。
「あはは! 飛行訓練(フライトトレーニング)する空港にそこまでの設備は無いよ。にしても、ドップラーレーダーなんて好く知ってるな。流石、飛行機好きなだけはあるな。どこで仕入れた知識だ?」
「そんなの、新聞や航空趣味誌に幾らでも載ってるよ。第一、航空ファンなら知らない訳、無いし」
「それもそうか。うふふ♪ 家にいても専門的(コア)な会話が出来てオレは嬉しいぜ♪ そんじゃ、これは知ってるか? ディスパッチャーが出発前に行なう業務内容についてだな――」
「ムフフ♪ ほのかさんは航空マニアの知識を侮ってるみたいだね~。そんなの簡単さ。気象衛星からの赤外線画像と天気図読んで飛行ルート選んでダイバード先決めて燃料計算して――」
もっとも、洗い場に敷いたエアマットの上に裸で乳繰り合っていれば(スポンジは使わず手や素肌に垂らしたボディーソープで洗い合うのだ)、自ずと愛撫へと変化するのは常だった。 現に、胡座を掻いた宏の背中に膝立ちで密着し胸板を弄(まさぐ)っていたほのかの両手が徐々に下がり、股間でそそり勃つ肉棒へ指がそっと回される。
「あぁ……宏のペニス、もうこんなに反り返ってる♥ 相変わらず凄いな。まるで灼けた鉄棒握ってるみたいだぜ♪」
「そりゃそうさ。ほのかさん、さっきから背中に尖った乳首、焦らすようにちょっとずつ擦り付けてくるんだもん。腰には無毛の恥丘を押し付けても来るし、興奮しない方がおかしいって」
背後に陣取るほのかの右手は反り返る肉槍を緩やかに扱き、左手は陰嚢を優しく包み込むよう指を蠢かせ始めていた。 しかも先程から顎を夫の肩に載せ、時々耳たぶを甘噛みしつつ八十三センチの双丘を背中に擦り続けてもいる。 宏は頬に熱い吐息が何度も掛かり、それが徐々に荒く、早くなってゆくのが判った。
「ほのかさんも昂ぶって来てるみたいだね。どれどれ?」
当然、宏も愛撫の返礼とばかり右手を背後に回し、美人妻の太腿に指を這わせる。
「ホラ、ほのかさんだってすっかり蕩けてる。俺の指が内腿の滑(ぬめ)りを辿ってくとクチュリと割れ目に潜り込んでくし、クリだってプックリ膨れて硬く尖ってコリコリしてる♪」
宏は右の人差し指と薬指で花弁を何度もなぞり、同時に、姫割れに宛がった中指の根本で紅真珠を押し回し、指先で愛液の湖と化した媚粘膜を上下に撫で擦る。
「はぅんっ♥ そ、そんな音を立てて掻き回すなぁ! それに……く、クリは弄るなぁ! あっという間にイっちゃうからダメだって! もっと……オレが宏を気持ち好くさせたいんだからっ……あぁ! ラヴィア摘まんで引っ張るなぁ!」
「とか言いつつ、俺の指に股間を押し付けているのはほのかさん自身だよ? 膣(なか)だってホラ、こんなに熱くなってほぐれてるし」
続けて宏は人差し指と中指の腹で愛液駄々漏れの膣口をまさぐり、湧き出る愛液を指にたっぷり塗すとそのまま蕩けた蜜壷へニュルリと潜り込ませた。
「はぅっ♥ ひ、宏の指が……オレのプッシー、弄ってる! オレのヴァギナ、中から掻き回してるっ!」
竿を握る手に力が籠もり、背中に掛かる圧力が増して二つの突起がより硬くなるのが判った。
「ほのかさん、かなり興奮してるね。オッパイの先端が凄いコトになってるよ?」
「ひ、宏だって、バッキバキにエレクトさせてっ……カリ首なんて断崖絶壁みたく開いてるじゃねぇか」
「だってほのかさんの手コキ、気持ち好いんだもん。いつまでもこうしていたい位だよ♪ あっ、そこ、感じるっ!」
僅かながらの抵抗(?)なのだろう、夫の股間を弄るほのかの両手が呼吸に合わせて慌ただしく動き、宏自身も股間と背中からの著しい快電流に息を弾ませる。
「ほのかさんの指先が亀頭とカリ首を何度も擦るから堪らん! しかも思い出したように鈴口をグリグリ弄るから……下手したら暴発しちゃうよ」
「ムフフ、いつでも射精(だ)して好いぜ♪ 何度でも受け止めてやるかさら♥ ホラ、特にこの亀頭裏の裏筋の部分、こうして裏筋を辿りながら擦り上げると堪らんだろ? 宏の息が荒くなって来たぜ♪」
宏の言葉に感化されたのか、ほのかの台詞がねっとりと熱を帯び、指先が夫の弱点を執拗に攻め始めた。 しかし男(夫)として妻より先に、しかも呆気無く果てる訳にはいかない。 宏は膣内(なか)に潜らせた二本の指を蠢かせながら、こちらもピンポイント攻撃を仕掛けた。
「ほのかさんだって熱く滑(ぬめ)って受け入れ準備がすっかり整ってるじゃん。指を挿れただけなのに凄い締め付けだよ? それにホラ、ここ♪ 膣壁の天井部分のコリッと膨れた部分を擦ると――」
「ひっ!? そ、そこは……ら、らめぇ! 感じ過ぎて……い、イクゥッ!!」
二~三回軽く擦っただけで金髪碧眼美女は全身を小さく震わせ、呆気無い程にアクメを極めてしまった。 もっとも、ほのかがイッた瞬間に竿を強く握られはしたが、急所である睾丸だけは咄嗟に手を離してくれたので、まだ理性を保てるだけの軽いアクメだったようだ。 その証拠に、ほのかはしっかりとした口調で睨んで来た(でも涙目だった)。
「ひ、宏のバカァ~。指の根本でクリ潰しながらGスポット抉れば、あっという間にイッちまうだろ~。オマケにアヌスやその周辺まで撫で回しやがって、そんな三点攻撃喰らったら女は堪らんぞ」
夫の背中にきつく縋り付いたまま赤ら顔で口を尖らせる可愛らしい妻に、宏は莞爾と笑う。
「だって全身を紅(あか)く染めて身悶えるほのかさん、メチャ可愛いんだもーん。そんな妻の艶姿、いつだって見たいもーん♪」
「『もーん♪』、じゃねぇよ! くっそ~、このまま犯(や)られっ放しで済むと思うなよな。歳上妻の威厳を見せてやる♥」
そう言うや否や、ほのかは宏をマットの上に仰向けに倒すと速攻で腰に跨って来た。 しかもご丁寧な事に、そそり勃つ肉槍を己の秘裂で押さえ込む素股の形で、だ。
「今度はオレがこうして……焦らして焦らして悶え苦しめてやるから覚悟しろよな!」
鼻息も荒く、切れ長の碧眼を妖しく光らせたほのかが腰を前後に、ゆっくりと揺すり始めた。 同時に、柔らかな――でも弾力のある双丘の頂にそびえる硬く尖った蕾を夫の乳首に重ねるようゆっくりと上体を倒し、覆い被さっても来た。 宏も両手をほのかの背中に回して迎え入れ、やがて二人の鼻先が触れ合わんばかりにまで最接近する。
「ほのかさん♥ 愛してるよ♥ 俺の愛しいほのかさん♥ 大好きだよ♥」
「宏ぃ♥ オレも愛してる♥ オレの捧げる愛は宏だけだ。しかも永遠不滅だからな♥」
相手の瞳に自分を映しながら愛を囁き、自動的に二人の唇が優しく重なる。 互いの唇を何度もついばみ、満足するまで舌先だけのダンスを奏で、互いに口腔を貪り唾液を吸い合っているうちに、宏のボルテージもより高まって来る。 何しろ、愛する妻とディープキスを交わしながらフェチの最右翼である無毛の秘裂で素股されているのだから。
「うぅ……ほのかさんの熱く蕩けたパイパンマンコが俺のチンポ挟んで……すっごく気持ち好くてイッちゃいそうだよ」
はち切れんばかりに勃起肉は膨らみ、先端からは自分でも判る程にガマン汁を垂れ流していた。 否、半分はほのかからの愛液だろう、股間からはひっきりなしに粘着質な水音が聞こえて来る。 それもその筈、パックリ開いた陰唇に挟まれた肉棒に、膣口から噴き出す愛液が直に塗り込まれていたのだ。 宏の下腹部はボディーソープが全て流れ落ちる程に、愛液とガマン汁塗れになっていた。
「ふふ♪ 宏のビッグペニス、もう我慢ならないみたいだな。ピクピク蠢いてるぜ♥」
キスを解いたほのかが蕩けたように言い、じっと瞳の奥を見つめて来る。 その瞳の奥に、情欲の炎がチラチラと燻っているのが宏には見て取れた。 それは取りも直さず、ほのか自身が我慢ならない証拠だ。 現に、何度もキスを交わし、宏の両手がほのかの背中や尻を何往復も撫でさすっている内に、緩やかだった素股はいつしか激しい動きに変わっていたのだから。
「ほのかさんだって腰振りながら愛液振り捲いてたじゃん。お陰で俺の下半身、愛液でビショ濡れだよ」
「し、仕方無いだろ! 宏の手がオレの身体を這う度に性電気が流れて乳首に溜まるし、熱くて硬くて太くて長いのをオレのプッシーで擦ってたら……子宮にザーメン欲しくなって当然だろ!」
何故か怒ったように口を尖らせる妻に、宏は優しく微笑んで応えた。
「俺も、今すぐほのかさんが欲しい。早くひとつに繋がりたい。だからこのまま挿れるよ♥」
「宏ぃ♥ オレも今すぐ宏のペニスが欲しい。オレの膣内(なか)で宏をいっぱい、感じたい♥」
頷いた宏は両手をほのかの腰に宛がい、そのまま肉槍の先端に膣口が重なるよう誘導する。
「ホラ、俺の先端がほのかさんの入口を捉えたよ♪ こうすれば……判るかな?」
「あぁ! ペニスの先っちょだけでヌポヌポ出し入れするなぁ! 焦れったくて……もどかしいだろ! そんなん繰り返されたら……狂っちまうっ!」
「ごめんごめん。それじゃ、ちゃんと挿れるね♥」
「うん♥ 来て♥ ちゃんと……膣奥(おく)まで挿れろよな♥」
宏は愛する妻の、至極の宝石と見紛うばかりに煌めく碧眼を見つめつつ、腰を進めた。 すると、パンパンに張り詰めた亀頭が熱く蕩けた膣肉に包み込まれ、そして掻き分ける感触とは別に、竿が独りでに奥へ奥へと吸い込まれてゆく感覚に囚われた。 どうやら、ほのか自身も知らない内にかなり昂ぶっていたらしく、膣壁が貪欲に纏わり付いて来るのだ。
「あぁ……宏が挿(はい)って来る! 熱くて太いのが……オレの膣内(なか)にッ……嬉しいぜ♥」
「く~~~、ほのかさんの膣内(なか)、ギュッて締め付けて来るよ! そんなに欲しかったの?」
「あ、当たり前だろ! 宏が欲しく無い妻なんて……この屋敷にはひとりとしていない……はぅんっ♥ あぁああっ♥」
最大限にまで膨らんだ亀頭の先端が膣奥のコリッとした部分に達したのだ。
「ほのかさん、今、軽くイッたでしょ。肩と内腿がブルって震えて、一瞬、固まったよ?」
「う、うるさい! イッてなんか無い……あぁあ! 奥を突いたまま更に押し込むなぁ! 子宮に……子宮に亀頭が潜り込んじまう……あぁああああああっ!」
イッたにも係わらず意地を張る妻の艶姿に、宏は辛抱堪らんとばかり深々と挿したまま腰をぐりんと回転させたのだ。 当然、膣奥に行き当たった亀頭がそれなりの力を持って子宮口を擦り上げる結果となり、ほのかは騎乗位で繋がったまま全身を激しく震わせた。
「ま……またイッた……イクのが……収まらない……ひぎぃっ! だ、ダメェ! 今、抽挿されたら……イクのが止まらない……あぁ! 乳首、摘んじゃラメェ! イグ! イグイグッ! イッ!!」
息を詰まらせ、宏の腰の上で上体を仰け反らせるほのか。 宏は腰を何度も突き上げ、その都度、両手でゆさゆさ揺れるCカップバストを揉みしだきつつ先端の尖った蕾をこよりを作るよう何度も捻っていたのだ。
「ひ、宏ぃ、お、お願いだから宏も一緒にイってぇ! 膣内(なか)に……膣内(なか)に熱いザーメンたっぷり注いでぇっ!」
妖艶に身悶える金髪碧眼妻のリクエストに、応えない宏では無かった。 白く透き通るような肌は火照っているのかすっかり薄ピンクに染まり、浴室の間接照明に照らされた肢体は汗と湯気で妖しく濡れ光ってもいる。 そんなハーフ美女の柔肌と膣肉を堪能しつつ、宏もラストスパートを掛ける。
「ほのかさん、俺もイクよ! 一緒にイこうっ!」
腰に妻を乗せたまま、宏は腰の回転数を更に上げる。 腰を突き上げ、落ちてくる妻の膣奥(おく)目掛けて鉄槍と化した勃起肉を勢い好く、何度も突き刺してゆく。
「はぅっ! ひゃんっ! ひぐぅっ! は、激しいっ……もっ……もっと優しく……あぁあああっ!」
「くぅ~♪ 俺のチンポがほのさかんのパイパンマンコに何度も出入りしてるのが丸見えで堪らん♪ ほのかさんの膣内(なか)も気持ち好いから、もっともっと味わっていたいよ! ほのかさんのマンコ、最高~♪」
宏は単純なピストン運動だけではなく、上下左右の膣壁を抉(えぐ)る動きや子宮口を擦る回転運動も交えての抽挿を繰り返す。 そんな、弱点を突く腰使いをされた妻はひとたまりも無い。 波打つ金髪を激しく振り乱し、口の端からは涎をも垂らしていた。
「お……オレはもう何度もイッてるからッ! 早く……早く膣内(なか)に射精(だ)してくれぇ! こ、このままじゃ……オレが壊れっちまうっ!」
身を貫く程の激しい突き上げに、涙目になったほのかが息も絶え絶えに懇願して来る。 しかし、ほのかの膣肉は宏の肉棒を金輪際離さないとばかり、きつく締め上げてもいた。 それは愛する男の精を求める正直な反応に他ならない。
「だ、大丈夫! ほのかさんの膣内(なか)がキュンキュン締まって……俺も長く持たないからっ!」
――ハァハァハァ、ニチャッ、ネチャッ、パンパンパンッ――
風呂場は二人の荒い呼吸音と粘着質な水音、そして肌と肌がぶつかる音だけが大きく響いてゆく。
「あぁああっ! ま、またイクッ! イッてるッ! アクメが止まらないっ!!」
「ほ、ほのかさん! 俺もそろそろ出すよ! 膣内(なか)にたっぷり出すからねっ!」
宏はほのかのバストから手を離し、そのまま上体を抱き寄せた。 そして唇を重ねたまま、最後の突き上げを喰らわせた。
「っ!! ~~~~~~~~~ッ!!」
唇を塞がれ、声に出せないほのかの絶頂アクメ声が宏の口から鼻に抜けてゆく。 同時に、宏は鈴口を子宮口に宛がったまま、溜めに溜めた白濁液を勢い好く噴射する。
(ほのかさん、受け取って!)
「~~~~~~~♥」
宏の灼けた白濁液が子宮口に激突した瞬間、ほのかの両手の爪が宏の肩にツプリと突き刺さる。 息を詰めたほのかは全身を真っ赤に染めてきつく縋り付き、小さな痙攣を繰り返す。 きつく閉じられた瞳と長い睫毛は打ち震え、不規則で荒い呼吸が宏の頬を何度も撫でてゆく。 膣肉はこれ以上無い位にペニスを締め上げ、子宮は注がれる精液を歓んで呑み干しているかのように吸い上げてもいる。
(ほ、ほのかさん! まだ出る! 射精が終わらないっ! 快感の波が……収まらない!)
まるで両手で扱かれているかのような膣肉に、宏は唇を重ねたまま大量のマグマを何度も噴き上げてゆく。 射精に合わせて腰を打ち付け、盛大に種蒔きする宏。 片や、胎内に熱い白濁液を注がれる度に全身を震わせ、掴んだ夫の肩に爪を何度も食い込ませるほのか。
「……………………」
「……………………」
熱い口付けを交わしたまま無言の刻(とき)が暫し過ぎ、興奮の度合いを示す荒い鼻息がようやく収まった(ほのかが脱力しそのまま失神した)、その時。
「宏先輩とほのかさんのラブラブエッチ、見てるだけでお腹一杯になっちゃった……」
「宏さんの夫婦和合シーンは何度見ても情熱的で……見てるだけでイッちゃいました」
それまで浴槽に浸かって二人の会話と乳繰り愛(?)を大人しく眺めていた飛鳥と美優樹の姉妹がゆっくりと、しかし切れ長の瞳を妖しく光らせ上がって来た。
「さて、今度は私等の番ですね、宏先輩♥」
「今度は美優樹の膣内(なか)に宏さんの熱い想いをたっぷり注いで下さいね♥」
栗色のツインテールを背中に貼り付かせ、鏡で映したかのように同じ容姿をした二人がエアマットで今尚横たわる宏とほのかに迫る。 しかも、二人共身長が百八十センチなので仰向けになった顔の横に立たれると威圧感(?)が半端無い。
「えっと……少し休憩させて貰えると嬉しいかな、なんて思う――」
「却下します! 私だってあんな濃厚なエッチシーン見せ付けられて我慢出来ません!」
「宏さん、一緒に入浴した時点でこうなる事は予見出来た筈です。諦めて美優樹達も抱いて下さい♥」
夫の言葉を遮り、無毛の股間を突き出しお湯とは違う白く濁った粘着質な液体が膝まで垂れているのをこれ見よがしにアピールする飛鳥と美優樹。 そんな九頭身姉妹の一糸纏わぬ艶姿に、宏の瞳に淫靡な光が再び灯る。
「判った。俺も男だ! 二人にもたっぷり射精する(だす)からねっ!」
「きゃ~~~っ♥ 宏先輩に犯される~~~~♥」
「きゃ~~~っ♥ 宏さんに陵辱される~~~♥」
言葉とは裏腹に、嬉々としてエアマットにM字で仰向けになる美優樹と、そこに覆い被さる姉の飛鳥。 丁度、無毛の股間が上下に並び、鶯の谷渡りを楽しむ絶好の体位なのだ。
「うわ、本気汁が駄々漏れしてる♪ ゴメンね、今迄放置しちゃって。今、た~ぷりと可愛がってあげるからね♥」
宏は結合中の膣から勃起肉をゆっくりと引き抜き、失神したままのほのかをそっと脇に寝かせる。 そして姉妹の足下に陣取った所で、今尚天を衝く先端から射精の名残が一滴(ひとしずく)、タラリとツインテール姉妹の重なった縦筋に垂れ落ちた。 二人の淫裂はすっかりと中の媚粘膜を晒し、本気汁を噴き出す膣口の在処すら遠目で判る程に蕩けていた。
「それじゃ、挿れるよ♥」
「「はいっ♥」」
期待の高さなのか、綺麗にハモるツインテール姉妹。 二人共、熱視線の先はそそり勃つ肉棒にロックされている。 そんな姉妹の期待に応えるべく宏が肉槍を構え、ポッカリ開いた秘孔に宛がおうとした、正にその時。
「ちょっと宏! いつまでお風呂入ってんのっ! ご飯が冷めちゃうでしょ! みんなお腹空かせて待ってんだから、さっさと上がって! 夕食前のお風呂場エッチは禁止! って何度も言ってるでしょっ!」
「ほのかさん……は昇天したままですのでお仕置きは後程するとして、飛鳥と美優樹、そして宏さん? 人様の食事を待たせたまま、一体ナニをしているのかしら? 事と次第によっては……判っていますね?」
「「「ひっ!? ひぇえ~~~っ! ご、ごめんなさい~~~! すっかり忘れてました~~~!」」」
目を三角にし額に角を生やした千恵と瞳に剣呑な光を宿した多恵子の乱入により、宏のイチモツは風船の空気が抜けるが如くみるみる萎み、姉妹は抱き合ったまま恐怖で震えるのだった――。
☆ ☆ ☆
その翌日。
「宏ぃ。時間のある時で好いからこれ、やってみてくれるか?」
リビングでくつろぐ宏が妻のほのかからそう声を掛けられ、一枚の紙を渡されたのは早々に入浴を済ませ(昨夜の一件が後を引いていた)、夕食も終わった一家団欒の最中だった。
「ほのかさん? 何、これ? ……ふむ、……ふむ、……成る程、一般常識や、ちょっとした雑学、そしてそれらの応用力を試すものだね。強いて教科で言えば基本的な国語と……簡単な英文和訳、そして……基礎的な数学と物理、だね。で、どうしたの、コレ? 全問とも記述式の回答だし、何かのテスト問題みたいだけど」
両面に印刷されたA3サイズの用紙から首を傾げながらハーフの美人妻を見ると、腰まで届く波打つ金髪を背中に払ったほのかは切れ長の碧眼を細めて小さく笑い、ソファーに腰掛けながら事の顛末を聞かせてくれた。
「察しが好いな♪ 実は、羽田にある、オレんトコの事務所の二階から一束出て来たんだ。書庫整理してた副所長が棚の奥から見付けてさ、どうやら昔、社内選考だか何だかで使ってたモノらしいんだ」
ここでほのかの視線がお屋敷のご当主から飛鳥と美優樹の姉妹、そして千恵と若菜の双子姉妹、最後にひとつ後輩の真奈美へと向けられる。 今年二十五歳の真奈美はほのかと同じ大学(がっこう)に通っていたサークル仲間なのだ。
「で、よくよく見るとただ捨てるには勿体無い出来だし、宏や現役女子大生、そして主婦組がどの位の時間でどの程度解けるのかと思って何枚か貰って来たんだ。まぁ、現役機長(キャプテン)としての単純な好奇心だから、頭の体操だと思って気楽にやってみてくれよ♪」
そう言いつつ、ほのかがガラステーブルに用紙を置くと、真っ先に手を伸ばしたのは意外にも十七歳にして姉と同じ総合女子大に籍を置く美優樹だった。
「就職氷河期真っ直中にいるお姉ちゃん世代にとって、これは喉から手が出る程に貴重なお宝だわ! これを入社試験だと想定してやってみて! 傾向と対策を練る好いチャンスだから!」
息巻く妹を余所に、手渡されたテスト用紙をさっと眺めた飛鳥は瞳を眇め、小さく首を傾げながら応えた。
「入社試験……って、何年先の話よ。それに、これは宏先輩の言う通り、一般的な雑学問題が殆どじゃない。ナニよ、この、『時計の長針と短針は一日で何回、九十度に交わるのか答えよ』とか『五リットルと三リットルの容器を使って四リットル量る方法を述べよ』って。こんなの本屋で売ってる入社試験の問題集とは大違いだし、傾向と対策も無いでしょ。ま、暇潰しにはなりそうだけど~」
この秋に大学二年になった工学部所属の美優樹は厳しい就職戦線の片鱗を体験出来ると盛んに三歳上の姉に薦めるが、同じく大学二年に進級したばかりで文学部の飛鳥にとって就活は来年以降の話だし、テスト用紙を指先で摘まんでヒラヒラさせているので余り興味を引く中身でも無いらしい。
「あたいは……学力全般は今でも苦手だわ。でも一般常識と雑学なら自信あるわよ!」
「私は英語はともかく~、国語と物理、雑学はお茶の子さいさいだよ~♪ 何たって現役の主婦だし~♪」
「私も物理は苦手だったわ。でも、雑学って点数計れるのかしら? うふふ♪ ちょっと楽しみだわ」
女子大生コンビに続いて主婦組の千恵と若菜、真奈美が瞳を輝かせて手を伸ばす。 この三人は自分の雑学がどの程度のレベルなのか興味津々らしい。
「あははははっ! 美優樹ちゃん、そんな堅苦しく捉えなくて好いから。飛鳥ちゃんも、ちょっとしたパズルゲームだと思ってやってみてくれよ♪」
何たってウチの会社が作ったバッタモンだしな、と大笑いするほのかに、これまた何ともノンビリとした声が続いた。
「ウチもやってみて好いかしら? 現役国語教師として企業内の試験問題がどんなモノか興味あるし♪」
私立の女子高で教壇に立つ夏穂だ。 片手に缶ビールを持ったままテスト用紙を引き寄せ、どれどれと言いつつ鼻歌交じりに視線を走らせている。
「……ボクは今、それどころでは無い。ヒロクンの金庫番として責務を全う中。巧く行ったら数千万円の儲けが出る」
片や、晶の双子の妹、優は夕食もそこそこにリビングの片隅でネットに繋いだノートパソコンに目を凝らしている。 何でも今現在(ヨーロッパではお昼頃の時間なのだ)、ユーロの値段が乱高下しているので目が離せない状況なのだとか。
「テスト、ですか。懐かしい響きですわ。でも、わたくしにはもう縁の無い話ですわね。それでは、みなさんにお茶を淹れ直しましょうか。ま、危機感を持たない飛鳥は放っておけば好いでしょう。後で泣くのは本人ですし♪」
終始笑顔の多恵子は飛鳥を辛辣に扱き下ろしながら席を立ち、台所に向かう。 屋敷では最も小柄な体格ながら、アップに纏めた黒髪とうなじのほつれ毛が艶っぽい最年長妻だ。 同時に、三十二歳になる夏穂の六歳上の姉であり、飛鳥と美優樹の母でもある。
「みんな楽しそうだね。判った。俺もやってみるよ。残業で帰宅が遅くなる晶姉を待ってる間の時間潰しにもなるし」
「サンキュー♪ そうして貰えると助かるぜ。因みに制限時間は六十分だ。……あ、そうそう。各自、出来れば設問毎に答えを出すまでの所要時間を記して貰えるかな。参考までに昔のデータと比較したいんだ」
「了~解。そんじゃ、好い機会だし、希望者だけでも好いからやってみようか♪」
宏は鉛筆片手に(千恵が気を利かせてみんなに配ってくれた)、早速、問題を解き始めた――。
(つづく)
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